まず、9月2日(水)は、14時から高知県酒造組合にて、青年部である「土佐酉水会」主催の「市販酒研究会」が開催されたがやけんど、たまたま理事長のワシも酒造組合におったき、ちくと「きき酒」さいてもうたがよ。
高知のお酒が6種類、県外のお酒が11種類、ズラリと並べられたがやき。
人間が感じる甘みの少ないもんから甘みの多いもんを順番に並べる、グルコース濃度順での「きき酒」やって、当然のごとく最初の方は辛口の土佐酒だらけやったがよ。
ちなみに司牡丹は、ちくとタイプの違う新商品「司牡丹・蒼々(そうそう)」(純米吟醸酒)が出品されちょって、司牡丹の中じゃあ、辛口やけんどややグルコース濃度が高め(1.7)で甘めの方やき、今回は土佐酒じゃあ一番甘い方の7番目に位置しちょったがやき。
出品酒の順番は、以下の通り(括弧内はグルコース濃度)やったがよ。
�〕�光酒造「伊太郎・吟醸」(0.47)
��高木酒造「土佐金蔵・土佐麗」(0.70)
��松尾酒造「松翁・土佐麗・純米酒」(0.76)
�さ祇�酒造「亀泉・特別純米」(0.92)
�タ豬濕鯊ぁ嵜豬漾Χ穃錙�純米吟醸」(0.93)
�Ρ採ぜ鯊ぁ勸饐襦咫岷採ぁΔ劼燭繕咫�純米吟醸」(1.33)
�Щ焚潅絢鯊ぁ峪焚潅亜α鵝后�純米吟醸」(1.70)
�┸鯨珪�造店〈宮城〉「あたごのまつ・ささら・おりがらみ純米吟醸」(2.28)
��富美菊酒造〈富山〉「富美菊・プロトタイプ・FLAMMA」(2.48)
��磯自慢酒造〈静岡〉「磯自慢・吟醸生原酒」(2.57)
��山仲本家酒造〈愛知〉「義侠・純米槽口生原酒」(2.75)
��武の井酒造〈山梨〉「青煌・初しぼり純米生原酒・朱雀ラベル」(2.76)
��松瀬酒造〈滋賀〉「松の司・純米吟醸生酒しぼりたて・楽」(2.81)
��世界一統〈和歌山〉「南方・純米吟醸無濾過生原酒」(3.44)
��今西酒造〈奈良〉「みむろ杉・純米吟醸無濾過生原酒・山田錦」(3.73)
�粟＼郤鯊ぁ匯蓋�〉「東洋美人・一歩・純大直汲み生原酒」(3.82)
�厩睫攫鯊ぁ匯碍繊咫崕住預紂Τ竸桂楷檗λ楡検�(3.92)
土佐酒以外は全部生酒やって、しかもグルコース濃度のかなり高い甘い酒だらけやったもんやき、ワシゃあやっぱし「司牡丹・蒼々」あたりまでが好みのタイプやったがやき。
確かにどのお酒も完成度は高いし美味しいがやけんど、グルコース濃度が2.0を超えたら、ワシにゃあ甘すぎるっちゅうことながよ。
まあけんど、グルコース濃度の高い酒が今の流行りやき、しょうがないがやろうけんど、これ以上全国の日本酒が甘うなったら、日本酒本来の最大の特徴である地域ならではの個性らあて、消えてしまうがやないろうかと、その点が一番危惧されるがやき。
市販酒研究会にて、ワシゃあ一番最初に「きき酒」をさいてもうて、先に抜けて「城西館」さんに向こうたがよ。
こちらにて16時半から、「第17回・土佐酒アドバイザー認定証書授与式&懇親会」が開催されるがやけんど、その前に同会場にて、オンライン酒場「酔うちゅう部」(https://youtu-bu.jp )のミーティングが開催されたがやき。
集まったメンバーは、高知県酒造組合からは理事長のワシと副理事長の3名、「松翁」松尾社長と「土佐鶴」廣松社長と「豊能梅」高木社長で、土佐酒アドバイザーアソシエーションからは、会長の山崎さんと事務局の平野さんとエンジニアの塩野さんで、7人でのミーティングやったがよ。
ミーティングの内容は、「酔うちゅう部」の現状と今後の展望についてながやき。
