2020年12月13日

幸せの言の葉〈1432〉

「苦しみは人間を強うするか、それとも打ち砕くかながよ。その人が自分の内にもっちゅう素質に応じて、どちらかになるがぜよ。」(カール・ヒルティ)


スイスの下院議員を務め、法学者・文筆家としても知られちゅう、日本じゃあ「幸福論」や「眠られぬ夜のために」の著者として有名な、カール・ヒルティ(1833〜1909)さんの言の葉ながやき。


かのヒルティさんは、苦しみが人間を強うするか、それとも打ち砕くかは、その人がもっちゅう素質で決まるっちゅうがよ。


まぁ苦しみのレベルにもよるろうけんど、確かにヒルティさんの言う通り、苦しみに遭うて強うなれるか打ち砕かれるかは、その人の素質に起因するとワシも思うがやき。


ほいたら、そりゃあどんな素質ながか?


ワシが考えるに、その一番の素質は、やっぱし楽観的か悲観的かの違いやと思うがよ。


苦しみに遭うたときにゃあ、確かに誰やちそんときにゃあ一瞬悲観的になるろうけんど、その後もズーッと悲観的に考え続けるような人は、大抵打ち砕かれてしまうもんながやき。


一方、一瞬悲観的になったとしても、その後「何とかなるろう!」と楽観的に考えることができる人は、そん次にゃあ「何とかする!」っちゅうて自力での解決策を考えて、「何とかしてしまう」方法を捻り出すことができてしまうもんながよ。


ほんじゃき、やっぱし人間は、悲観的な人よりか、楽観的な人になった方がえいっちゅうことながぜよ。




Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(0)