8月13日(木)は、「ワクワク系マーケティング実践会」主宰の小阪裕司先生(http://www.kosakayuji.com/)が、公式Facebookにて、コロナ禍における緊急の無料LIVE配信を開催されたがやき。
そりゃあ、「悪い流れにのみ込まれんために、今、知るべきこと」っちゅうタイトルでの講演やったがよ。
どなたやち無料にてご覧いただけるきに、詳しゅうは以下のFacebookを是非ご覧くださいや。
https://www.facebook.com/1509165609408046/
内容について紹介さいていただきゃあ、長期化するコロナ禍で政治が迷走し、テレビのニュースらあがさらに恐怖感をあおり、それらあが原因で消費者も迷走しはじめだいたことで、人々の動きがグチャグチャになり、世の中が転げ落ちるようにドンドン悪い方向に向かって行きゆうような感覚になってしまうこと・・・これが悪い流れにのみ込まれるっちゅうことやと、小阪先生は指摘されるがやき。
ほんで、人間の感情っちゅうんはコントロールするこたぁ不可能やき、怖れや不安を感じること自体はしょうがないことやけんど、一番イカンがは、その怖れや不安にのみ込まれてしもうて、冷静な判断ができんなることやっちゅうがよ。
ここで大事なことは、怖れや不安をコントロールしろっちゅうことやのうて、「いま自分は、のみ込まれそうになっちゅう!」っちゅう具合に、自分を客観視することやっちゅうがやき。
商人がこの悪い流れにのみ込まれてしもうたら、思考停止してしまいがちで、ただただ嵐が過ぎ去るがを待つだけになってしまうきに、それが危険やと小阪先生は指摘するがよ。
ほんじゃき、自分を客観視することが大事ながやけんど、ほいたらどうすりゃあ客観視できるがか、どうすりゃあ悪い流れにのみ込まれんでおれるかっちゅうポイントを、以下のとおり挙げられちゅうがやき。
コロナ禍で、いま確かに自分のお店にお客さんが来てないとして、そりゃあ確かに来てないけんど、ほいたらそのお客さん一人一人の時間は減っちゅうかっちゅうたら時間は減ってない、しかも世の中の誰一人として時間は減ってないがよ。
まず、この点に気づくことが大事やっちゅうがやき。
さらにそこから、ほいたら他のところに行ってしもうちゅう、そのお客さんらあの時間を、ウチに取り戻すためにゃあ、どうしたらえいがかっちゅうことを、一生懸命に考えにゃあイカンっちゅうがよ。
まず、その視点を手に入れた瞬間に、自分を客観視することができ、少のうたち悪い流れにのみ込まれんで済むっちゅうがやき。
たとえば自店がバーやったとして、時短営業で夜8時以降はお店を閉めにゃあイカンっちゅうて言われたら、何ちゃあするなっちゅうことかよと思うてしまうかもしれんけんど、たとえそうやったとしたちそんな中で、「けんどお客さんの時間は減ってない!」っちゅうことに気づき、その時間をウチに使うてもらうにゃあ何をすりゃあえいかっちゅう方向に、頭の中を切り替えにゃあイカンっちゅうがよ。
さらに小阪先生は、コロナ禍であろうがなかろうが、実はこの大きな方向性は変わってないっちゅうがやき。
コロナ禍で、ちくと未来が前倒しでやってきただけやっちゅうがよ。
そりゃあ、選別消費やっちゅうがやき。
つまり、「ここにゃあ時間もお金を使う」「ここにゃあ時間もお金を使わん」っちゅう具合に、みんなあがドンドン消費を選別していくっちゅう選別消費は、いまに始まったことやのうて、すでにかなり以前から始まっちょって、そのスピードがアップして選別の規準が厳しゅうなっただけやっちゅうがよ。
ほんじゃき、お客さんに選ばれる存在になるしかないんやっちゅうがやき。
自店にお客さんが来てないがやったら、お客さんの時間は減ってないがやき、その時間はどっかに動いちゅうし、結構な数のお客さんはお金も減ってないき、そのお金はどっかに動いちゅうはずながよ。
ほいたらその時間やお金は、どこに動いちゅうがか?
それを自分のところに持って来るこたぁできんか?
