「努力は裏切らんっちゅうて軽々しゅういうけんど、補足しちゃる必要があるがよ。正しい場所で、正しい方向で、十分な量なされた努力は裏切らん、ぜよ。」(林 修)
「いつやるか?今でしょ!」で有名な、東進ハイスクール「現代文」担当の予備校講師でありタレントの、林 修(1965〜)さんの言の葉ながやき。
さすがは人気予備校講師の言の葉で、思いっきり実感がこもっちゅうがよ。
受験についてもそうやろうけんど、ビジネスにおいてやち、おんなじことながやき。
メチャメチャ頑張って努力しゆうに、どういてかしらん、数字がついて来んとか、結果を出すことができんとかっちゅう人が、結構おるもんながよ。
そういう人は、ただ脇目も振らんとガムシャラに頑張るっちゅうタイプの、真面目な人が多いきに、まっこともったいないことながやき。
ガムシャラに頑張るその前に、まずはその頑張る場所は正しいかどうか、しっかり精査する必要があるがよ。
主婦向けの商品を若者が集まる店でプロモーションかけたち、ナンボ頑張ったちあんまりえい結果は出んっちゅうことながやき。
当たり前に思うかもしれんけんど、意外に似たようなことをやってしまいがちながよ。
次に、その頑張る方向は正しいかどうか、しっかり精査する必要があるがやき。
国内線の航空券を購入しちょいて、アメリカに行こうとするらあてこたぁ、普通はあり得んろうがよ。
けんどビジネスにおいちゃあ、意外にこれに似たようなことをやってしまいがちながやき。
これまでと何ちゃあ変わらん、同じやり方で仕事をしもって、これまでと違う結果を求める人が少のうないけんど、まさにそういう人のことながよ。
最後は、その頑張る量が十分かどうか、ながやき。
どこまでが十分な量かは、なかなか見極めるがは難しいがやけんど、あえて表現するとしたら、普通の人がやることの倍の量の、さらに1.2倍っちゅうようなあたりやと、ワシゃあ思うちゅうがよ。
とにかく、場所を精査して、方向を精査して、十分な量をなすことができりゃあ、その努力は裏切るこたぁないっちゅうことながぜよ。