「土佐酒アドバイザー」たぁ、酒国土佐を誇る土佐酒の特性と、その商品知識の普及、きき酒能力の養成向上を図り、豊かな食生活と日本酒文化の振興に寄与することを目的に、高知県酒造組合が主催し認定しゆう資格で、平成4年にスタートし、不定期で開催され続け、これまでに452名の「土佐酒アドバイザー」が誕生し、郷土の豊かな食生活と土佐酒文化振興のために、各方面で活躍されゆうがよ。
ほんで、平成28年から受講生が殺到し大人気となり、5年連続開催となる本年は第17回目の開催で、20人の受講生が参加してくださっちゅうがやき。
開催期間は、令和2年6月10日〜8月19日の間、毎週水曜日(13時半〜15時40分)に延べ9回(+最終日は認定試験・8月12日は休講)開催し、第1限が「講習(座学)」で第2限が「きき酒等実習」っちゅう時間割で、この日の第2回目の講習は、高知県酒造組合理事長であるワシが担当する、「土佐の酒文化と楽しみ方」っちゅう講習やったがよ。

コロナ禍やっちゅうことで、マスクを付けての講義やき、ワシとしちゃあ珍しゅう、ピンマイクを付けてお話さいてもうたがやき。
ほんで講義の内容は、まずは「なんで、高知県民はお酒好きながか?」っちゅうお話で、かいつまんで言やあ、「食」が美味しい、「酒」が旨い、「人」が明るい、「宴」が楽しいき、そりゃお酒好きになるはずやろうっちゅうことながよ。
続いてはワシの十八番の、「あなたは、おいしいものをマズくして食べている!?〜ツウも知らない!人生を10倍豊かにする土佐人のための土佐酒活用法〜」のお話をさいてもうたがやき。
春にゃあ春の、夏にゃあ夏の、秋にゃあ秋の、冬にゃあ冬の、土佐の鮮度抜群の山川海の旬の食をいただきもって、それぞれの季節の旬の土佐酒をいただくっちゅう食生活のススメで、それこそが人生を10倍豊かにするっちゅう内容ながよ。(「土佐の食と土佐酒・旬の一覧表」参照)

お次は、「土佐のお座敷遊び」についてで、代表的な「お座敷遊び」らあを、簡単にご紹介さいてもうたがやき。
「箸拳(はしけん)」「可杯(べくはい)」「菊の花」「トラ拳」「しばてん踊り」「三府拳(さんぷけん)」「三十拳(さんじゅうけん)」「ちょっきり拳」「軍師拳」「相場拳」「集合拳」「金毘羅船々(こんぴらふねふね)」の12種類ながよ。

「可杯」遊びの「ベロベロの神様の唄」や「菊の花」の唄や「しばてん踊り」らあも歌わしてもうたがやけんど、お酒も入らん昼間に歌うがは、ちくと恥ずかしかったがやき。
こうして1時間ばあ、楽しゅうに、ワシの講習は拍手喝采で終了し、その後はちくと休憩して準備をし、1時間の「きき酒実習」のスタートながよ。
今回は、「アルコール度数の順位付け」についてで、こっから後は「高知県酒審会」の方々(今回は「安芸虎」の有光社長さんと「亀泉」の西原会長さん)にお任せしたがやき。
まずは、今回は「アルコール分の意味」や「アルコール計の目盛」や「アルコール分の測定法の骨子」らあについて、有光さんの簡単な解説を聞いていただき、その後はきき酒実習で、アルコール度数が2度ずつ違う5種類の日本酒を、アルコール度数が高い順に並べてもらうっちゅう内容ながよ。



これが結構難しいようで、皆さんこぢゃんと真剣に挑戦されよったがやき。
皆さんのきき酒終了後は、解答の発表と解説があったがやけんど、何と今回は全問正解者が5人もおられたがよ。





前回の「日本酒度の順位付け」は、全問正解者が1人もおらざったけんど、今回は皆さん優秀な成績やったようで、まっことよかったがやき。
こうして16時前ばあにゃあ「きき酒実習」も終了し、第17回「土佐酒アドバイザー」研修の第2回目は、無事お開きとなったがよ。
研修生の皆さん、まだ序盤やき、これからもラストまで、頑張ってくださいや!
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司牡丹酒造株式会社