「馬で行くことやち、車で行くことやち、二人で行くことやち、三人で行くことやちできるがやき。けんど、最後の一歩は自分ひとりで歩かにゃあならんがぜよ。」(ヘルマン・ヘッセ)
主に詩と小説で知られる20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者で、ノーベル文学賞も受賞しちゅうドイツ生まれのスイスの作家、ヘルマン・ヘッセ(1877〜1962)さんの言の葉ながよ。
どんな道やち、それが実際の地面の道やち、何かの分野を究める道やち、馬や車で行くこともできるし、先達の足跡を踏襲することも、メンターの導きを頼ることもできるがやき。
また、実際の地面の道やち、何かの分野を究める道やち、二人で行くことも、三人で行くこともできるがよ。
けんど、それが実際の地面の道であろうと、何かの分野を究める道であろうと、重大な分岐点に差し掛かったときや、ある目標に到達する詰めの最後の一歩らあについちゃあ、結局は自分ひとりで、自分の足で、歩かにゃあならんがやき。
どんなことやち、どんなときやち、最後の最後の決断は自分ひとりで成さにゃあならんがよ。
それが、自分の人生を生きるっちゅうことながぜよ。