2月8日(月)は、ジャズの殿堂「ブルーノート東京」(http://www.bluenote.co.jp/)にて18時から、小阪裕司先生(http://www.kosakayuji.com/)が主宰する「ワクワク系マーケティング実践会」最大のイベント、年に1度の「社長のアカデミー賞カーニバル2020」(ワクワク系マーケティング実践会創立20周年記念開催)が、コロナ禍において初のオンラインで開催されたがやき。
この「社長のアカデミー賞」たぁ、「ワクワク系マーケティング実践会」の会員さんに月刊で送られてくる情報紙に実践報告をエントリーした会員さんの中から、毎年10人ばあがノミネートされ、そん中からその年のグランプリが決定されるっちゅう一大イベントながよ。
ほんじゃき年度が「2020」になっちょって、今回が21回目の開催となるがやき。
ちなみにもちろんワシも古うからの「ワクワク系マーケティング実践会」の会員ながやけんど、決して怪しい団体とかやのうて、それどころか今や小阪先生は、「ワクワク系」をさらに進化さいて科学とされ、情報学の博士号も取得され、日本感性工学会理事にも就任され、九州大学や静岡大学の客員教授にもなられちょって、さらに「ワクワク系」を全国展開する事業が経済産業省の認定を受けて進行中やっちゅうばあながよ。
ほんでホンマやったら今年も、例年通り満員の150名ばあの会員さんが「ブルーノート東京」に正装や盛装や仮装らあで集まられ、熱気ムンムンのはずやったがやけんど、まっこと残念ながやき。
けんど、オンラインっちゅうことは人数や距離らあの制約はないき、今回は250名を超える会員の皆さんが集まられたようながよ。
ちなみに「ブルーノート東京」からのライブ中継は、動画配信プラットフォーム「Vimeo」を使うての配信やって、音質や画質はこぢゃんとえいがやけんど、双方向のやり取りらあは難しいようなき、別端末で「ZOOM」を立ち上げりゃあ、歴代グランプリホルダーの皆さんが中心となって運営される「副音声コミュニケーション」の場も、キチンと用意されちゅうがやき。
何ちゅうたち、「社長のアカデミー賞カーニバル」の最大の魅力は、他の会員の皆さんらあとのコミュニケーションにあるがやき、のう!
ワシゃあライブ中継の「Vimeo」はパソコンで、副音声コミュニケーションの「ZOOM」はスマホで立ち上げちょったき、慣れん2端末の操作にバタバタやったがよ。
副音声コミュニケーションの「ZOOM」の方は、18時前から立ち上げられちょって、「20years グランプリ」ホルダーの2人、「すずきや」の鈴木さんと「有限会社シルク」の石井さんが中心になって、いろいろ語ってくださり、なかなか面白かったがやき。
さて、開会時間の18時にゃあ「Vimeo」のライブ中継の方も、実践会事務局の青野さんの司会で開会となったがよ。
さて、いよいよ小阪先生の登場ながよ。
例年はプロのバンドをバックにミニライブが開催されるがやけんど、今回はピアノの伴奏のみで、映画「鬼滅の刃」の主題歌「炎」を歌い上げられたがやき。
ほんで小阪先生が開会宣言を告げられ、続いては乾杯で、ご発声は毎年前年度のグランプリホルダーながよ。
2018年度グランプリホルダー「坂井善三商店」の坂井さんから、2019年度グランプリホルダー「株式会社森下実業」の森下さんに、既に宅配便にて「乾杯ご発声カップ」が送られちょって、そのカップ片手に森下さんが会場の画面に登場されたがやき。
ちなみにワシゃあ乾杯用に、「司牡丹・立春朝搾り」(純米吟醸しぼりたて薄にごり生原酒)を用意さいてもうたがよ。
お!「ZOOM 」をスクロールしよったら、浜松の「大村屋酒店」の久米さんが、何と10年ばあ前のワクワク系マーケティング実践会10周年の時に小阪先生らあと共に司牡丹にて仕込んだ、「愛十(めでとう)」(純米吟醸酒)を飲みゆうやいかっ!
