例年やったら神事の後は、神様を御輿に移し、その正式な御輿に加え、司牡丹の樽御輿や子供神輿らあが連なった「おなばれ」の行列が佐川町内の各所を練り歩き、商売繁盛のお札を配ったり、獅子舞が踊ったり、餅投げがあったりと、町をあげて盛り上がるがやけんど、今年はコロナ禍の関係で、神事のみの開催となり、「おなばれ」は中止となったがよ。
ちなみに、佐川町の「恵美須祭り」は、毎年「十日えびす」の1月10日の開催ながやけんど、この日は何でか毎年こぢゃんと冷え込むがやけんど、これまで雨や雪は降ったことがないっちゅうて語り継がれてきちょったがやき。
それが今回、「おなばれ」が中止になったら、佐川町内は雪が積もり、路面らあ結構凍結しちょったがよ。


「恵美須神社」までは山道で坂道だらけやき、この雪の中で御輿を上げ下げするがは、そりゃあ相当な危険を伴うはずやったがやき。



みんなあ、「おなばれ」中止を残念がりもって、この雪の中で開催せいで済んだことに、内心はホッとしちょったがよ。
やっぱし恵美須様のお力があるがやろうか、のう!
けんど日が当たらん山かげの「恵美須神社」は、それでのうたちまっこと冷ようて、本音を言やあちくとツラいがやき。


特に今年は、冷やい上に路面が凍結しちゅうもんやき、かなり注意せにゃあ滑って転びかねんき、ヨタヨタのペンギン歩きで、ゆっくり時間をかけて山の中腹の神社までたどり着いたがよ。
例年やったら、佐川町内の商工会や様々な団体の方々らあが約40名ばあ集まるがやけんど、コロナ禍で密を避けるっちゅうことで、各界の代表の方々のみの参加となり、10名ばあの参加やったがやき。
ほんで、佐川町商工会長さんや町長さんらあを筆頭に、各団体のトップの方々が、神社のお社に入ったがよ。
司牡丹の奉献酒がズラリと並ぶ神殿を前に、厳かに神官さんの神事が始まったがやき。


ワシも「二礼二拍手一礼」しもって、あらためて神様の前で「コロナ禍らあに負けんぜよ!」と誓わいてもうて、寒さと共に凛と身の引き締まる思いがしたがぜよ!


これにて令和3年の「恵美須祭り」の神事は、無事終了したがよ。
さて恵美須様、このコロナ禍で頑張りゆう佐川町の商人みんなあの商売繁盛を、何とぞよろしゅうお願い申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社