この発想ができるかどうかやっちゅうがやき。
ここで小阪先生は、事例として、高知の桂浜水族館を挙げられたき、ちくとビックリやったがよ。
小阪先生も報道番組か何かで知ったらしいがやけんど、報道によりゃあ桂浜水族館の来場者も、コロナ禍で9割減やったっちゅうがやき。
そこで桂浜水族館が打った手は、「オンライン餌やり体験」やったっちゅうがよ。
ウミガメ400円、アシカ500円、カワウソ700円・・・ちゅう具合に、寄付(おそらく投げ銭)してくれた方の苗字や地域の紹介をしもって、オンライン餌やり&飼育員による解説をしてくれるっちゅうがやき。
小阪先生は、このオンライン餌やりで、おそらく「アシカの○○くん推し」とか、「カワウソの○○ちゃん推し」とか、「推し」が出てくるやろうっちゅうがよ。
こりゃあ、オタク系の人らあがハマっちゅうゲームのキャラクターの一人一人に、「推し」(推しのメンバーの意味)が出てきて、そのキャラクターに投資しはじめるがとおんなじ行動やっちゅうがやき。
桂浜水族館がどんな発想でこの手法を考え出したかは分からんけんど、ゲームの「キャラ推し」に流れたお客さんの時間やお金を、「オンライン餌やり」で取り戻したっちゅうて、考えることもできるっちゅうがよ。
まっこと、この視点は、ワシも目からウロコやったがやき!
キャラ推しのオタク系の人らあの行動を見りゃあ、たとえば水族館の動物らあに名前だけやのうて、性格や好物やクセとかも伝えたら、まっと「推し」が増えるがやないかとか、そんな発想も生まれてくるろうっちゅうがよ。
これが、小阪先生がいっつも語られゆう、「人にフォーカスする」っちゅうことやっちゅうがやき。
ゲームの「推し」につぎ込みゆう人らあの時間やお金を、ウチに置き換えて持って来るっちゅう発想は、人にフォーカスせにゃあ出てこんっちゅうがよ。
いま、ソーシャルゲームは絶好調で、オタク系の人らあはゲームにつぎ込みゆうように見えるけんど、実はゲームそのものにつぎ込みゆうわけやのうて、彼らは「推し」に時間もお金もつぎ込みゆうがやき、それをウチに持って来るにゃあどうするかっちゅうこの観点!この文脈、この発想が、のみ込まれんっちゅうことやっちゅうがやき。
さらに小阪先生は、「推し」につぎ込むっちゅうんは、不要不急やろっちゅうがよ。
ほいたら、人間にとって、不要不急って何やろかっちゅうがやき。
ここで小阪先生は、未来の商売を読み解くキーワードのひとつとして「アート」を挙げるがよ。
ここで言う「アート」は、単に芸術作品っちゅうような意味やのうて、そりゃあ「人の精神にエネルギーを与えるもん」やっちゅうがやき。
ハーレーのバイクが大好きなオッサンが、ハーレーに乗っちゅうだっけで「人生最高!」っちゅうて叫ぶっちゅう、そういうことながよ。
世の中は間違いのう「精神性」に向こうて行きゆう・・・それがコロナ禍で前倒しされただけやっちゅうがやき。
ほんで、「アート」は、つまり「人の精神にエネルギーを与えるもん」は、世の中がどんなに変わろうとも、決して無くなるこたぁないっちゅうて、力強うに断言されるがよ!