10年モノのお味は、いかがでしたかのう、久米さん!
ほんで森下さんのご発声にて、250名を超える会員の皆さんが、声高らかに(想像やけんど)乾杯したがやき!
「司牡丹・立春朝搾り」、一段とウマイぜよ!
さて、続いては「未来予測対談」で、今年はお2人のスペシャルゲストの登場ながよ。
そのお2人たぁ、株式会社HIROWA代表取締役、ビジネスコンサルタントの和田裕美(https://wadahiromi.com/)さんと、株式会社人財育成JAPAN代表取締役、作家・講演家の永松茂久(https://nagamatsushigehisa.com/)さんっちゅう、何とも凄いメンバーやったがやき!!
しかも何と何と!この超有名なお2人ともに、古うからの小阪先生のご著書の熱心な愛読者で、「ワクワク星人」やっちゅうがやき、凄いことながよ!
この3人の「ワクワク星人」が、タップリと語り合うてくださり、ワシゃあメモを取りまくりやったがやき。
永松さんは、自分の軸を持って生きることやっちゅうて、まっと自分がワクワクできる方向に進んだ方がえいっちゅうお話らあをされたがよ。
和田さんは、ワクワク系の皆さんは、コロナ禍でどればあネガティブなことがあったち、ワクワク系の心の火は消えんかったがやないかっちゅうお話らあをされたがやき。
小阪先生からは、1つひとつのコミュニティは小さいもんでえいき、ただしシッカリとした軸が必要やっちゅうお話があったがよ。
ほんで、これからの時代は「規模の経済」はドンドン小そうなっていくけんど、「質の経済」の方は大きゅうなっていくっちゅうがやき。
和田式営業も、こぢゃんと「ワクワク系」的で、いかにファンをつくっていくかにフォーカスしちょって、ターゲットっちゅうような狩猟的な表現やのうて、みんなあで畑を耕そうみたいな、農耕的な方法論であり、その方が長う続くっちゅうがよ。
ここで小阪先生が、「400年も続いちゅう会社もある!」っちゅうたけんど、そりゃワシんくのことやないかよ?!ありがとうございます!
さらに、海外の方々が一番聞きたいことは、日本の会社の長寿の秘訣についてやっちゅうがやき。
ほんで和田さんは、長いこと続いちゅう会社は、「私、麹としゃべれます!麹の声が聞こえます!」みたいな、魂みたいなもんを引き継いじゅうがやないかっちゅうがよ!
まさに日本酒業界のことやいかっ!ありがとうございます!
永松さんも、本を手にした瞬間に、本の声が聞こえるっちゅうがやき。
念いがこもっちゅう本と何とのう作った本は、すぐに分かるっちゅうがよ。
今は誰やちコンテンツが作れる時代やきこそ、ここが大事やっちゅうがやき。
さて、「未来予測対談」も終了し、いよいよ「社長のアカデミー賞2020」ノミネート者12人のご紹介ながやけんど、小阪先生と共に和田さんも永松さんも壇上に残って、一緒に語り合うてくださるっちゅうがよ。
お1人お1人のノミネート者の方々が順番に大画面に登場され、小阪先生と和田さんと永松さんの3人と語り合われたがやけんど、皆さんそれぞれ、素晴らしい実践内容で、これまでの概念でいうところの「商売」の枠を超えて、新しい時代のモデルを築き上げつつあるっちゅう印象やったがやき。
そんな中に、宝木石材有限会社の宝木さんがおられたがやけんど、墓石屋さんがこのコロナ禍で凄い売り上げを築かれちょって、その結果はまさに7年間に渡る顧客との絆づくりにあるっちゅうがよ。
つまり、絆のできたお客様から次々と紹介が引きも切らんっちゅうがやき。
そんな宝木さんは、永松さんの講演にも参加されたことがあり、そん時のサイン色紙を大画面で紹介されたがよ。
