2020年11月02日

「司牡丹始業式」と「土佐酒振興プラットフォーム全体会」ぜよ!

まず、10月28日(水)は16時から、司牡丹酒造の第106期の始業式やったがやき。
写真1 始業式開会

ウチは9月末が決算やき、そこで第105期が終わって、10月から新しい第106期がスタートしちゅうがよ。










ちなみにウチの創業は1603年で、会社設立は1918年やき、今年は会社設立102年目ながやけんど、設立当初は半年が1期やった時期が何年かあったみたいで、ほんじゃき今期が第106期になるがやき。
写真2 始業式風景




ほんで、新たな期のスタートにあたって、経営方針らあの話をさいてもらうっちゅうことで、社内にて始業式を開催したがよ。


例年やったら、社員の皆さんと蔵人の皆さんにも集まってもうて開催し、終了後は懇親会も開催するがやけんど、今年はコロナ禍やっちゅうことで、もしものことがあって始まったばっかしの酒造りに支障があったらいかんっちゅうことで、今年の始業式は社員のみで開催し、懇親会は残念ながら中止となったがやき。


まずは渡邊部長の司会にて開会し、山岡専務から前期についての数字的な示達があって、お次はワシからの社長示達ながよ。


ワシからは「国内経済・清酒業界の状況」「司牡丹 第105期の実績」「司牡丹・第106期の取組方針」らあについて、お話さいてもうたがやき。


次に「第106期のメインテーマ」として、「オンラインメインで『酒道』を伝え、日本酒を媒介として、世の中に親密性、多様性、地域性、季節性、成長性を花開かせる!」っちゅう言葉を掲げさいてもうて、その詳しい内容について、ジックリ語らいてもうたがよ。


その後は、「長期勤続表彰」や「無事故無違反表彰」らあがあり、17時ばあにゃあ、第106期始業式は閉会となったがやき。


長引くコロナ禍における、こぢゃんと厳しい環境でのスタートやけんど、皆さん第106期も、何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!


続いて10月29日(木)は、13時から高知県工業技術センターにて、令和2年度「土佐酒振興プラットフォーム」全体会第1回が、13時から開催されたがよ。


この「プラットフォーム」は、2016年3月14日(月)に「設立準備会」(2016年3月18日のブログ参照)を開催し、同年5月23日(月)にゃあ「土佐酒振興プラットフォーム」の平成28年度第1回全体会としての設立総会(2016年5月26日のブログ参照)を開催しちゅうがやき。
写真3 土佐酒振興プラットフォーム全体会開会

ちなみに「土佐酒振興プラットフォーム」たぁ、土佐酒の認知度の向上及びその原料となる本県産の酒米の生産振興に向けた活動を推進するため、産学官の関係者が連携し、土佐酒に新たな価値を生むための方策らあを検討する場として設立されたもんながよ。


ほんで、酒米の品質向上、土佐酒のさらなる品質向上とブランド化、土佐酒の販路拡大と輸出拡大らあを推進し、好循環を実現しょうっちゅう目論見ながやき。


ほんで今回も、高知県酒造組合からは理事長のワシを含めた理事メンバーと事務局が出席し、他にゃあ高知県産業振興推進部地産地消・外商課、高知県農業振興部環境農業推進課、高知県農業協同組合農畜産部、高知県中小企業団体中央会、公益社団法人高知県貿易協会、高知県工業技術センター、高知県農業技術センター、国立大学法人高知大学の先生等々、15人ばあのメンバーと、10人ばあのオブザーバーの方々らあが集まられたがよ。


まずは、高知県農業振興部環境農業推進課の山崎課長補佐さんの司会にて開会し、コロナ禍で久々の全体会やっちゅうことと、人事異動らあもあったっちゅうことで、皆さんに簡単に自己紹介をしてもうたがやき。
写真4 全体会風景写真5 全体会風景2












続いては、「土佐酒振興プラットフォーム」の会長として、ワシから開会のご挨拶をさいてもうたがよ。


ほんで議事に入り、まずは司会の山崎さんから、会議の議長は会長が務めることになっちゅう旨の報告があり、ワシの進行にて議事に移ったがやき。


まず令和2年度の上半期の活動実績についてで、トップバッターは「酒米部会」の中の「高品質生産指導」について、高知県農業振興部環境農業推進課溝渕専技さんから、報告があったがよ。


