2020年12月27日

幸せの言の葉〈1434〉

「仕事に喜びを見いだすためにゃあ、三つのことが必要ながやき。その仕事に向いちゅうこと。働きすぎんこと。やりゃあうまいこといく、と感じちゅうことぜよ。」(ジョン・ラスキン)


19世紀イギリス・ヴィクトリア時代を代表する評論家・美術評論家で、同時に芸術家のパトロンであり、設計製図や水彩画をこなし、社会評論家であり篤志家でもあった、ジョン・ラスキン(1819〜1900)さんの言の葉ながよ。


人間にゃあ誰にやち、抗うことのできん「向き不向き」っちゅうもんがあるき、なんぼその仕事が好きやったとしたち、もし不向きやったとしたら、どればあ努力したち、仕事に喜びを見いだすこたぁ難しいもんながやき。


ほんじゃき、ラスキンさんの言の葉のとおり、仕事に喜びを見いだすにゃあ、自分に向いちゅうことを仕事にするべきながよ。


二つ目に、ラスキンさんは「働きすぎんこと」を挙げちゅうけんど、確かになんぼ向いちゅう仕事をしよったち、必要以上に働きすぎて仕事がイヤになってしもうたり、燃えつきてしもうたりするようじゃあ、意味がないっちゅうことながやき。


最後の三つ目は、こぢゃんと大事なことながやけんど、「自分がやりゃあうまいこといく」と感じちゅうことやと、ラスキンさんは語るがよ。


「なんかうまいこといかんような気がする」とか、「うまいこといくかいかんか、わからん」とかじゃのうて、「自分がやりゃあうまいこといく」と、感じちゅうことが大事ながやき。


そこに根拠らあ、何ちゃあ必要のうて、「自分がやりゃあうまいこといく」っちゅう感覚をただ持っちゅうだっけで、仕事に喜びを見いだすことができるし、結果として現実にうまいこといくもんやっちゅうことながぜよ。





Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(0)