その色紙にゃあ、次の言葉が書かれちょったがやき。
「非効率の中に最高の感動がある。」
小阪先生も、「長い目で見りゃあ、実は非効率が最も効率がえい!」っちゅうて語られたがよ。
また、ノミネート者に、岐阜の日本料理店「千杓」の長縄さんがおられたがやき。
ここで、「ZOOM」の副音声の「すずきや」の鈴木さんが、「長縄さんは、コロナ禍で最も被害の大きい飲食店でありながら、『人口減少らあ関係ない!お客様とのつながりがあれば大丈夫!』っちゅうて語られちょったけんど、まさにそのとおりや!」っちゅうて解説してくださったがよ。
「すずきや」さんも、新潟の過疎地の雪に埋もれるミニスーパーで、大繁盛店を築き上げちゅうがやけんど、結局のところ過疎地やち一人ひとりのお客様と絆づくりがシッカリできちょりゃあ、その一人の後ろにたくさんのお客様(都会で働きゆう子供や孫、その他の親戚や友人・知人等々)がおるき、掛け算で増えていくっちゅうがやき。
結局のところ、どればあ凄い人口減少に見舞われちゅう過疎地の店やち、一人ひとりお客様としっかり絆をつくりゃあ、お店の顧客人口についちゃあ物理的に増やすことができるっちゅうことながよ!
こりゃあ、コロナ禍やち、おんなじことながやないろうかのう!
鈴木さん!淀川長治や水野春郎を超える、素晴らしい解説、まっことありがとうございます!
ノミネート者12名のご紹介が終わり、続いてはもうお一人スペシャルゲストがおられるっちゅうがやき。
ヴァイオリンを携えて現れたその方は、日本を代表する超一流ヴァイオリニスト、高橋宗久(日本センチュリー交響楽団セカンドヴァイオリン副首席奏者)さんやったがよ!
実はそんな高橋さんも、ワクワク系の仲間で会員さんやっちゅうがやき。
さらに後で調べたら、クラシック業界初の「きき酒師」でもあるっちゅうき、まっこと是非ご一緒に仕事をさいていただきたいもんながよ!
そんな高橋さんのヴァイオリン演奏と共に、小阪先生が「天気の子」の主題歌「愛にできることはまだあるかい」を、しっとりと歌い上げられたがやき。
小阪先生は、プロの歌手やないがやき、決してこぢゃんと歌がうまいっちゅうわけやないけんど、念いがこもっちょって、さらにヴァイオリン演奏が素晴らしゅうて、ふと気がついたら、恥ずかしながら感動で涙が頬をつとうちょったがよ。
さて、ここで30分ばあの休憩で、「Vimeo」のオンライン中継じゃあ、過去の映像らあを流し、「ZOOM」の副音声の方をメインに、コミュニケーションタイムとなったがやき。
自動的にいくつかのZOOM部屋に振り分けられ、各部屋にゃあ必ず過去のグランプリホルダーが一人は入るようになっちゅうようで、ワシが振り分けられた部屋のメンバーを眺めてみりゃあ、2010年のグランプリホルダー、和僑商店の葉葺さんがおられたがよ。
葉葺さんは、「カンブリア宮殿」にも出演され、「おむすび屋」「糀屋」「日本酒蔵」「味噌蔵」らあを経営されゆう、凄い方ながやき。
ちなみに日本酒蔵は、新潟の「今代司」っちゅう銘柄で、見事に立て直しされて、今は同社の会長に就任されちゅうがよ。
結局、いつの間にかワシが進行役になって、グランプリホルダーの葉葺さんに、皆さんからの質問らあを募って、ぶつけていくっちゅう流れになったがやき。
こちらの部屋に振り分けられた会員の皆さん、ちったぁお楽しみいただけましたかのう?
さあ、20時10分頃にゃあ、「ZOOM」の部屋割りは解除され、いよいよ「Vimeo」のオンライン中継にて、「社長のアカデミー賞2020」各賞受賞者の発表ながよ!
