「どんな不幸のなかにやち幸福がひそんじゅうがよ。どこにえいことがあり、どこに悪いことがあるがか、ワシらあが知らんだけながぜよ。」(ビルジル・ゲオルギウ)
ルーマニアの作家で、1949年の小説「The 25th Hour」の作者として知られちゅう、コンスタンチン・ビルジル・ゲオルギウ(1916〜1992)さんの言の葉ながやき。
たとえば、戦時中っちゅう巨大な不幸のなかでやち、一人ひとりのささやかな暮らしにおける日々の幸福は、間違いのう存在しちょったっちゅうことながよ。
ほいたら、地震や台風らあの天災が頻発し、長期化するコロナ禍もなかなか収束せいで、とにかく不安が蔓延しまくりの現代にやち、間違いのう幸福がひそんじゅうっちゅうことながやき。
ほいたら、その幸福は、一体どこにひそんじゅうがか?
それが分かりゃあ苦労はせんがやけんど、ただひとつ間違いのう言えるこたぁ、真の幸福は自分の外側にゃあないっちゅうことながよ。
つまり、真の幸福は自分の内側にあるっちゅうことで、まずはそういう「考え方」ができるかどうかが、分かれ目やっちゅうことながやき。
そういう「考え方」ができりゃあ、あとは「今この瞬間の幸せに気づく」ことができるようになりゃあ、実は毎日のように「気づく」ことができるようになるっちゅう、つまりはそういうことながぜよ。