「プロっちゅうんは寝ても覚めても仕事のことを考えゆうがやき。生活すべてが仕事。そこがアマチュアとの絶対差ぜよ。」(相田みつを)
平易な詩を独特の書体で書き、温かみのある文字と言葉で、多くの人々の心を癒してきた詩人であり書家の、相田みつを(1924〜1991)さんの言の葉ながやき。
プロっちゅうんは、「寝ても覚めても仕事のことを考えゆう」とか、「生活すべてが仕事」やとかっちゅうて聞いたら、一切遊びのない仕事オンリーの人生を送らにゃあプロたぁいえんがかっちゅうたら、そういう意味やないと思うがよ。
誰の人生にやち、やっぱし、ゆとりや遊びは必要ながやき。
ただしプロっちゅうんは、仕事やないときやち、遊びゆうときとか他のことをしゆうときにやち、すべてを忘れて遊びや他のことに没頭しながらも、必ず仕事の問題や課題らあに対してのアンテナだっけは、常に立っちゅうっちゅう意味やと思うがよ。
寝ても覚めても、生活のすべてにおいて、どんなにリラックスしちゅうときにやち、この自身の仕事に関するアンテナだっけは常に立っちゅうことこそが、アマチュアとの絶対差であり、プロのプロたるゆえんやと、ワシゃあ思うがやき。
この「アンテナだっけは常に立っちゅう」っちゅう状態は、日常の仕事の中で常に問題意識を持って仕事しゆうかどうかが問われるがよ。
日常から常に問題意識をもって、全身全霊で仕事に向かい続けることで、無意識のときにやちアンテナが立っちゅう状態になって、すべてを忘れてリラックスしちゅうときらあに限って、フッとアイデアや閃きが降ってくるっちゅうことが、度々起こるようになるもんながやき。
これが「生活すべてが仕事」になるっちゅう状態、つまりプロやと思うがぜよ。