「失敗して、前に進めん人にゃあ2種類あるがよ。考えたけんど実践せんかった人と、実践したけんど考えんかった人ぜよ。」(ローレンス・ピーター)
出世した人が無能になるっちゅう「ピーターの法則」で有名な、カナダ生まれのアメリカの教育学者であり、コンサルタント・大学教授の、ローレンス・ピーター(1919〜1990)さんの言の葉ながやき。
つまり、失敗にゃあ2つあるっちゅうことながよ。
まず1つめは、考えるだっけで何ちゃあ実践せん場合ながやき。
こりゃあ、具体的な目に見えるような失敗は何ちゃあないように見えるけんど、実践を何ひとつしてないっちゅう、大きな大きな失敗を犯しちゅうっちゅうことながよ。
次に2つめは、実践はしゆうけんど、何ちゃあ考えてない場合ながやき。
こりゃあ、確かに実践はしゆうけんど、何ちゃあ考えんまんまの実践らあて、行き先も知らんと旅に出るようなもんで、目的地に到着することらあてあり得んき、当然失敗するっちゅうことながよ。
前に進みたけりゃあ、成功したけりゃあ、綿密に考えて実践にうつすことを、繰り返すしかないっちゅうことながやき。
たとえば、おまさんが売りたいもんがあるやったとしたら、お客さんの声なき声、「どうして、ワシが今、おまさんから、その商品を買わんといかんが?」っちゅう質問に対する答えを、考えに考え抜いた上で、お客さんが心動かされて動機づけされるような実践を、打ち出さにゃあいかんっちゅうことながぜよ。