今回は、もちろん1冊を通して読んでも面白いがやけんど、全てのビジネスパーソンがビジネスにおける辞書として常に座右に置いちょくべきやと思うお薦め書籍、「売れるコピーライティング単語帖」〜探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000〜(壇直仕 衣田順一 著 SBクリエイティブ株式会社 2020年4月7日発行 1780円+税)をご紹介さいていただきますぜよ。
「売れるコピーライティング?いやいや、自分はコピーライターでもないし、営業マンでもないき、ワシにゃあ関係ない!」・・・と思うた、おまさん!
そんなおまさんにこそ本書は、驚きの結果や飛躍的な成果や莫大な富を、もたらしてくれる魔法のランプになるかもしれんっちゅうたら、ちくと読んでみたいと思わんかよ?
実際、本書の「まえがき」にゃあ、次のように書かれちゅうがやき。
世界的ベストセラー作家のダニエル・ピンク氏の調査によりゃあ、「他人を説得し、影響を与え、納得させること」っちゅう広い意味でのセールスに、どんな職種の人やったとしたち、仕事時間の40%がとられちょって、しかも年齢が高うなるばあ、その重要性は増しゆうっちゅうがよ。
つまり、自分自身がセールスっちゅう仕事に関わってなかったとしたち、言葉の使い方をマスターするっちゅうことは、仕事で成功を収めるうえで、もはや誰にとったち不可欠になっちゅうっちゅうことながやき。
さらに今や政治分野やち、コピーライティング技術は、選挙戦の決定打を握るばあになっちゅうっちゅうがよ。
2008年の大統領選でオバマ陣営は、ウェブサイト上の申込ボタンのコピーを「Sign Up(登録する)」から「Learn More(もっと情報を知る)」に変えることで、18%多くの講読者を獲得したっちゅうがやき。
また2016年の米国大統領選で、トランプ陣営は得票数の確保に効果の高い言葉を見極めるため、56000パターンもの広告テストを行うたっちゅうがよ。
そんな人を動かす言葉は、通信販売ビジネス分野で蓄積してきた、約100年におよぶ広告テストの実証結果にもとづいちょって、その効果測定が、デジタル革命によって精緻化されたことで、飛躍的に成否がコントロールしやすうなったっちゅうがやき。
デジタル変革の時代に、誰やち擦れる「魔法のランプ」があるとすりゃあ、そりゃあ、すでにワシらあが日常で使いゆう言葉の力を、最大限に引き出すコピーライティングの技術やっちゅうがよ。
ほんで、その技術にゃあ、「何を」「どう」言うかっちゅう「言葉」と、「何を」「どの順番で」言うかっちゅう「構成」が、重要な要素となるっちゅうがやき。
つまり、読み手の反応を上げる文章の最小単位は、「構成×言葉=反応率」となるっちゅうがよ。
この縦糸と横糸を紡ぎ、販売する商品を分かりやすう提示できたとき、「売り手」のもとに、ぴったりの「買い手」が集まることになるっちゅうがやき。
ここで本書を眺めてみりゃあ・・・横糸である「構成」と縦糸である「言葉」とによって、成り立っちゅうことがよう分かるがよ。
ほんじゃき、本書をパソコンの傍らに用意すりゃあ、すぐに手を動かして始められるっちゅうわけながやき。
しかも、「日本のトップマーケター」と言われる、プロフェッショナル中のプロフェッショナルの壇直仕祇萓犬醗疆捗膂貔萓犬、あたかも隣におってサポートしてくれゆうかのような、そんなノウハウ書やっちゅうがよ。
ちなみに、本書の横糸となる「構成」が、すぐに身につく法則が、後で紹介する「PASONAの法則」ながやけんど、実はワシゃあこの法則を壇沈萓犬ら以前に学んじょって、こりゃまっこと全てのビジネスパーソンが学ぶべき凄い法則やと実感したがやき。
何が凄いかっちゅうたら・・・
まずコピーライティングとか、マーケティングとか、セールスとかっちゅうたら、すぐに「お客さんを言葉巧みに丸め込んで、たいしたことない商品を売りつける手法」やと思うちゅう人が少のうないかもしれんけんど、実はまったくその逆やっちゅうことが、この法則でハッキリと理解できるっちゅう点が、ワシゃあ一番凄いところやと思うちゅうがよ。
「PASONAの法則」のエッセンスは、‖梢佑痢崢砲漾(Problem)を、⊆分の「価値」(Offer)によって、「解消」(Solution)するっちゅうことながやき。
つまり、この法則を学んで、コピーライティングすりゃあするばあ、お客さんのかかえちゅう「問題」や「痛み」がハッキリと分かるようになり、さらにおまさん自身やおまさんの会社が持っちゅう真の「価値」や隠れた「才能」らあが自然に引き出されるようになり、それによってお客さんのかかえちゅう「問題」や「痛み」を「解消」して、幸せに導いていくことができるようになるっちゅうことながよ。
さらに、「PASONAの法則」は、あらゆる文書に活用でき、しかも「他人の痛み」を「社会の痛み」と置き換えたち、そのまんま使えるきに、社会的難問の解決にまでもつなげることができるっちゅうことながやき!
