まず2月1日(月)は16時から、日本名門酒会本部・株式会社岡永の飯田社長さんから、2月3日に開催される「立春朝搾り」に参加の全国44蔵元に向けて、ZOOM を使うてオンラインでのメッセージ発信があったがやき。
ちなみに「立春朝搾り」たぁ、立春の日の早朝に搾り上がったばっかしの新酒を、その日のうちに飲んでもらおうっちゅう企画ながよ。(詳しゅうはこちら!https://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=377 )
ほんで今年は、司牡丹も含めて全国37都道府県44ヶ所の日本酒蔵元で実施され、毎年何と約30万本(720ml)の新酒がたった1日で出荷されるっちゅうがやき、こりゃスゴイことながやき。
10年ばあ前あたりからマスコミ各社の記事らあにゃあ、「日本酒が世界一売れる日」っちゅうセンセーショナルなキャッチで紹介されたりしゆうがも、決して大袈裟やないがよ。
ちなみに立春たぁ、二十四節気のひとつで、初めて春の気配が現れてくる日。
前日の節分に豆まきで邪気を祓うて、新たな気持ちで春の到来を悦び幸福を願う日とされちょって、旧来はこの日がお正月、1年の始まりの日ながやき。
そんな立春の早朝に搾り上がったばっかしのケガレのない純米吟醸生の新酒を、各地の神社にて「無病息災」「家運(社運)向上」、さらに今年は当然「新型コロナウイルス退散」も祈願されるがよ。
ほんじゃき、こぢゃんと縁起がえいっちゅうて全国で大人気で、このお酒の一口めを恵方(今年は南南東)を向いて飲みゃあ、願いが叶うっちゅう現象まで起きはじめちゅうっちゅうがやき。
そんな「立春朝搾り」を24年前に企画したがが、日本名門酒会であり、毎年本部スタッフが全国の「立春朝搾り」開催蔵元に飛んで、お手伝いしていただけるがやけんど、今年はコロナ禍でそれもできんなったっちゅうことで、今回飯田社長さんから初のオンラインでのメッセージ発信が行われたっちゅうわけながよ。
ZOOMにゃあ、全国各地から50人ばあの蔵元や社員の方々らあが集まり、飯田社長さんから、まずは搾る日が立春と決まっちゅう「杜氏泣かせ」のこぢゃんと神経を使う酒を、今年も醸していただいたことに対する御礼の言葉があったがやき。
ほんで、今年はコロナ禍で密を避けるため、酒販店さんらあの手伝いがないき、製品化や出荷作業らあにこぢゃんと蔵元さんに負担をかけることになってしもうたっちゅうて、お詫びの言葉もあったがよ。
数字についちゃあ、コロナ禍で飲食店からの注文が激減し、前年対比で90%程度となってしもうたけんど、一般消費者向けの小売についちゃあ、大幅増加っちゅう酒販店さんもかなり多いっちゅうがやき。
全国の酒販店さんの、間口を広げようっちゅうアツい想いのお陰やっちゅうて、感謝の言葉があったがよ。
このコロナ禍において、あきらめることのう、前向きに懸命に、多くの酒販店さんが活動してくださったっちゅうんは、こりゃあスゴいことで、まっこと頭が下がるっちゅうがやき。
さらに、このコロナ禍においてやち、20万人以上(約30万人)のお客様とシッカリとつながりをつくれたっちゅうんが何よりであり、このつながりはコロナ収束後にも、間違いのう続いていくもんやっちゅうがよ。
ほんで最後に、引き取りに来られた酒販店の方々に、蔵元さんから笑顔でねぎらいの言葉をかけていただけりゃあ幸いですっちゅうがやき。
「立春朝搾り」の最大の魅力は、関わる全ての人らあが笑顔になることやきっちゅうがよ。
こうして飯田社長さんからのメッセージ発信は、終了したがやき。
飯田社長さん、こぢゃんと絆を感じさいてくれるアツいメッセージを、まっことありがとうございましたぜよ!
