今回は、より全国各地に伝わりやすくするために、いつもの土佐弁を封印し、標準語で語らせていただきます。
さて、本日12月30日(水)は、司牡丹酒造の令和2年の最終営業日です。
いよいよ令和2年の年末も、残すところ本日含めあと2日。
コロナ第3波の沈静化と、できるだけ早い収束を祈念し、また皆様の年末と新年の1年間が輝かしいものになりますように祈念し、まずは縁起の良い「酒林(さかばやし)」の画像を掲載させていただきます。
「酒林」は、「栄える」に通じ、大変縁起が良いとされています。
ちなみに司牡丹の「酒林」は、毎年11月上旬頃の新酒を搾りはじめる頃に、新しいものを蔵人らが手作りし、大きい方を玄関の上に、小さい方を玄関の横に吊るしているのです。
近年、ホンモノの「酒林」を手作りしている蔵も少なくなってきましたが、これくらい大きな「酒林」を吊るしている蔵は、さらに少ないのではないでしょうか。
ですから縁起の良さも、大きさに合わせて倍増間違いなしでしょう!
さて、ここでこの1年間を振り返り、来るべき新年に向けて、令和2年末時点で私が考えていることを、少し語らせていただきます。
コロナ禍が収束しないまま年末を迎え、新年を迎えようとしています。
いま親密な宴席が消え去り、分断、疎遠、孤立が一般化し、あらゆる分野で多様性が狭まり、全国で地域ならではの伝統的な食文化が消えかけ、酒類規制は年々
厳しくなり、酒類の存在自体を悪と決めつけるような流れまで起きはじめていま
す。
このような流れの全てが、一気に襲いかかり、日本酒はかつてないほどの危機に直面しています。
しかし、コロナ禍で危機を迎えたり、被害を被ったり、傷ついたりしているのは、何も日本酒だけではありません。
世の中を見渡せば、実はそこらじゅう、あちこちが傷ついているのです。
「コロナ禍で売上が激減した日本酒を応援するため、飲んでください!買ってください!」と訴えるのは、ちょっと違うのではないかと感じはじめました。
もうそろそろ自身の窮状を訴えるのはやめにして、このコロナ禍で日本酒を応援してくださった皆様に対する御礼の意味も込めて、傷ついた世の中を、日本酒がほんの少しでも救えるのならば、逆にそれをこそ訴えようと思いはじめたのです。
この12月、日本酒を危機から救うために、私は「酒道 黒金流(しゅどう くろがねりゅう)」(https://shudo-kurogane.jp )を創始し、様々なコンテンツを用意し、ホームページ(まだ仮のホームページですが)にアップしていますが、それらのコンテンツには実は、傷ついた世の中を、日本酒でほんの少しでも癒したり救ったりするための方法が満載されています。
ホームページ内の「他、コンテンツはこちら」をクリックしていただけましたら、たくさんの「YouTube動画」や「PDF原稿」が無料でご覧いただけますので、是非ご覧いただき、皆様の周りを癒したり救ったりするために、その内容をご活用いただけましたら幸いです。
そして「酒道 黒金流」は、分断、疎遠、孤立を防ぎ、離れていても親密な人間関係を生み出し、世の中に豊かさや遊びを与え、多様でゆとりある社会を生み出し、地域ならではの伝統的食文化・酒文化を花開かせ、日本酒を媒介とした人間成長の道が成り立つことを世に示し、さらに日本酒の「精神と物質の再統合」を成し、真の価値創造を果たし、世界に誇れる日本酒文化を築き上げてまいります!
このような覚悟を持って創始した「酒道 黒金流」の念いに共感していただけますようでしたら、是非とも私どもの仲間になっていただけましたら幸いです。
まだまだ仮のホームページであり、「酒道 黒金流」はほんの一歩を踏み出したばかりではありますが、随時動画やPDF原稿を、追加でどんどんアップしていく予定ですので、何とぞ宜しくお願い申し上げます。
●「酒道 黒金流」ホームページ
https://shudo-kurogane.jp
では最後に、皆様の新年がさらにさらに輝かしいものになりますように、司牡丹の本社前の門松の画像も、掲載させていただきます。
近年、なかなか本物の門松も、見かけることが少なくなってきましたから。
「酒道 黒金流」が、「司牡丹」が、「日本酒」が、ほんの少しでも傷ついた世の中の癒しや救いになりますよう、そして皆様にとって輝かしい新年となりますよう、心からお祈り申し上げます!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社