「ワシらあが死ぬまでにゃあこの世の中をちびっとやち善うして死にとうはないかよ。何か一つ事業を成し遂げて、出来るやったらワシらあが生まれた時よりかこの日本をちびっとやち善うして逝きとうはないかよ。」(内村鑑三)
日本のキリスト教思想家・文学者・伝道者・聖書学者で、「代表的日本人」の著者として知られちゅう、内村鑑三(1861〜1930)さんの言の葉ながやき。
この世に生まれたからにゃあ、誰やち何かを成すために生まれてきちゅうはずながよ。
何を成す宿命を持って生まれちゅうかは人それぞれやろうし、大きな夢やささやかな夢、それこそ千差万別やろうけんど、ひっとつだっけ言えるこたぁ、まさにこの内村鑑三さんの言の葉に尽きると思うがやき。
自分ができる分野で、何か一つでも成し遂げて、自分が生まれた時よりか、この日本をちびっとやち善うして逝きたい・・・誰やちそう思うちゅうがやないろうか。
成し遂げたいことの大きい小さいらあて関係のうて、全ての日本人がこの夢を成し遂げるために、もう一歩頑張ったとしたら、そん時この国はどればあ善い国になっちゅうことやろうか。
長引くコロナ禍で、ドンドン世の中は、これと反対の方向に進みゆうように見えるきにこそ、今こそこの一歩をみんなあで踏み出そうぜよ!