「天意夕陽を重んじ、人間晩晴(ばんせい)を貴ぶぜよ。」(渋沢栄一)
江戸時代末期に農民から武士に取り立てられ、明治政府じゃあ大蔵少輔事務取扱となり、退官後は実業家に転じ、多種多様な会社の設立・経営に関わって、「日本資本主義の父」と称された渋沢栄一(1840〜1931)さんが、晩年好んで揮毫した言の葉で、出典は不明らしいがやき。
ちなみに来年、令和3年のNHK大河ドラマの主人公で、令和6年から新一万円札の顔となるがが、渋沢栄一さんながよ。
一日中懸命に世の中を照らし続けた後の夕陽が格別に美しいがは、そりゃあ天の意志ながやき。
それとおんなじように、人間も年とともに佳境に入って、晩年になりゃあなるばあ晴れわたっていく人生を送るがが尊いっちゅう、そんな意味の言の葉ながよ。
西の空を茜色に染めて沈んでゆく夕陽の神々しいばあの美しさ・・・そりゃあまさに人間の作為らあまったく及ばん、天の意志ながやき。
そんな夕陽のように天意に沿うた生き方をして、晴れ晴れとした晩年を送りたいたぁ思わんかよ?