4月15日(木)は、18時半から東京海上日動火災保険株式会社高知支店の6階会議室にて、土佐経済同友会「人づくり委員会」の令和3年3回目の委員会が開催されたがやき。
ちなみに今年度(前年から引き続き)の「人づくり委員会」は、中田委員長さんが全く新しい基本方針を掲げて船出しちゅうがよ。
その基本方針は、以下の通りながやき。
「人づくり委員会では、委員会の活性化に繋がるよう『見える化』を図りながら、運営方針にもある『土佐文化の継承人材の育成支援』をテーマとして取り上げる。なかでも高知県ならではのウリになり、かつ今後の継承が危ぶまれている『土佐の伝統文化』について、その種類や歴史等を調査・研究し、現状把握。それぞれの『土佐の伝統文化』が抱えている、『継承人材の育成』についての問題点を炙り出す。その上で、県・市町村にも参画していただき、『土佐の伝統文化』の人づくりを支援する団体の設立を提言できるように努める。このような『土佐の伝統文化』が持続可能となれば、より魅力的な高知県となり、必ずや経済発展にも繋がるものと考える。」
ほんで、これまでの流れとしちゃあ、以下のとおりながよ。
委員会メンバーの「料亭 濱長」女将の濱口さんから、これまで土佐の「おきゃく文化」を支えてきた「土佐芸妓」は、現在「濱長」に1人(女将の娘さん)おるだっけで、いまやその継承は風前の灯火やっちゅうお話があったがやき。
高知県にとっちゃあ、最大のウリの1つやといえるもんは間違いのう、土佐の「おきゃく文化」ながやき、それを支える大きな柱であるはずの「土佐芸妓」に、支援も補助も何ちゃあないっちゅうんは、確かにちくとおかしいがやないかっちゅうて、皆さん感じはじめたがよ。
ほんで、ワシから、近年他県の芸妓組合らあで、消え去りかけちょったもんが復活したっちゅう事例についての資料を皆さんに配らいてもうて、ちくと説明さいてもうたがやき。
どこの事例も、だいたい地元の経済人らあが応援して、減り続けよった地元の芸妓文化を復活さいたっちゅうパターンやったがよ。
ちゅうことで、委員会メンバーみんなあで、全国の事例を調べてこうっちゅうことになって、前々回の委員会じゃあその報告があり、それぞれの地域を再度委員会メンバーに割り振って、8つの質問事項を決めて、さらに詳しゅう調べてこうっちゅうことになり、前回の委員会じゃあその報告があったっちゅうんが、これまでの流れながやき。
ほんで今回は、これらあ8県(9ヶ所)の報告書を1枚にまとめ、高知県の場合はどんなやり方がふさわしいかを探っていこうっちゅうことながよ。
上野副委員長さんが、A3用紙1枚にまとめてくれちょって、こぢゃんと比較しやすかったがやき。
ちなみにその8県(9ヶ所)たぁ、「新潟の芸妓支援の概要」(佐竹代表幹事)、「名妓連組合と名古屋伝統芸能振興会」と「安城芸妓寮組合と安城芸妓文化振興会(笑美素会)」(竹村副委員長)、「飛騨高山おもてなし文化振興協会」(中田委員長)、「愛媛県芸妓調査報告」(上野副委員長)、「秋田川反芸妓を応援する会」(武田氏)、「静岡清水芸妓」(奥村副代表幹事)、「福井芸妓伝統育成会」(尾崎氏)、「山形県芸妓調査報告」(町田氏)やったがよ。
この用紙を眺めもって、皆さんからいろんな意見が出されたがやき。
各地の芸妓を支援する団体は、大抵は商工会議所が中心になっちゅうことや、支援される側は何らかの団体を作っちょかにゃあ話しにならんっちゅうことらあが、ハッキリと見えてきたがよ。
やっぱし、土佐芸妓組合みたいなもんを作らせにゃあいかんっちゅうことになりそうながやき。
また、尾崎さんがたまたま静岡に出張に行かれた際に、ちくと静岡清水芸妓についていろいろ聞いてきてくださっちょって、その報告があったがよ。
新人芸妓さんにゃあ、月額20万円までの補填(月5万円の稼ぎやったら15万円補填する等。20万円超える稼ぎがありゃあ補填なし。)が、5年間あるっちゅうことで、この制度により、毎年それなりの人数の応募があるっちゅうがやき。
もっとも3人中2人は1年で辞めるらしいがやけんど、それでも毎年応募があるっちゅうんは、素晴らしいことながよ。
また、中田委員長さんが調べられた飛弾高山は、こぢゃんと懇切丁寧に教えてくれたっちゅうことやったがやき。
ちゅうことで、次回までに静岡と飛弾高山にちくと確認してもうて、Zoom を使うて講演っちゅうほどやのうて、いろいろ相談にのってもうたりできんろうかっちゅうことになったがよ。
次に、6月15日(火)に予定しちゅう、「オープン委員会」について、中田委員長さんから報告があったがやき。
ミスターラーメンとして有名な「せたが屋」の前島司さんが高知県出身で、中田委員長さんと同級生やっちゅうことで、講演していただけるっちゅうことながよ。
オープン委員会やき、同友会の会員以外も、誰やち聴講可能やき、高知県内のラーメン屋さんや飲食店さんらあにも、是非是非聴きにきていただきたいがやき!
詳細が決まりましたら、またそん時に情報発信さいていただきますきに、楽しみにお待ちくださいや!
こうして20時前ばあにゃあ、「土佐経済同友会・人づくり委員会」本年3回目の委員会はお開きとなったがよ。
その後は、8人のメンバーで徒歩にて移動し、いっつものご近所の「居酒屋たけふく」さんにて懇親会やったがやき。
まずは生ビールらあで乾杯し、懇親会のスタートながよ。
焼き鳥、煮込み、唐揚げ、ウインピー・・・美味しいお料理が次々に登場し、みんなあお腹もペコペコやったもんやき、飲んで食べて飲んで食べて語り合うて、一気に盛り上がったがやき。
途中からは、「土佐司牡丹・生貯蔵酒」が登場し、「ワサビ枝豆」らあをつまみもって、このお酒を皆さんとガンガン酌み交わさいてもうて、さらに盛り上がりまくったがよ。
こうしてワイワイに盛り上がりまくり、夜は更けていったがやき。
「土佐経済同友会・人づくり委員会」の皆さん、まっことお疲れ様でしたぜよ。
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司牡丹酒造株式会社