2020年12月25日

「可惜夜、高知 〜はらわたちゅん子 かずさまりや 二人展〜」ぜよ!

12月24日(木)のクリスマスイブは、高知県酒造組合での会議が17時ばあに終わったき、この前日の23日からスタートしちゅう、「可惜夜(あたらよ)、高知 〜はらわたちゅん子 かずさまりや 二人展〜」を観覧に行ったがやき。

はらわたちゅん子さんは、ネオンサインをモチーフにしたグラフィックデザインを創り出すデザイナー。


一方、かずさまりやさんは、「こうち食べる通信」らあの編集を務めゆう、エディター&フォトグラファー。


昨今のコロナ禍により、高知の夜の街や食文化を楽しむ機会を失うてしもうたことを鑑み、そんな二人がコラボして、自分らあの作風で郷土の素晴らしい夜と文化を再確認する二人展を、開催することになったっちゅうがよ。


タイトルの「可惜夜(あたらよ)」たぁ、「明けてしまうがが惜しい夜」っちゅう意味ながやき。


実は、以前に「こうち食べる通信」の編集をされゆう、かずささんとはお会いしたことがあって、彼女から「展示会用の作品のモチーフとして銘柄のロゴを使わせてほしい」っちゅう依頼があったがよ。


ちなみに「司牡丹」だけやなしに、高知県酒造組合18社全てをモチーフに使いたいっちゅうことで、各社にお願いしたっちゅうがやき。


かずささんから説明を聞いて、ワシゃあ二つ返事でOKしたがやけんど、ロゴをネオンサインのデザインにして、夜の街の写真とドッキングさいて展示するっちゅうたち、実はちくと「???」やったがよ。


その後、「可惜夜、高知」のDMが届いたがやけんど、それを見たちワシゃあ、まだ「???」やったがやき。
写真1 DM 表写真2 DM 裏












ほんじゃきメッチャ気になるき、時間が空いたらこりゃあ観に行かにゃあと思うちょったところ、ぼっちり高知市内の仕事の後にちくと時間ができたき、うかがわいてもうたっちゅうわけながよ。


会場の「GALLERY E」は、菜園場商店街の北の端っこ辺りにある「コレンス」・・・元はコレンス洋裁女学院っちゅう学校やったもんを、2017年にリノベーションして、アートやカルチャーに触れられるような場に生まれ変わらせたっちゅう建物・・・の2階にあるがやき。
写真3 会場地図写真4 コレンス
















ワシゃあ初めて行ったがやけんど、昼間やったらオシャレに見えるやろう建物が、冬の雨天の17時過ぎに行ったもんやきかなり暗うて、一瞬「なんちゅう怪しいスペースや!」(失礼!)と思うてしもうたがよ。


さらに、「GALLERY E」が、これまた怪しいこと、怪しいこと!(またまた失礼!)
写真5 GALLERY E 入口

まあ画像を見てちや!


この奥の黒いカーテンが入口やったがやけんど、このカーテンをめくって中に入るにゃあ、結構な勇気がいったがやき。


中に人がおったき、「ここが入口でえいがですか?」っちゅうて思わず聞いてしもうたら、かずささんやって、正直ホッとしたがよ。


ちくとビックリするばあ狭いスペースに、はらわたちゅん子さんとかずさまりやさんがコラボしたアート作品が、ズラリと展示されちょったがやき。


写真撮影も、SNSらあでの発信もOKやっちゅうことやったき、何点か写真を撮らいてもうたがよ。


お!司牡丹のネオンロゴがある、ある!カッコエイやいか!
写真6 司牡丹含む作品
















司牡丹を含む土佐酒蔵元9社のネオンロゴの作品と、土佐鶴を含む土佐酒蔵元9社のネオンロゴの作品が展示されちょったがやき。
写真7 土佐鶴含む作品写真8 DMに使われた作品
















さらに、その作品の中にゃあ、18蔵元のロゴ以外にも、「返杯 献杯」、「土佐芸妓」、「べく杯」、「はし拳」、「ヨウタンボ」らあのネオンデザインが散りばめられちょったがよ。


その他にも、「チャンバラ」、「うつぼ」、「ゴリ」、「たたき」、「てながえび」、「イゴッソウ」、「はちきん」、「菊の花」、「おきゃく」(土佐流宴席のこと)、「皿鉢料理」・・・らあの、土佐酒文化、おきゃく文化にとっちゃあ欠かすことのできんモチーフが、ネオンデザインと写真で表現されたアート作品になっちょって、高知県酒造組合理事長としちゃあまっこと有り難いことで、特にかずささんのような若い女性クリエイターがこのようなテーマで展示会を開催してくれたっちゅうんは、こぢゃんと嬉しいかぎりながやき。
写真9 様々な作品写真10 様々な作品2













写真11 菊の花写真12 おきゃく
















また、この会場を設営しゆうシーンらあも映写されよったがよ。
写真13 会場設営シーン映写

つまり、この狭い会場にもアートとしての意味があるっちゅうことで、土佐の高知の親密すぎるばあ親密な「なかま文化」を象徴しちゅうように感じたがやき。


また、どの作品も、レトロやのにジトッとしたところがのうて、カラリとした爽やかさがあるくらあも、土佐の高知らしさを感じたがよ。


かずささんにご挨拶をし、会場を出ての帰り道、ネオンの消えた土佐の高知のお街を眺めもって、夜の街のネオンの温もりやワクワク感、そして人と人との距離が近すぎるばあ近い土佐の高知の宴席文化のエンターテインメント性らあを、あらためて「なんと素晴らしい文化やろう!」っちゅうて、つくづく実感したがやき。


可惜夜(あたらよ)・・・大勢のなかまが集まり、美味しい皿鉢料理をいただきもって、旨い土佐酒をガンガン酌み交わし、ワイワイガヤガヤと盛り上がりまくる「おきゃく」・・・そんな明けてしまうがが惜しいばあの夜が、一刻も早う訪れますことを、クリスマスイブの土佐の夜空に向こうて、祈りを捧げさいてもうたがぜよ。


【可惜夜、高知 〜はらわたちゅん子 かずさまりや 二人展】

●会期:2020年12月23日(水)〜2021年1月5日(火)10:00〜20:00
※12月28日〜1月3日も開催

●会場:「GALLERY E」
高知市桜井町1丁目4-5 コレンス2階13号

●入場無料
※オリジナルのボストカードを300円(3枚入り)にて販売しよりますきに、是非応援のためにも購入しちゃってくださいや。





















土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


Posted by tsukasabotan at 09:20│Comments(0)