まずは、山崎会長と平野さんから、現状と今後の展望についての報告があったがよ。
続いては、「酔うちゅう部」のシステムを全てお1人で開発してくださりゆうエンジニアの塩野さんから、「酔うちゅう部」の今後のシステムのバージョンアップや新機能についての説明らあがあったがやき。
ワシらあ蔵元からは、「酔うちゅう部」の実際の使い勝手や不具合らあについて、いろいろ報告もさいてもうたがよ。
まだまだ不具合らあもある「酔うちゅう部」やけんど、これほどの凄い武器を持っちゅう酒造組合らあて、全国でも高知県だけやし、9月末にゃあかなりバージョンアップして不具合らあも解消されそうなき、まっこと楽しみながやき。
また、まだまだ「酔うちゅう部」内でのオープン飲み会の開催数が少ないけんど、土佐酒アドバイザーアソシエーションの皆さんに、ドンドン土佐酒蔵元を利用しまくっていただいて構んき、ガンガン楽しいコンテンツを企画してくださいやっちゅうて、ワシからもお願いさいてもうたがよ。
オンライン酒場「酔うちゅう部」は、今後もますますバージョンアップして、こぢゃんと楽しいコンテンツが目白押しになっていきそうなき、皆さんも楽しみにしちょってくださいや！
さてその翌日の9月3日(木)は、13時から高知県酒造組合にて、「土佐酒応援フェア」の発送作業の第2弾やったがやき。
ちなみに第1弾は、8月17日(月)に、五台山のJA高知購買事業本部茶業倉庫にて開催されちょったがよ。
コロナ禍で、売上が激減しちゅう土佐酒を応援しょうっちゅうことで、高知県庁さんが土佐酒を大量に買い上げ、それを「土佐酒フェア」開催を希望する全国の「高知家の魚応援の店」に、ドカンと寄贈してくださるっちゅうことになったき、その発送作業やったがやき。
第1弾に希望のあった店舗数は、実に200店超えやって、高知県酒造組合の土佐酒蔵元18社の純米酒や純米吟醸酒の1升瓶商品が、つまり1社あたり200本以上が一気に出荷されるっちゅうことで、200本×18=3600本(実際は4000本超え！)っちゅうことやき、とても高知県酒造組合の事務所じゃあ作業ができんっちゅうことで、JA高知さんにお願いして、茶業倉庫を貸していただいたがよ。
ほんで第2弾の今回は、60数店ばあやったき何とか酒造組合の事務所でもできるろうっちゅうことで、10数人の組合メンバーが作業に集結したがやき。
さあ、早速作業開始ながよ。
各社から、1ケース6本入り段ボールで納品された1升瓶を詰め替えて、18社各1本入りの段ボールを3箱にして1店分の完成で、そこに送り状を貼り付けるっちゅう作業ながやき。
ちなみに司牡丹のお酒は、新商品の「司牡丹・土佐麗(とさうらら)」(純米吟醸酒)やったがよ。
10数人が黙々と作業すること1時間半ばあで、何とか全ての作業を終えることができたがやき。
ちなみに第1弾は、まっと多い人数で3時間半ばあかかったき、前回に比べりゃあ作業的にゃあ楽やったがよ。
前回同様、作業メンバーじゃあ、ほぼワシが一番年上の組やったがやき。
まあ、高知県酒造組合の理事長としちゃあ、やっぱし高知県庁さんへの感謝の気持ちを込めて、発送作業ばあのこたぁ手伝うちょかにゃあ、のう！
お手伝いいただきました皆さん、まっことお疲れ様でした！
そして、「土佐酒フェア」を企画し、たくさんの土佐酒をご購入いただきました高知県庁さん、まっことありがとうございましたぜよ！
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック！
司牡丹酒造株式会社