お次は、「酒米部会」の中の「優良品種の育成・選抜、栽培技術の確立」について、高知県農業技術センターの坂田チーフさんから、報告があったがやき。


続いては、「酒米部会」の「醸造技術の向上」について、高知県工業技術センターの甫木研究員さんから、報告があったがよ。


次に「販売・輸出部会」の活動について、まずは「輸出促進」と「外商」についちゃあ、高知県産業振興推進部地産地消・外商課藤村チーフさんから、報告があったがやき。


お次は「ブランド化」についちゃあ、高知県中小企業団体中央会の小澤主事さんから、報告があったがやき。


この「ブランド化」の報告についちゃあ、オンライン酒場「酔うちゅう部」開設の経緯やPRについては高知県酒造組合理事長のワシから報告さいてもうて、「酔うちゅう部」の詳しいご紹介らあについちゃあ、土佐酒アドバイザーアソシエーション事務局の平野さん(合同会社コチコチ代表)から、報告があったがよ。
写真6 平野さん報告

続いては、ご意見・ご質問タイムがあり、ぼちぼち質問らあがあったがやき。


お次は、下半期の活動計画についてで、まずは「酒米部会」の中の「高品質生産指導」について、高知県農業振興部環境農業推進課溝渕専技さんから、説明があったがよ。


お次は、「酒米部会」の中の「優良品種の育成・選抜、栽培技術の確立」について、高知県農業技術センターの坂田チーフさんから、説明があったがやき。


続いては、「酒米部会」の「醸造技術の向上」について、高知県工業技術センターの甫木研究員さんから、説明があったがよ。


次に「販売・輸出部会」の活動について、まずは「輸出促進」と「外商」についちゃあ、高知県産業振興推進部地産地消・外商課藤村チーフさんから、説明があったがやき。


お次は「ブランド化」についちゃあ、高知県中小企業団体中央会の小澤主事さんから、説明があったがやき。


その後、質疑応答らあがあり、議長のワシから、本日の議事の終了を告げさいてもうたがよ。


お次は、その他として、高知県工業技術センターの上東専門員さんから、「土佐酒と洋食のマッチング」っちゅう研究テーマについて、今後の活動として報告があったがやき。


こうして、予定よりかかなり早い14時半ばあにゃあ、「土佐酒振興プラットフォーム」副会長で高知県工業技術センターの上東専門員さんが閉会のご挨拶をされ、無事閉会となったがよ。
写真7 全体会閉会

ほんでその後は、「販売・輸出部会」関係の方々は帰られ、ちくと休憩後の14時45分ばあからは、「酒米部会」にて、令和3年産「吟の夢」の作付けに向けた意見交換会が、開催されたがやき。


これまで、順調に生産量を増やしてきた高知県産酒造好適米「吟の夢」やけんど、令和2年産はホンマは結構増える予定やったに、長期化するコロナ禍で、日本酒の出荷量が激減し、急遽酒米も減らしたいっちゅうことになってしもうたがよ。


けんど、もう作ってしもうちゅうき、今さら減らすこともできんっちゅうことで、低温倉庫に保管してもうて、次の造り(令和3酒造年度)の最初に使うっちゅうことになったがやき。
写真8 「吟の夢」意見交換会

ところがそうなりゃあ、令和3年産の「吟の夢」の作付けが、かなり減ることになるがやないかっちゅうことで、この問題について、意見交換会が開催されたっちゅうわけながよ。


酒米っちゅうんは、ほら減らせ、ほら増やせっちゅうて簡単にできるもんやないき、一旦減らしてしもうたから、次に増やしてくれっちゅうたち、そりゃあなかなか難しゅうて、何年もかかってしまうもんながやき。


この難問について、みんなあでいろんな意見を出し合うたがよ。


なかなかベストな解決っちゅう具合にゃあイカンけんど、それなりにみんなあが納得できる方向にゃあ何とか進めていけそうで、ホッとしたがやき。


こうして16時過ぎばあにゃあ、意見交換会は無事お開きとなったがよ。


長期化するコロナ禍で、今後の日本酒業界についても、酒米についても、さらにかなり厳しい状況になっていくろうけんど、5年10年っちゅう長いスパンで見りゃあ日本酒は、特に土佐酒は絶対に伸びる、否、絶対に伸ばすきに、「土佐酒振興プラットフォーム」の皆さん、今はちくと辛抱してもうて、ご協力のほど今後とも何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!


















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司牡丹酒造株式会社

Posted by tsukasabotan at 10:59│Comments(0)