「失うたもんを数えちゃあいかん、残されたもんを最大限活かさにゃあ。」(ルートヴィヒ・グットマン)
ドイツ出身のユダヤ系神経学者で、「パラリンピックの父」と称されるパラリンピックの創始者、ルートヴィヒ・グットマン(1899〜1980)さんの言の葉ながやき。
もし障害者の方が、みんなあで失うたものを数えよったとしたら、この世にパラリンピックは存在してなかったはずながよ。
失うたもんのことらあ数えるがをやめて、残されたもんを最大限に活かすことに全力を注いでこそ、パラリンピック選手は誕生するがやき。
ほんで、実はそりゃあ障害者の方に限った話やのうて、誰やちおんなじことながよ。
この世に、何もかんも全てを持っちゅう人間らあておらんがやき。
人間誰やち、何かが欠けちょったり、何かが足りざったり、何かを失うちょったりするもんながよ。
その点についちゃあみんなあおんなじながやけんど、その欠けちゅう部分ばっかりに目を向けてネガティブ思考で生きるか、残されちゅう部分を最大限に活かすことを考えるポジティブ思考で生きるかで、大きな差がつくっちゅうんが人間やっちゅうことながぜよ。