さてその翌日の2月2日(火)は、13時過ぎばあに、脳科学者の茂木健一郎さんらあが、司牡丹に取材にお越しになったがよ。
今回の取材は、司牡丹「平成蔵」に導入されちゅう醸造機械の製造メーカー、「フジワラテクノアート」さんに対する取材で、その機械が入っちゅうっちゅうことで、司牡丹への取材が決まったっちゅう流れながやき。
番組は、岡山のオンリーワン企業を取り上げるもんで、「超域オンリーワン×岡山」っちゅうタイトルで、3月に岡山にてテレビ放送(香川県も映るよう)されるらしいがよ。
ほんで、この番組の案内役が茂木健一郎さんやったっちゅうわけながやき。
まずは応接室にてお茶を飲みもって、茂木さんといろいろお話さいてもうたがやけんど、日本酒はお好きなようで、「船中八策は、ようお世話になっちょります!」っちゅうことやったがよ。
14時ばあからいよいよ撮影で、まずは「平成蔵」の前にて、スタッフの方々と浅野杜氏がちくとダンドリらあの打ち合わせをしたがやき。
まずは、モロミがプクプクと元気に発酵しゆう「仕込み蔵」にて、発酵中のモロミや茂木さんと浅野杜氏のやり取りらあが撮影されたがよ。
続いては、ここが今回のメインになる、「麹室(こうじむろ)」の撮影で、フジワラテクノアートさんの「VEX」っちゅう製麹機械とシステムが入っちゅうがやき。
最初は室外にて打ち合わせをし、その後は最低限の撮影スタッフにて、「麹室」内にて撮影が行われたがよ。
お次は、「蒸米機」の前あたりにて、茂木さんと浅野杜氏のやり取りが撮影されたがやき。
続いては、「司牡丹・酒ギャラリー ほてい」にて、司牡丹商品の試飲と、茂木さんとワシのやり取りの撮影ながよ。
まずは「船中八策・しぼりたて」(超辛口・純米生原酒)を注がいてもうたら、「こりゃあウマイッ!」っちゅうて満面笑顔やったがやき。
本番撮影前に、記念写真も快う引き受けてくださり、浅野杜氏とのツーショットや、ワシとのツーショットも撮らいてもうたがよ。
ほんで、茂木さんは飲みもって、ワシとのやり取りの撮影がスタートしたがやき。
茂木さんからの投げかけは、フジワラテクノアートさんの機械と、杜氏の匠の技や感性の部分らあとの関係についてやったがよ。
ワシからは、機械はあくまで道具であり、「こんな酒を造りたい」っちゅう念いを持てるがは人間だけやっちゅうて語らいてもうたがやき。
ほんで、より理想の酒に近づいていくためにゃあ、いわゆる手作業じゃあどういたち出てしまう様々な「誤差」を、できるだっけ無くしていくことが必要になり、それによって品質をよりブラッシュアップさいていかにゃあいかんっちゅうて語らいてもうたがよ。
そのために使う道具としちゃあ、フジワラテクノアートさんの醸造機械は、まっこと素晴らしいっちゅうお話らあをさいてもうたがやき。
こうして無事撮影は全て終了し、茂木さんも悦んで堂々と試飲されだいたがよ。
浅野杜氏のよう語る言葉、「二割の麹が八割の味を決めるby浅野徹」っちゅう長い酒名の純米酒も、「これも美味しいっ!」っちゅうて、気に入ってくださったがやき。
こうして16時ばあにゃあ、撮影は無事終了したがよ。
茂木さん、フジワラテクノアートの皆さん、そして撮影スタッフの皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
ちなみにこの後、この翌日の「司牡丹・立春朝搾り」(純米吟醸しぼりたて薄にごり生原酒)の搾りがスタートしちゅうっちゅうことで、ちくと見に行かいてもうたがやき。
「立春朝搾り」は、前日の節分の夕方から搾り始めて、搾り終わるがが立春の早朝やったら、朝搾りといえるっちゅうことながよ。
NSKの圧搾機にて搾られよって、受けのタンクにゃあ、華やかでフレッシュな芳香を一面に放ちもって、しぼりたての生原酒がほとばしり出てきよったがやき。
このほとばしり出る流れと華やかでフレッシュな芳香に、こぢゃんと生命の息吹きみたいなもんがグッと感じられ、なぜかワシゃあコロナ禍の終息が近いことをふと感じ取ったがぜよ。
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社