ただしそれを、こんにち的に、商売で表現しょうとするがは、カタチにするがは、なかなか大変なことでもあるき、一人でやるがはシンドイきに、同じ方向を向いて実践しゆう仲間と共に具現化していくことがお薦めやっちゅうて、小阪先生は締め括られたがやき。
ここでFacebookでの無料講演のパートは終了したがやけんど、実はワシも含めた「ワクワク系マーケティング実践会」の会員メンバーは、Zoomを使うてアクセスしちょって、そのメンバー向けにもう30分ばあの追加講演と、チャットを使うての質問タイムらあがあったがよ。
その内容らあについて、以下にちくとご紹介さいていただきますぜよ。
悪い流れにのみ込まれんためのポイントは、「お客さんの時間は減ってない」っちゅう視点と、お客さんが時間を使いだいた他のもんについてを、どうやって自分くに持って来るかっちゅう「置き換え力」やっちゅう話しをさいてもうたけんど、もうひとつポイントを挙げるとしたら、次のようなことやと、小阪先生は語られたがやき。
そりゃあ商売を、常に顧客の数とその年間の平均購入金額で見ることやっちゅうがよ。
ほんで、たとえお店に来てもらえんかったとしたち、この顧客の数とその年間の平均購入金額を維持するために、これまでの商売の延長線上にゃあないところで考え、何をするかを考えることやっちゅうがやき。
また、コロナ禍の嵐が過ぎ去るがを待ちよったちイカンき、もはや過ぎ去るこたぁない、ズーッとこのまんまやっちゅうふうに、潔うにそう考えりゃあどうかっちゅうがよ。
小阪先生は、実はコロナ禍が無かったとしたち、未来の商売はそうなるっちゅうがやき。
つまり、わざわざお店にまで出向いて、モノを買うたり、飲食をしたりするっちゅう行為は、特別な体験になるっちゅうがよ。
お客さんがわざわざお店に出向くっちゅうんは、モノを買いに来たり、飲食をしに来たりやのうて、本質は精神エネルギーを浴びに来るっちゅうことやき、そりゃあ特別な体験やないとイカンっちゅうことながやき。
ほいたら、お店での体験は、「モノの価格+精神エネルギーの価格」になるき、高うたちえいっちゅうことながよ。
未来の商売は、通販でモノだっけ購入したらモノだっけ(+送料)の価格で、お店で購入したら「モノの価格+精神エネルギーの価格」になって、お店で購入した方が高うなるろうっちゅうがやき!
ほんで、いま既に、その萌芽が現出しはじめちゅうっちゅうがよ。
ワクワク系の会員さんのお店に毎日のように顔を出して、いろいろ会話らあを楽しんだりして、帰り際に「さて、今日は何を買うて帰ろうか?」っちゅうお客さんは、既にモノを買いに来たがやのうて、お店に精神エネルギーを浴びに来ちゅうがやっちゅうがやき。
ディズニーランドが「ディズニー+」や「ソーシャルゲーム」を、満を持してスタートさいたがもそんな流れで、ディズニーランドに行くっちゅう行動を、さらに特別な体験にするための仕組みやっちゅうがよ。
もはや自分くを、小売業やとか、飲食業やとか、思わん方がえいっちゅうがやき。
ここで、会員の方からチャットで、「小売価格がメーカーに決められちゅう業界はどうすりゃあえいか」っちゅう質問があったがよ。
ここで小阪先生は、会員のあるクリーニング店さんの事例を挙げられたがやき。
そのクリーニング店さんは、既に顧客をファン化しちょって、店主が映画好きやっちゅうことをみんなあ知っちゅうっちゅうがよ。
ほんじゃき、店主は自分が惚れこんだ映画のDVDを店頭で販売しゆうがやけんど、定価で販売しゆうそのDVDは、古い映画のDVDなもんやき、近所の「TSUTAYA」らあに行きゃあこぢゃんとこぢゃんと安い価格で販売されゆうに、お客さんはみんなあ悦んで高いお金を払うて、クリーニング店で買うっちゅうがやき。
実はその映画のDVDにゃあ、店主の解説が付いちゅうき、お客さんはそっちの方に価値を見出だして、高いお金を悦んで払いゆうがやっちゅうがよ。
これを小阪先生は「価値のパッケージ化」、「バリューパッケージ」やっちゅうがやき。
ほんで、モノで課金しょうたぁ思わんほうがえい、むしろお客さんにとって価値あるもんは、もはやモノやないがやっちゅうがよ。
このあたりで、ワシもチャットで「ありがとうございました!以前からやろうとしよったことを、実際に行動に移すかどうかを迷いよりましたが、今回のお話を聴いて、行動に移そうと決断することができました!」っちゅうて書いたら、小阪先生がその言葉を取り上げてくださったがやき。
しかも、「今日は(2020年8月13日)は大安で、種をまきゃあ大きゅう育つっちゅう一粒万倍日でもあり、決断するにゃあ最高にえい日!皆さんも決断しましょう!」っちゅうて、背中を押す言葉をかけてくださり、勇気百倍になったがよ。
「人の精神にエネルギーを与える」っちゅうこたぁこういうことながやっちゅう、その意味やパワーを、身をもって体感さいてもうて、まっこと身震いするばあ感動したがやき。
小阪先生、まっこと、まっこと素晴らしい講演を、ありがとうございましたぜよ!
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