「努力は幸福を手に入れる手段やのうて、努力そのもんが幸福を与えてくれるがぜよ。」(トルストイ)
帝政ロシアの小説家・思想家で、「戦争と平和」や「アンナ・カレーニナ」らあの著作で有名な、19世紀ロシア文学を代表する文豪、トルストイ(1828〜1910)さんの言の葉ながやき。
ワシも含め、幸福を手に入れる手段として今を我慢して努力をしゆうがやと、人間はそう考えてしまいがちながよ。
けんど、かの文豪トルストイさんは、そうやないと断言するがやき。
幸福たぁ、努力そのもんが与えてくれる果実やっちゅうがよ。
つまり、幸福を手に入れる手段として努力をしゆうきに、いつまで経ったち幸福になれんっちゅうことながやき。
そうやのうて、努力をしゆううちに、その努力そのもんの中にこそ立ち現れてくるがが、本当の幸福やっちゅうことながよ。
努力そのもんの中での幸福感を知ったとき、人間は本当の幸福っちゅうもんを、初めて掴みとることができるっちゅうことながぜよ。