4月27日(火)は、まずは10時から、高知県農業技術センター研修棟にて、令和3年度「土佐酒振興プラットフォーム」全体会が開催されたがやき。
この「プラットフォーム」は、2016年3月14日(月)に「設立準備会」(2016年3月18日のブログ参照)を開催し、同年5月23日(月)にゃあ「土佐酒振興プラットフォーム」の平成28年度第1回全体会としての設立総会(2016年5月26日のブログ参照)を開催し、スタートしちゅうがよ。
ちなみに「土佐酒振興プラットフォーム」たぁ、土佐酒の認知度の向上及びその原料となる本県産の酒米の生産振興に向けた活動を推進するため、産学官の関係者が連携し、土佐酒に新たな価値を生むための方策らあを検討する場として設立されたもんながやき。
ほんで、酒米の品質向上、土佐酒のさらなる品質向上とブランド化、土佐酒の販路拡大と輸出拡大らあを推進し、好循環を実現しょうっちゅう目論見ながよ。
ほんで今回も、高知県酒造組合からは理事長のワシを含めた理事メンバーと事務局が出席し、他にゃあ高知県産業振興推進部地産地消・外商課、高知県農業振興部環境農業推進課、高知県農業振興部農産物マーケティング戦略課、高知県農業協同組合農畜産部、高知県中小企業団体中央会、公益社団法人高知県貿易協会、高知県工業技術センター、高知県農業技術センター、国立大学法人高知大学等々、18人のメンバーと、6人のオブザーバーの方々らあが集まられたがやき。
まずは、高知県農業振興部環境農業推進課の山崎課長補佐さんの司会にて開会し、「土佐酒振興プラットフォーム」の会長として、ワシから開会のご挨拶をさいてもうたがよ。
続いては、コロナ禍で久々の全体会やっちゅうことと、人事異動らあもあったっちゅうことで、皆さんに簡単に自己紹介をしてもうたがやき。
ほんで議事に入り、まずは司会の山崎さんから、会議の議長は会長が務めることになっちゅう旨の報告があり、ワシの進行にて議事に移ったがよ。
まずは、「土佐酒振興プラットフォーム」の「構成メンバー案」と「設置要綱」について、質問や指摘をお願いさいてもうたがやき。
一部「構成メンバー案」の役職名の修正や、「設置要綱」の修正があったがよ。
続いての議事は、令和2年度の活動実績についてで、トップバッターは「酒米部会」の中の「高品質生産指導」について、高知県農業振興部環境農業推進課溝渕専技さんから、報告があったがやき。
お次は、「酒米部会」の中の「優良品種の育成・選抜、栽培技術の確立」について、高知県農業技術センターの坂田チーフさんから、報告があったがよ。
続いては、「酒米部会」の「醸造技術の向上」について、高知県工業技術センターの甫木研究員さんから、報告があったがやき。
お次は「販売・輸出部会」の活動について、まずは「ブランド化」についちゃあ、高知県中小企業団体中央会の古谷部長代理さんから、報告があったがやき。
この「ブランド化」の報告についちゃあ、オンライン酒場「酔うちゅう部」(https://youtu-bu.jp )のこの1年間の活動について、高知県酒造組合理事長のワシから、追加報告さいてもうたがよ。
「酔うちゅう部」じゃあ、昨年4月の開設から今年3月末までのコロナ禍の1年間で、63回のオープンの「オンライン飲み会」が開催され、のべ464名が参加されたことになるがやき。
続いては、「輸出促進」と「外商」について、高知県産業振興推進部地産地消・外商課藤村チーフさんから、報告があったがよ。
お次は、ご意見・ご質問タイムがあり、いくつかの質問らあがあったがやき。
続いては議事の3番目、令和3年度の活動計画についてで、まずは「酒米部会」の中の「高品質生産指導」について、高知県農業振興部環境農業推進課溝渕専技さんから、説明があったがよ。
お次は、「酒米部会」の中の「優良品種の育成・選抜、栽培技術の確立」について、高知県農業技術センターの坂田チーフさんから、説明があったがやき。
続いては、「酒米部会」の「醸造技術の向上」について、高知県工業技術センターの甫木研究員さんから、説明があったがよ。