ほんじゃき著者は、本書の冒頭で、「ペンは剣より強し」っちゅう言葉を掲げちゅうがよ。
さて、ほいたら以下に、その「PASONAの法則」を、簡単にご紹介さいていただきますぜよ。
要するに、「P(問題)A(親近)S(解決)O(提案)N(絞込)A(行動)」っちゅう順番が、人を動かすことのできる、典型的な「構成」やっちゅうことながやき。
<Problem:問題>買い手がかかえちゅう「痛み」を明確化する。
<Affinity:親近>売り手が、買い手の「痛み」を理解し、解決する術を持っちゅうことを感じてもらう。
<Solution:解決>問題の根本原因を明らかにし、「解決」へのアプローチ法を紹介する。
<Offer:提案>解決策を容易に取り入れられるように、具体的な商品・サービスの提案を行う。
<Narrow:絞込>解決策が功を奏して、購入後、満足いただける買い手の条件を「絞込」む。
<Action:行動>「痛み」を解決するために必要な、具体的「行動」を呼びかける。
具体的な例として、本書の販売メッセージを「PASONAの法則」を使うて表現すりゃあ、以下の通りになるがよ。
「結果を具体的な数字で上げにゃあならん、強烈なプレッシャー(P)にある、今まで販売に関わったことすらない人(A)が、本書をペラペラとめくりもって10分で書いた投稿で、目を疑うばあの売上数字を上げた秘密は、厳選された2000語×実証された構成パターン(S)。ベテランコピーライターが自らの仕事を、弟子に引き継ぐために編纂した、世の中に広う使われるコピーの蓄積ファイル(O)を、ついに公開。売るがに苦手意識がある方(N)に、売れる喜びを。これで売れんかったら、一生売れん。人生100年時代を豊かに生き抜くバイブルを、おまさんの手元に(A)。」
一見難しそうに見えるけんど、ちょっと練習して慣れりゃあ、以外に簡単に、予想をはるかに超えるパワーで、人を動かすことのできるコピーライティングが誕生するがやき。
しかも座右に本書がありゃあ、まさに鬼に金棒ながよ!
本書の共著者である衣田先生が、初めて壇沈萓犬離灰圈璽薀ぅ謄ングの書籍に出会うて、感じた最初の衝撃は、ワシもまさに同感やったがやけんど、「こんな世界があったがやぁぁぁぁぁ!」やったっちゅうがやき。
ほんで、本書のオビにも書かれちゅう壇沈萓犬量掌世、いまコロナ禍で苦境に陥っちゅうビジネスパーソンの心に、ズシッと響くはずながよ。
「コピーライティングたぁ、焼け野原に立ったち、翌日から、紙とペンだっけで立ち上がる力のことである。」
「売れるコピーライティング単語帖〜探しているフレーズが必ず見つかる 言葉のアイデア2000〜」・・・このコロナ禍における全てのビジネスパーソンにとって、まさに福音となるであろう、超お薦め書籍ながぜよ!
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