4月7日(水)は、14時半から高知県酒造組合にて、土佐酒と土佐茶のコラボ企画の打ち合わせやったがやき。
このコラボ企画は、高知県中小企業団体中央会の古木さんからの提案で、高知県として重要な商材に位置付けられちゅう土佐酒と土佐茶をコラボレーションさいて、お互いにとってプラスになるような面白い取り組みができるがやないかっちゅうことで、実は今年1月末に、日本茶インストラクターで土佐茶普及促進女性会議副会長の柿谷さんと古木さんと、ちくと打ち合わせしたことがあったがよ。
ほんで今回は、柿谷さんがいくつかのコラボ案を調査されたっちゅうことで、その報告と今後についての打ち合わせをしたっちゅうわけながやき。
今回は、高知県中小企業団体中央会の古木さんと清水さん、日本茶インストラクターの柿谷さん、高知県工業技術センターから上東さんと加藤さん、高知県酒造組合からは理事長のワシと事務局の秋久さんの、7名にての打ち合わせやったがよ。
初めて土佐酒と土佐茶のコラボっちゅうて聞いたときゃあ、実はあんまりピンときてなかったがやけんど、そりゃあつまり飲めるもんも飲めんもんもお互いを認め合うて集うイメージやと気づいて、ピピッときたがやき。
土佐の高知っちゅうたら、単なる酒飲みのイメージが強いけんど、実は昔ながらの土佐の「おきゃく」(宴席)じゃあ、皿鉢料理を囲んで女性や子供らあも同席して、飲めるもんも飲めんもんも同等の「なかま」になって、みんなあで分け隔てのう楽しむっちゅう文化があったはずながよ。
これからの時代は、まさにそういう多様性を大切にする文化が大事やと感じちょったき、そのイメージにもピッタリやし、酒も茶も土佐の高知の大切な名産やき、こりゃあ面白いがやないかと考えるようになったがやき。
ほんで、柿谷さんから、「土佐酒×土佐茶」の企画調査報告があり、まずは「土佐酒の土佐茶割り」についてやったがよ。
10種類のタイプの異なる土佐酒を、土佐茶6種類(上級煎茶、親子茶、ほうじ茶、かぶせ茶、紅茶、碁石茶)と組み合わせ(1:1の割合)、30〜50代男女20名に評価してもうたっちゅうがやき。
結果としちゃあ、香りの華やかお酒と、抹茶のような粉末を溶かした「かぶせ茶」の組み合わせが高評価とか、上級酒と上級煎茶、普通酒と日常酒としての親子茶の組み合わせがえいとか、お酒とお茶のランクが近いもん同士の相性がえいっちゅう結果やったがよ。
また、お酒とお茶を合わせることで飲みやすうなったっちゅう方が多く、自宅でも積極的にやってみたいっちゅう声も多かったっちゅうがやき。
次に、「美酒茶鍋」についてながよ。
広島に伝わる「美酒鍋」は、水を加えんと日本酒のみで作る鍋で、一方お茶を鍋に入れて豚しゃぶをすりゃあ油の吸収が抑えられてサッパリし、身体にもえいっちゅう鍋もあるっちゅうがやき。
ちゅうことで、これらの鍋をハイブリッドで楽しむ究極の和の鍋が、「美酒茶鍋」やっちゅうがよ。
土佐酒の普通酒に親子茶のティーパック10gを入れ、具材(鶏肉、豚肉、白身魚、野菜)を20分煮た鍋(調味料は塩のみ)を、30〜50代男女8名に試食してもうたっちゅうがやき。
この鍋は、予想以上の高評価やったようで、驚くばあの旨味で美味しかったっちゅう声が多かったっちゅうがよ。
他にゃあ、お茶が入ることでさっぱりするとか、お茶と煮ることで酒臭さがないなり美味しかったとか、体に良さそうとか、「鍋の素」を使うよりかリーズナブルかつヘルシーとかっちゅう声があったがやき。
ちなみに、日本酒をまったく飲めん方もおられたけんど、問題のう美味しゅう食べられたっちゅうがよ。
また、あまりの美味しさに、その後自宅でもこの鍋にトライしたっちゅう方が、8名中2名もおられたっちゅう事実が、ホンマモンの美味しさやっちゅう何よりの証明になるがやき!
続いては「美活風呂」についてながよ。
日本酒風呂は、保湿効果や血行促進が期待でき、緑茶風呂はカテキンの殺菌効果やビタミンCによる保湿効果が期待でき、両者を掛け合わせりゃあこぢゃんと健康効果や美容効果が増し、まっこと嬉しいお風呂時間となるっちゅうがやき。
方法としちゃあ、38〜40℃の家庭用風呂に、土佐酒の普通酒200mlと親子茶のティーパック20gを入れたお風呂に、30〜50代女性15名に、1週間入浴してもうたっちゅうがよ。
最初はお酒の香りが気になったけんど入っちゅううちに慣れたとか、お茶の香りに癒されたとか、肌がつるつるしてきた気がするとか、食べ物を入れるっちゅうんは安心(入浴剤は添加物だらけ!)とかっちゅう声かあげられたがやき。
いずれの例も、予想以上に高評価やったようで、「土佐酒×土佐茶」コラボの可能性にゃあ、大いに期待できるっちゅう報告やったがよ。
柿谷さん、まっこと素晴らしい調査と報告を、ありがとうございましたぜよ!
その後は、今後の活動やイメージらあについて、いろいろ意見交換があったがやき。
そんな中で、10月1日は「日本酒の日」で、この日にゃあ「土佐酒で乾杯!」イベントを実施する予定やっちゅうたら、何と10月1日は「日本茶の日」の日でもあるっちゅうがよ!
こりゃあまさに「土佐酒×土佐茶」のコラボは運命ながやっちゅうことで、是非10月1日の土佐酒イベントにおいて土佐茶とのコラボを実現したいっちゅうことになったがやき。
こうして、土佐酒と土佐茶のコラボ企画打ち合わせは、予想以上に盛り上がって終了したがよ。
高知県中小企業団体中央会の古木さん清水さん、日本茶インストラクターの柿谷さん、高知県工業技術センターの上東さん加藤さん、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社