壇上の映像、ライティング、BGMらあでグッと盛り上げ、まずは「動機づけ大賞」は、「千杓」の長縄さんが受賞されたがやき。
まさに「価値創造はテクニックやない!」を体現された長縄さん!まっことおめでとうございます!
お次の「絆づくり大賞」は、「宝木石材有限会社」の宝木さんが受賞されたがよ。
コツコツと地味な絆づくりを続けてきたことがコロナ禍で大きゅう花開いた宝木さん!まっことおめでとうございます!
続いての「エクセレントカンパニー賞」は、葉葺さん以来約10年ぶりの賞で、株式会社スイコーの澤口さんが受賞されたがやき。
建設業である同社の社員の方々全員のトータルで、実に1年間で83回っちゅう実践のエントリーは、コロナ禍にあったち揺るがん素晴らしい成果を上げられちゅうがよ。
まっことおめでとうございます!
お次の今年の準グランプリは2名で、「ことわりをはかる店ばんどう」の坂東さんと、「バーキース」の山本さんが受賞されたがやき。
まず坂東さんは、日本料理店でありながら、コロナ禍の4月5月に前年比150%を達成したのみならず、自店のコアバリューの提供の仕方っちゅうもんを、社会情勢に合わせて変え、高めていくっちゅう、ワクワク系道の真骨頂を見せてくださったがよ。
また山本さんも、バーっちゅう業態でありながら、さらにコロナ禍で夜8時までの時短営業でありながら、売り上げを落とさんっちゅう奇跡は、500人の絆のあるお客様が行動してくれたお陰やっちゅうんは、まさに絆づくりの底力を見せつけてくださったがやき。
お2人とも、まっことおめでとうございます!
副音声にて鈴木さんが、「山本さんの『コロナ禍じゃあバーはしんどいけんど、将来に不安はない。』っちゅう言葉が、まっこと凄いよね!この飲食店の二人は逆境に強い!」っちゅうて語られたけんど、まさに「よっ!やまもとやっ!」みたいな、まっこと見事な合いの手やったがよ。
さあ!いよいよ最も栄えある「社長のアカデミー賞2020」グランプリの発表!
今年は皆さんの予想どおり、「一般社団法人うちナース」の銭谷さんが、グランプリを受賞されたがやき!
何ちゅうたち銭谷さんは、研究者であり科学者でありながらワクワク系の商いを学ばれだいたっちゅうところが、特筆すべき方ながよ。
科学っちゅうんは、再現性ながやき。
つまり、同じことを同じようにやったら、同じ結果がでるっちゅうことながよ。
小阪先生の言葉、「ワクワク系は科学」やっちゅうがやったら、自分にも再現できるはずやと思うて、これまでやってきたっちゅうて、ちくとウルウルしもって銭谷さんは語られたがやき。
あの雪に埋もれた過疎地のミニスーパーで、鈴木さんが起こしたあの魔法のようなことが、もしかしたら自分にもできるかもしれんと思うたっちゅうがよ。
小阪先生は、この銭谷さんの表現を受けて、後日次のように語られちゅうがやき。
「そう。その理解は正しかった。彼女は今はもう、魔法使いぜよ!」
こうして、受賞者の皆さんの歓喜と感涙と共に、さらに副音声の楽しゅうて的確な学びになる語りと共に、「社長のアカデミー賞2020」は大団円のお開きとなったがよ。
受賞者の皆さん、あらためましてまっことおめでとうございます!
そして、小阪先生、青野さん、スタッフ&ゲストの皆さん、まっことお疲れ様でした!ありがとうございました!
また、「ZOOM」での副音声コミュニケーションを準備・運営・進行し、盛り上げてくださった歴代グランプリホルダーの皆さん、まっことありがとうございました!
また明日から地道な実践活動に携わる元気を、ワシらあみんなあに足るばあいただきましたこと、あらためまして皆さんに、心から感謝申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社