4月16日(金)は10時半から、日本酒造組合中央会会議室にて、「日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会」設立総会が開催され、ワシゃあZoomにてオンライン参加さいてもうたがやき。
まずは、日本酒造組合中央会の宇都宮理事さんの司会にてスタートし、設立準備委員会委員長の小西新右衛門さん(日本酒造組合中央会副会長)から、開会のご挨拶があったがよ。
続いては、仮議長の選出で、仲野海外戦略委員会委員長さんが選出されたがやき。
ほんで、仮議長による進行にて、出席者数・委任状数の報告があり、この会が成立する旨の発表があったがよ。
お次は議事に入り、議案第1号「設立趣意書について」ながやき。
事務局担当の宇都宮理事さんが、「日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会設立趣意書(案)」を読み上げたがよ。
ここで、愛知県の参加メンバーの方々から、「みりん」も文章の中に入れてほしいっちゅう要望があり、ちくといろんな意見が出されたがやけんど、最終的に「本みりん」を文章の中に入れるっちゅうことで、決着したがやき。
ちゅうことで、設立趣意書は、次の通りになるがよ。
【日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会設立趣意書】
日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん等の酒造りの技術は、日本の恵まれた気候風土によって育まれたこうじ菌を使う独特の技術であり、我が国が誇る文化と言えます。しかし、近年、この伝統的な醸造技術の担い手が生活様式の変化や高年齢化等の原因により減少しております。
こうした状況を踏まえ、我が国の文化である伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術を、次の世代へ確実に継承するとともに更に向上させていくためには、この技術に関する保存・活用及び発展のための活動を不断に続けていくことが不可欠となっております。
そこで、日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存・活用及び発展のための活動を行うことを目的として、日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん等の製造の担い手による「日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会(以下、「保存会」という。)」を設立するものであります。
保存会の設立後は、その活動の一環として、日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の無形文化財及びユネスコ無形文化遺産への登録を目指し、それに向けた取組を進めていくことを予定しております。この点に関しては、菅内閣総理大臣からも、令和3年1月18日に開会された第204回通常国会の施政方針演説において、「日本酒、焼酎などの文化資源について、ユネスコ無形文化遺産への登録を目指す」とご発言されております。
保存会は、このような日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存・活用及び発展のための活動を不断に続けることにより、我が国の文化であるこの技術を、次の世代へ確実に継承するとともに更に向上させていくものであります。
続いては、議案第2号「規約について」で、こちらは特に問題ものう規約案が承認されたがやき。
お次は議案第3号「役員の選任について」で、こちらについちゃあ役員名簿(案)に、本みりん協議会の山田会長さんを理事に加えるっちゅうことになり、その他は案通りにて承認されたがよ。
ちなみにワシゃあ、現在日本酒造組合中央会の監事なもんやき、こちらの保存会も監事にされてしもうたがやき。
これにて保存会会長に、日本酒造組合中央会の小西副会長さんが就任されたき、あらためて小西会長さんの就任のご挨拶があり、こっから後は、小西会長さんが議長に就かれたがよ。
続いては、議案第4号「令和3年度事業計画について」で、無事案通り承認されたがやき。
これにて議事は終了し、この度保存会の副会長に就任された、日本酒造杜氏組合連合会の石川副会長さんと、日本酒造組合中央会の焼酎企画部会の多田部会長さんから、ちくとご挨拶があったがよ。
ほんで、来賓挨拶ちゅうことで、国税庁の郷酒税課長さんから、ご挨拶があったがやき。
その後は、祝電の披露らあがあり、お昼の12時前にゃあ、無事閉会となったがよ。
さあ!いよいよ、日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりんらあの、日本の伝統的なこうじ菌を使うたお酒が、ユネスコ無形文化遺産への登録に向けて、一歩を踏み出したがぜよ!
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司牡丹酒造株式会社