2021年05月16日

幸せの言の葉〈1479〉

「一つも馬鹿なこたぁせんと生きちゅう人間は、彼が自分で考えちゅうほど賢明やないがぜよ。」(ラ・ロシュフコー)


フランスの貴族でモラリスト文学者、フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー(1613〜1680)さんの言の葉ながやき。


この言の葉の意味は、裏返しゃあ、ホンマに賢うて適切な判断ができるような人間は、たまにゃあ馬鹿なことをして楽しゅう生きちゅうっちゅうことながよ。


たとえば、学生時代の友人や仲間らあと久々に集まって飲みゆうときらあに一番盛り上がるがは、「あんな馬鹿なことをやった!」「こんなアホみたいなことをした!」っちゅうネタやないかよ?


ある程度年をとりゃあ、確かに学生時代のときみたいにタガが外れたような馬鹿なこたぁ、サスガにもうできんろうし、せられんろうけんど、ワシゃあいくつになったち、たまにゃあチョコッとハメをはずして馬鹿なことができる仲間がおるっちゅうことが、人生にとっちゃあ実はこぢゃんと大事なことながやないかと思うちゅうがやき。


そう、「馬鹿なことをすること」自体よりか、「馬鹿なことができる仲間」の方が大事やっちゅうことながよ。


そんな仲間が、いつじゃち近くにおるっちゅうことが、どればあ生きるパワーを与えてくれることか!!


桑田佳祐さんの名曲「君への手紙」の歌詞にゃあ、まさにそんな想いがつまっちゅうき、ワシゃあこの歌のサビにジーンときてしまうがぜよ。


「ひとり 夢追って 調子こいて
こんな男のために
よく まぁバカが集まったな」




Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(0)