2020年05月15日

今、読むべき壇直仕祇萓犬凌郡「マーケティング・ジャーニー」ぜよ!

 今回は、超お薦めのまさに今読んじょくべき、日本のトップマーケッター壇直仕祇萓犬凌郡、「マーケティング・ジャーニー」〜変容する世界で稼ぎ続ける羅針盤〜(壇直仕 著 日本経済新聞出版本部 2020年4月8日発行 1600円+税)をご紹介さいていただきますぜよ。
写真1 マーケティング・ジャーニー
















 「日経MJ」の人気連載「未来にモテるマーケティング」に大幅加筆して誕生した本書は、オビに書かれちゅう通り、「新時代のビジネスモデルの構築法」であり、「トップ・マーケッター20年・2万人検証の集大成」であり、裏面オビにある通り「壇直仕気遼楜ぁλ棆察λ楹福」の書籍ながやき。
写真2 マーケティング・ジャーニー 裏表紙
 まず著者は、「本書は、すべての人を、優れたマーケッターになるよう、駆り立てる本」やっちゅうがよ。


 そりゃあ、この時代の変わり目において、マーケッターはきわめて価値ある職業やからやっちゅうがやき。


 シンプルにいやあ、専門領域で経験を重ね、マーケティング力を身につけていきゃあ、鬼に金棒やっちゅうがよ。


 さらに、マーケティングの実践を積み重ねりゃあ、優れたリーダーが多数生まれるっちゅうがやき。


 人は、マーケティングを実践しもって、事業を成長させもって、同時に社会的な存在へとなっていくがじゃっちゅうがぜよ。


 さらに壇沈萓犬蓮現代の中高生らあは、知らず知らずのうちに、企業が必要とするマーケティング力を身につけちゅうっちゅうがよ。


 動画を作うてYouTubeに投稿したり、メリカリで売り買いしたり・・・遊びもって、企業が成長を加速するために必要なデジタルマーケティングの基礎力を身につける環境が、自然に生まれちゅうがが、ワシらあが生きちゅう時代やっちゅうがやき。


 ほんで、多くの大人らあは合言葉のように「先が見えん時代」やっちゅうけんど、それにゃあ嘘があるっちゅうがよ。


 AI革命、グローバル経済や高齢化社会が本格化するがは、みんなあわかっちゅうがやき。


 しかも、その変化に合わせて、子供らあは、すでに遊びもって、未来に活躍する準備を始めちゅうがよ。


 今、見えんがは、未来の社会やのうて、社会が変わっていくがに合わせて、自分はどう変わっていきゃあえいがか・・・変容の道筋(トランスフォーメーション・プロセス)が見えんっちゅうことながやき。


 ほいたら、その道筋が、わかっちょったら、どうぜよっちゅうて、著者は問いかけるがよ。


 未来への不安は、ないなるろう。どこにたどり着くがかわかっちゅうき、その過程で直面する経験がどればあ辛うたち、乗り越えられる力が湧いてくるろうっちゃうがやき。


 こりゃあまた、商品としての「自分」や、その自分が取り組む「仕事」を、未来に売り込むために、必要な変化を経験していく道筋やっちゅうがよ。


 壇沈萓犬蓮△海離沺璽吋奪拭爾寮長の道筋を、「マーケティング・ジャーニー」と呼びたいっちゅうがやき。


 ほんで、この「マーケティング・ジャーニー」は、壇沈萓犬20年以上にわたって、2万人以上の経営者とダイアログを積み重ねてきた結果、把握・検証したもんで、新しい成長を実現する事業・・・すなわち「新成長事業」を作り上げるプロセスを図式化したもんやっちゅうがよ。


 どんな規模の事業を立ち上げるにも、プロジェクトの初期のうちは、事業を存続させるために、とにかく顧客を集め続けにゃあならんがやき。


 そこでまず求められるがが、効果的な広告メッセージやっちゅうがよ。


 ほんで顧客が集まりだいたら、実はまっと重要な問題があったことに気づくっちゅうがやき。


 顧客は集まったち、利益が出ん、満足せん、リピートせん・・・つまり、事業モデルに、そもそも欠陥があったことが明らかになるっちゅうがよ。


 次に、利益が出始めりゃあ、さらに重要な問題が浮かび上がるっちゅうがやき。


 利益が出たち、苦情が入る、社員が辞める、トラブルが続く・・・つまり、リーダーシップが、そもそも足りんかったことに、否応のう気づかされるっちゅうがよ。


 このように、経営者は、マーケティングを実践しもって、事業を成長させもって、同時に社会的な存在へとなっていくがやっちゅうて、そんな流れを体系化したがが、「マーケティング・ピラミッド」やっちゅうがやき。
写真3 マーケティング・ピラミッド


 最終目的地は、社会から応援される事業を創ることやけんど、そこに到達するまでに、3ステージがあるっちゅうがよ。


【第1ステージ(戦略)】収益をもたらすビジネスモデルを作る道筋


【第2ステージ(戦術)】顧客を創造するメッセージを作る道筋


【第3ステージ(マネジメント)】社会を形成するリーダーシップを作る道筋



 ステージごとに、8つのテーマをたどっていく道筋が設定されちゅうき、「戦略」「戦術」「マネジメント」の3ステージ×8テーマ、つまり合計24テーマがあるっちゅうがやき。


 ほんで実は、それぞれがバラバラのもんやのうて、相互に関連するように設計しちゃあるっちゅうがよ。


 その結果、ビジネスモデル、メッセージ、そしてマネジメントがズレることのう、一貫したもん・・・社会から信頼されるブランドへと育っていくっちゅうがやき。


 つまりこりゃあ、売上をあげもって、社会的リーダーシップを発揮していく、経営者・経営幹部養成プログラムやといえるっちゅうがぜよ!