次に「販売・輸出部会」の活動について、まずは「ブランド化」についちゃあ、高知県中小企業団体中央会の古谷部長代理さんから、説明があったがやき。
続いては、「輸出促進」と「外商」について、高知県産業振興推進部地産地消・外商課藤村チーフさんから、説明があったがよ。
その後、いくつかの質疑応答らあがあり、11時半過ぎにゃあ、議長のワシから本日の議事の終了を告げさいてもうたがやき。
ほんで、「土佐酒振興プラットフォーム」副会長である、高知県工業技術センターの上東特別技術支援員さんから、閉会の挨拶があり、無事閉会となったがよ。
これにて、「販売・輸出部会」関係の方々は帰られ、その後はランチタイムがあって、13時からは「土佐酒振興プラットフォーム」の令和3年度第1回「酒米部会」が、18名のメンバーにて開催されたがやき。
高知県農業振興部環境農業推進課の溝渕専技さんの司会にて開会し、高知県農業技術センター作物園芸課長の二宮部会長さんから、開会のご挨拶があったがよ。
お次は、国立大学法人高知大学次世代地域創造センターの大崎講師さんから、「酒造好適米における等級制度の課題と今後の展望」(〜高知県を事例として〜)について、情報提供があったがやき。
大崎先生のお話は、農産物検査による評価(等級)と、酒造メーカーの求める品質評価が異なっちょって、酒造メーカーの求める品質が生産者に適切に伝わってないき、その結果、生産者のインセンティブが適切やない方向に向いちゅうっちゅうがよ。
ほんで、高知県での調査による酒造メーカーの求める品質の重要度は、玄米千粒重:タンパク質含有率:アルカリ崩壊性:心白整粒割合:外観品質=0.14:0.27:0.26:0.20:0.13やったっちゅうことで、たとえばこの数値を使うことらあで、等級に品質指標を盛り込むらあの改善が必要やないかっちゅうことやったがやき。
続いては、高知県工業技術センターの甫木研究員さんから、「R2BY白米アルカリ崩壊性試験の濁度平均」について、発表があったがよ。
これらあの情報提供と発表を踏まえ、協議事項に移り、「令和3年度酒米部会の具体的な活動内容について」が協議されたがやき。
まず「酒米品評会の開催について」、日程や出品米規格や、表彰内容らあについてが協議され、ほぼ案通りに決定したがよ。
ほんで、「高知県酒米品評会審査基準」や「審査方法」についちゃあ、これまでは「玄米千粒重」:「タンパク質含有率」:「アルカリ崩壊性」:「心白整粒割合」:「目視」=20:20:20:20:20っちゅう配点やったがを、今年度は、19:22:21:20:18っちゅう配点で行くっちゅうことに決定したがやき。
お次は、「酒米現地検討会の開催について」が協議され、7月に「土佐麗」、8月に「吟の夢」の現地検討会が開催されることになり、溝渕専技さんが今後の日程調整をするっちゅうことになったがよ。
続いては、旭食品株式会社地域農業研究室の窪添研究員さんから、酒米の生産量らあについての情報提供があったがやき。
令和元年産と令和2年産の酒造好適米の生産量を比べりゃあ、9万4千トン→7万7千トンで、1万7千トンも減少しちゅうっちゅうがよ。
特に山田錦についちゃあ、7200トンも減少しちゅうっちゅうがやき。
酒米についちゃあ、一旦減らしてしもうたら、数年は元にゃあ戻せんき、今後の酒造好適米は、特に令和3年産と4年産の山田錦についちゃあ、なかなか確保が難しゅうなるろうっちゅうことやったがよ。
その後も、質問や意見交換らあがあり、15時ばあにゃあ、「土佐酒振興プラットフォーム」会長のワシから閉会の挨拶をさいてもうて、令和3年度第1回「酒米部会」は無事お開きとなったがやき。
長期化するコロナ禍で、今後の日本酒業界についても、酒米についても、さらにかなり厳しい状況になっていくろうけんど、5年10年っちゅう長いスパンで見りゃあ日本酒は、特に土佐酒は絶対に伸びる、否、絶対に伸ばすきに、「土佐酒振興プラットフォーム」の皆さん、特に「酒米部会」の皆さん、今はちくと辛抱してもうて、ご協力のほど今後とも何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社