「暗いところばっかし見つめゆう人間は、暗い運命を招き寄せることになるし、いっつも明るう明るうと考えゆう人間はおそらく運命からも愛され、明るう幸せな人生を送ることができるやろう。」(新井正明)
住友生命保険社長、会長、松下政経塾理事長、関西師友協会会長らあを歴任し、住友生命中興の祖と呼ばれた、新井正明(1912〜2003)さんの言の葉ながやき。
戦地で片脚を失うて26歳で隻脚の身となりもって、古典の教えを指針にして自らの運命を切り拓いたっちゅう方の言の葉やと知りゃあ、一層深みが増すがよ。
ワシも還暦を2年後にひかえ、「この人はどんな逆境に置かれたち、結局大丈夫や」っちゅう人が、何とのう分かるようになってきたがやき。
そりゃあどういう人かっちゅうたら、一言でいうたら、とにかく明るい人ながよ。
どんな逆境にあったち、とにかく明るい人っちゅうんは、やっぱし周りが絶対に放っちょかん、誰かが救いの手を差しのべるき、そりゃあ結局、運命からも愛されちゅうっちゅうことになるがやき。
何かっちゅうたら、暗い話題だらけの時代に、とにかく明るいっちゅうんは、それだっけで、素晴らしい才能やっちゅうことながよ。
たとえ理由らあのうたち、空元気やったちかまんき、とにかく周りに底抜けの明るさを振りまき続けよりゃあ、明るい人生を送ることができるっちゅうことながぜよ。