2020年12月29日

お薦め書籍「世界一シンプルな増客マシーンの作り方」ぜよ!

今年最後のお薦め書籍は、ワシが今年1年間で読んだ100冊ばあある書籍の中でベスト3に入る書籍、「世界一シンプルな増客マシーンの作り方」〜普段のシゴトをしているだけで勝手に顧客がやってくる!〜(マーカス・シェリダン 著 壇直仕 日本語版監修 齋籐槙子 訳 実業之日本社 2000円+税 2020年11月10日発行)をご紹介さいていただきますぜよ。
写真1 世界一シンプルな増客マシーンの作り方2020.12.29写真2 裏表紙
















ちなみに本書の原題は「THEY ASK, YOU ANSWER」、つまり直訳すりゃあ「彼らは尋ね、あなたは答える」で、本書のオビにも書いちゃある、「訊かれたことに答える」っちゅう、新しいビジネス哲学のことながやき。


本書の日本語版監修を務めた壇直仕祇萓犬蓮▲錺靴發海造磴鵑箸世話になった経営コンサルタントで日本一のマーケッターながよ。


その壇沈萓犬、「日本語版監修まえがき」として、「普段の仕事からはじめられる、究極のデジタル集客術」っちゅうタイトルで寄稿されちゅうがやき。


そこじゃあ、本書で公開されちゅう内容の、何が画期的かっちゅう点について、ズバリ語られちゅうがよ。


まず、何が画期的かっちゅうたら、特別な知識やスキルを身につけいじゃちえいっちゅう点にあり、普段の仕事を、ほんのチョビッと工夫しもって取り組むだっけで、どんなビジネスやち、おまさんにぴったりの顧客が、広告せいじゃち自然に集まるようになるっちゅうがやき。


しかも最新デジタルマーケティングを導入する基盤ができるきに、おまさんの会社に大きな可能性を拓いてくれるっちゅうがよ!


デジタル全盛の今、効果的ノウハウの多くは、デジタルリテラシーが高うないと使えんがやき。


デジタル絡みのノウハウは、技術ベンチャーらあの成長ビジネスじゃあ、すんぐに導入できるけんど、成熟ビジネスにおいちゃあ、慣れた業務を抜本的に変えにゃあならんき、大きな壁にぶつかる場合が、ほとんどやっちゅうがよ。


けんど本書の方法論は、担当者がその気になりゃあ、すんぐに活用でき、売上がスムーズにあがりはじめるっちゅうがやき。


しかも、費用対効果が極めて高いき、壇沈萓犬蓮△海遼椶鬚覆鵑箸靴燭繊日本の読者にお届けしたかったっちゅうがよ。


やるべきこたぁ、シンプル。


本書の第9章にまとめられちゅう「5大テーマ」に絞って、顧客からの問合せに対する回答を、会社のウェブサイトに準備するだっけながやき。


手順は、コーヒーでも啜りもって、顧客からの問いに「正直に、どう答えるか?」と考える。答えを、走り書きする。その文章を編集して公開する。基本的な作業は、以上で終わりやっちゅうがよ。


このような「顧客に語りかける、正直な文章」は、自己主張ばっかしで、嘘が溢れるネットのなかで、注目されやすうて、信頼されるっちゅうがやき。


しかも絞り込まれた5大テーマは、購買直前に知りたい内容やき、おまさんから発信された正直な情報は、おまさんの会社にぴったりな顧客を引き寄せることになるっちゅうがよ。


その結果は、どうやろう?本書で紹介された、実績数値の一部をあげりゃあ、次のとおりながやき。


●活用3ヶ月後にゃあ、サイト訪問者が月1000人弱から、3万人に急成長。800万ドルの売上増。


●2年あまりで、月間数千人のサイト訪問者が、11万5000人を超える。


●本書ノウハウ活用で、広告費ゼロになったにも関わらず、年間1000万ドルの売上の増加。


このように、日常業務のちょっとした改善ではじまる集客増・売上増は、ベテラン・マーケッターがあげる結果をも、余裕で超えてしまうっちゅうがよ。


しかも、前記の実績が、ITやAIベンチャーらあの成長市場での数値やったら、驚くもんやないかもしれんけんど、著者マーカス・シェリダン氏自身が、このノウハウで会社を急成長さいたがは、スイミングプール施工会社における営業職を務めよったときのことやっちゅうがやき。


さらに、リーマンショックで売上が急減するなか、受注がすべてキャンセルになり、やることがないなか、今まで後回しにしちょった顧客への回答に、ほんのちょっと彼なりの工夫をした結果、48時間以内に、検索エンジンでトップ表示になり、100万人以上の訪問者を呼び込み、顧客と会うことのう、1000万円以上もの高額受注を獲得できる仕組みを築いたっちゅうがよ。


今まさに、コロナショックで売上が急減し、キャンセルだらけでやることがないっちゅう全てのビジネスパーソンにとって、まさに本書は救世の書となるとワシゃあ思うたき、内心ライバル会社に知られてしまうがが怖いばあの手法ながやけんど、今回ご紹介さいていただくことにさいてもうたがやき。


