新型コロナウイルスの感染拡大が収まらんと、高知県も緊急事態宣言の一歩手前っちゅう状況で、外出自粛により飲食業界や酒類業界は大打撃となっちゅうがやき。
司牡丹酒造も、2月後半ばあから売上に影響が出始め、3月の酒の会やイベントらあは大半が延期か中止となり、輸出についてもキャンセルが相次ぎ、3月の全体の売上は前年の3割減となったがよ。
4月に入ってからは、酒の会やイベントや試飲商談会らあの全てが延期か中止となり、さらに1都6府県に緊急事態宣言が出されてからは、各地のお取引先の飲食店さんらあが次々と休業し、さらにさらに居酒屋チェーンさんや百貨店さんらあから相次いで1ヶ月間の休業の連絡があり、定番商品や予約商品らあがキャンセルだらけとなっちゅうき、売上はさらに落ち込みそうながやき。
これから出荷っちゅう夏の生酒関係らあも、キャンセルだらけながよ。
現状はそんな感じながやけんど、ピンチを言い訳にして何の手も打たんらあてことが大嫌いなもんやき、このコロナピンチをチャンスに変えろうと、実は2月末からオンライン酒場「酔うちゅう部」開設の準備を始めちょったがやき。
さらに、3月20日のFacebookとブログじゃあ、日本酒を含む発酵食品の免疫力アップ効果と、オンライン家呑みのススメの記事をアップし、1300を超える「いいね!」と880もの「シェア」をしていただき、なかなかの反響をいただいたがよ!
さらに3月は、オンライン酒場「酔うちゅう部」に関して、土佐酒アドバイザーアソシエーションの皆さんとのミーティングを重ね、高知県酒造組合で臨時総会を開催して初期費用捻出を決定し、報道用資料作成とマスコミへの送信、取材対応、デモ実演・・・っちゅう具合に、とにかく「酔うちゅう部」に全力で打ち込んじょったがやき。
ほんで満を持して、4月7日にオンライン酒場「酔うちゅう部」のスタート!・・・と、なるはずやったに、システム不具合のためスタートが延期となってしもうたがよ。
こぢゃんと期待してくださっちょった皆さん、報道してくださったマスコミの皆さん、まっこと申し訳ございません!
「酔うちゅう部」制作にかかりっきりやったエンジニアさんに、かなり無理をいうて急がせてしもうて、体調を崩さいてしもうてこうなってしもうたがやき、こりゃあワシの責任ながやき。
一気に腰くだけになって、しばらく落ち込んでしもうたがよ。
いまは、一刻も早うにエンジニアさんに回復していただき、ちびっとでも早うに「酔うちゅう部」が不具合も直り、完成することを祈るのみながやき。
そんな状況の中で、気づいたことがあったがよ。
ワシゃあこれまで、新型コロナウイルスを敵とみなし、これと闘おうとか、これを恨んだりしよったがやけんど、そりゃあ違うちょったっちゅうことながやき。
どういう意味かっちゅうたら、人間の潜在意識においちゃあ、「主語が抜け落ちる」っちゅう性質があるっちゅうことながよ。
すなわち、ワシらあが誰かや何かを非難したり否定したりする言葉を、強う、感情的に語りゃあ語るばあ、ワシらあの潜在意識の世界じゃあ、その「主語」が抜け落ち、「述語」が自分に返ってくる、「述語」とおんなじような状況を自分に引き寄せてしまうっちゅうことながやき。
たとえその相手が、人間やのうて、コロナウイルスやったとしたち、「主語」が抜け落ちるがやき、おんなじことながよ。
つまり、コロナに対して恨みつらみの言葉を語りゃあ語るばあ、それがそのまんま自分に戻ってくるっちゅうことになるがやき。
新型コロナ感染拡大以降、SNS上じゃあ、ネガティブな言葉や非難の言葉や否定の言葉が蔓延しまくっちゅうけんど、この「潜在意識じゃあ主語が抜け落ちる」っちゅうことに、みんなあそろそろ気づかにゃあいかんっちゅうことながよ。
ワシゃあもうこれからは、たとえコロナウイルスに対してやち、ネガティブな言葉は使わんと決めたがやき。
そのかわり、いまやれることを全身全霊をかけてやり尽くすのみながよ!
まずは粛々と淡々と、オンライン酒場「酔うちゅう部」の準備を進めること。
そのためにゃあ、自身の遠隔リテラシーを高めちょくことも必要ながやき。
次に、この機会に、たまりにたまっちょった、読みとうて購入しちょった書籍らあを読みまくり、インプットを増やしちょくこと。
さらに、この機会に、これまでいつか書きたいと思いもって書けてなかった、ネタらあについての原稿を書きまくり、アウトプットも増やしちょくこと。
幸か不幸か、あらゆる仕事が延期か中止だらけやき、時間はたっぷりあるがよ。
このインプットとアウトプットは、コロナが去った後の、反転攻勢の準備でもあるがやき。
特に、この長期にわたるコロナ自粛のマイナス分を埋めるにゃあ、これまで以上に日本酒に対してライトユーザーを呼び込むことしかないがよ!
ライトユーザーに向けて、日本酒を利用しとうなるような原稿、まだ日本酒の素晴らしさにまったく目覚めちゃあせん人らあに、日本酒の素晴らしさを伝え、彼らが悦んで日本酒を買いとうなるような、そんな原稿を粛々と淡々と、いま書かいていただきゆうがやき。
次世代にも無くちゃあならん、必要とされる存在に、日本酒がなれるかどうか・・・いま、それが問われゆうがぜよ!
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司牡丹酒造株式会社