 ほんで、本書じゃあ、この3ステージのうち、今ビジネスパーソンに特に重要な、土台部分の「ビジネスモデル構築プロセス」にフォーカスしたっちゅうがよ。


 本書でお話しする第1ステージのプロセスは、すでに成熟した事業のリニューアルであれ、スタートアップの新規事業であれ、力強う成長するビジネスモデルを構築するためにゃあ、必須な道筋やっちゅうがやき。


 「図0-5」の平面チャートに描かれちゅうがは、仕事上で問題に直面したビジネスパーソンが、自ら問題を解決するために、自分自身について深う思考し行動していくうちに、自らの強みを生かせる解決アイデアを発見し、それをビジネスモデルとして構築していくプロセスながよ。
写真4 ビジネスモデルを構築するまでの自分の成長プロセス

 このステージの流れを本書の内容と共にざっと見りゃあ、以下の通りながやき。


 【市場】今まで不自由がなかった市場(環境)に変化が生じ、思うように売れんなった。➡「第1章 すでに日常にある、未来への突破口」(ちんまい変化をきっかけに、新成長事業の種を探す)


 【隙間】そこで、おまさんは新しい隙間(もしくは新しい売り方)を探しに行かにゃあいかんなった。➡「第2章 圧倒的に勝利する、隙間(ニッチ)を探す決意」(事実を知って、変化に立ち向かう)


 【顧客】顧客の心に深う触れることで、今まで自分が理解しちょらんかった「痛み」や「喜び」が、世界にゃああることを思い知らされる。➡「第3章 顧客の痛みを感じにゃあ、道は閉ざされる」(ここで走りだいたら、必ず失敗する)


 【着想】今までの偏狭な思い込みを手放した途端、ひらめきが訪れる。➡「第4章 再現性ある着想力をマスターする」(どん底・・・。イノベーションはそっから生まれる)


 【調整】さまざまな立場の人々に意見を求めもって、自らの提案を具体化していく。➡「第5章 他者を巻き込み行動するために、チームを組む」(ここまでは思考を深める段階。いよいよ行動する段階へ)


 【経済】提案(プロジェクト)を推進するための、資金源を確保・設計する。➡「第6章 予測可能な成長をもたらす、集客モデルを組み立てる」(百貨店型のビジネスモデルは終わった)


 【協力】応援してくれるメンバーを、プロジェクトに巻き込んでいく。➡「第7章 顧客を創造するために、仲間と結束する」(まったく同じ商品が、突如売れだいた。そのワケたぁ?)


 【突破】各メンバーは、プロジェクトの推進を通して、自らの新しい才能・能力を発揮することで、望んじょった状況を実現していく。➡「第8章 事業成功は、社会建設へのアプローチ」(顧客満足じゃあ不十分。今、求められゆうことたぁ?)


 この流れを、さらに要約すりゃあ、「マーケッターが仕事上で結果をあげろうとすりゃあ、失敗せにゃあいかん」っちゅうことやっちゅうがよ。


 その失敗を克服するきにこそ、当初考えちょったビジネスモデルは、大きゅう形を変えて、成長し始めるっちゅうがやき。


 つまりマーケッターと共に、ビジネスモデルも変わりもって、育っていくわけやっちゅうがよ。


 壇沈萓犬蓮△海寮功するまでの流れを知っちゅうがと知らんがとじゃあ、大違いやっちゅうがやき。


 「ずくに望む結果を手に入れたい」っちゅうことしか目に入らんかったら、壁が立ちふさがった途端に諦めてしもうて、ゲームオーバーとなるがよ。


 けんど、ひとつの壁を乗り越えるごっとに、またひとつ歯車が噛み合い始めゆうと考え、前進し続けることで、大きな現実が動き出すがやき。


 流れのパターンを知っちょくことで、ビジネスモデルを完成させる「やり抜く力」を同時に身につけられるっちゅうがよ。


 ワシも本書をじっくり読み込まいてもうて、線を引きまくりやったがやけんど、とにかく何がスゴいかっちゅうたら、本書に書かれちゅう順番に実践して行きゃあ、どこでつまづきやすいか、失敗しやすいかまで分かり、しかも各章にゃあそれぞれのテーマにそった現実の企業らあの詳しい事例も掲載されちゅうきこぢゃんと参考になり、ひとつひとつのセクションをクリアしもって進んでいく中で、独自のビジネスモデルが完成し、ヒーローが育っていくように、自身も立派な経営者・経営幹部として育っていくっちゅうんやき、こればあ至れり尽くせりのビジネス書らあて、いまだかつて見たことないがやき!


 コロナ禍自粛で出現したたっぷりの時間を利用して、本書を座右に置き、各セクションを順番にひとつひとつクリアして行きゃあ、いつの間にか世の中を変えるばあの、新時代の、独自のビジネスモデルが誕生するかもしれんゅうっちゅうことながぜよ!

















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Posted by tsukasabotan at 09:48│Comments(2)
この記事へのコメント
kzJTpYMBUw
Posted by LmBNaQHVifWwe at 2020年05月16日 16:58
KUDiVfuCn
Posted by DmsYcLpArhPX at 2020年05月16日 16:58