ちなみに本書が書かれたがは2017年やき、今から3年も前ながよ。


邦訳が刊行されるまで大きな遅れとなったけんど、実はこれが幸いしたと、壇沈萓犬聾譴襪やき。


なんでかゆうたら、本書の考え方は、成長期に突入したYouTubeチャンネルで、そのまんま活用できるきやっちゅうがよ。


具体的にゃあ、顧客からの問い合わせをきっかけに、正直に伝えるYouTube動画をつくりゃあ、購入意欲の高い顧客に視聴されるコンテンツになるっちゅうがやき。


その動画を、会社の公式YouTubeチャンネルで公開し、動画検索で上位ランキングされりゃあ、購入意欲の高い顧客を集めつづける増客マシーンの完成やっちゅうがよ。


業界の標準チャンネルになる可能性もあるきに、まっことやっぱしライバル会社に知られてしまうがが、怖いばあの手法ながやき。


さて、いよいよ本書の中身についてやけんど、まず著者は、本書が役に立つかどうかに大きく影響することが2つあるっちゅうがよ。


1つめは、消費者の購買行動が変化しゆうと思うてない人は、これ以上本書を読み続けたち意味がないっちゅうがやき。


2つめは、ものの見方の問題やっちゅうがよ。


新しいアイデア・提案・事業戦略を耳にしたとき、「そんなのダメや、うまいこといくわけない」「ムリ」「うちの業界の購買行動はそうやないき」っちゅうような、思い込みから逃れられんような人にも、本書は役に立たんっちゅうがやき。


著者も世界各地で講演するたんびに、「おまさんがいま話しゆうことは、家庭用プール業界じゃあうまいこといきゆうかもしれんけんど、うちはまた別やきに。」っちゅう言葉を、耳にタコができるばあ聞いたっちゅうがよ。


みんなあ、自分の会社や業界は特殊やと思うちゅうかもしれんけんど、実は消費者や買い手からすりゃあ、どの企業やちすべて同じ、たったひとつのことが一番大事で、そりゃあ「信頼」やっちゅうがやき。


この現実を受け入れて、「うちは別」っちゅう思い込みをぬぐい去り、どの会社も基本的にゃあ変わらん、と意識するようになりゃあ、素晴らしいことが起きるようになるっちゅうがよ。


ほんで、本書の主眼である「訊かれたことに答える」たぁ、いったい何かっちゅうたら、なによりもまず、ひとつのビジネス哲学やっちゅうがやき。


そりゃあ、「お客様は何を考えゆうか」だけやのうて、「何を検索し、尋ね、感じ、心配しゆうか」っちゅうところまで押し広げて考えにゃあいかんっちゅうがよ。


本書を読みゃあ、この考え方が「インターネットマーケティング」の範囲をはるかに超え、おまさんの会社のビジネス哲学のあらゆる面をもしのぐことに気づくはずやっちゅうがやき。


こりゃあ、オンラインマーケティング、対面販売から企業ブランディングにいたるまで、会社、企業文化、業績に関するすべてに、大変革をもたらしうるビジネスのやり方やっちゅうがよ。


ほんで、本書の第1部じゃあ、「訊かれたことに答える」ことについての詳細と、デジタルマーケティングの取り組みへの効果が説明されちゅうがやき。


第2部は、「訊かれたことに答える」が営業面に及ぼす効果を説明しちゅうがよ。


第3部は、「訊かれたことに答える」を実行し、うまいこと機能させるための、いつ、誰に、どこで、何を、なんで、どのように、を具体的に説明しちゅうがやき。


全般に、様々な企業の事例らあが豊富やき、こぢゃんと面白うて、かつ参考になるがよ。


ほんで最後の第4部は、この手法に関する「ようある質問」に著者が答えちょって、まさに「訊かれたことに答える」を実践しちゅうがやき。


ほいたら最後に、本書のキモともいえる「質問の5大テーマ」について、以下に簡単にご紹介しちょきますぜよ。


著者がかつて、自社サイトのアナリティクスを詳しゅう調べてみたところ、サイト訪問者になんらかの影響を及ぼし、最終的にトラフィック、コンバージョン、リード、契約につながっちゅうと思われるコンテンツ(つまり質問)は、基本的に次の5つのテーマに分類できたっちゅうがよ。


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まず,蓮価格がケースバイケースで決まるような業界じゃあ、企業サイトに価格や料金情報がまったく見当たらんけんど、そのケースバイケースを説明しもって価格やサービス料金らあの情報をしっかり表示するべきやっちゅうことながやき。


△量簑蠹世燭 買い手としちゃあ、商品のえい点、悪い点、厄介な点らあのすべてを知りたいけんど、一番気になるがは厄介な点ながやき、ほいたら最初っから自らのサイトにて自社商品の問題点を語るべきで、そこにこそ「信頼」が生まれるっちゅうことながよ。


の比較・対照についちゃあ、ほとんどの人が購入を決める前に複数の選択肢を調べ、それぞれ比較したうえで、自分のニーズに一番合いそうなもんをひとつ選ぶがやき、他社商品も含めて、それぞれの商品の詳細だっけを説明し、あとは干渉せんと最終判断は顧客に任せてくれるっちゅうような、偏りのない情報ページを求めゆうっちゅうことながやき。


い離譽咼紂爾鉢イ亮鑪猜魅戰好箸砲弔い舛磴◆⊂暖饉圓呂修離テゴリー商品のランキングや、自分のニーズに一番合う商品はどれながが、一番知りたいがやき、ほいたら他社商品やち紹介すべきやっちゅうことながよ。


これらあの「質問の5大テーマ」に則って、顧客からの問合せに対する回答を、会社のウェブサイトに準備すりゃあ、「増客マシーン」の一丁あがりっちゅうわけながやき。


もちろん詳しゅうは、是非本書をお読みくださいや!


「世界一シンプルな増客マシーンの作り方」・・・この長期化するコロナ禍で、売上が激減して困っちゅう全てのビジネスパーソンの皆さんに、是非この年末年始に本書を読破していただき、新年の仕事始めから早速、この手法の実践に挑戦していただきたいもんながぜよ!

















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Posted by tsukasabotan at 09:19│Comments(0)