「人生は大きな鎖のようなもんやき、その本質を知ろうとするにゃあ、鎖の一部分さえ知りゃあえいがぜよ。」(コナン・ドイル)
イギリスの作家・医師・政治活動家で、推理小説・歴史小説・SF小説らあを多数著し、中でも「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として有名な、コナン・ドイル(1859〜1930)さんの言の葉ながやき。
この言の葉は、DNAが鎖のような二重螺旋構造でできちょって、一人の人間のどこの細胞を取ったち、まったく同じDNAが入っちゅうっちゅう事実と、まさにリンクしちゅうとワシゃあ感じたがよ。
人間の本質は何かっちゅうたら、そりゃあ科学的に言うたら、ある意味究極的にゃあDNAやと言えるがやき。
ほんじゃき、そんな人間が織り成す人生っちゅうもんも、その本質であるDNAによう似た鎖状をしちゅうと考えるこたぁ、実に理に叶うちゅうがよ。
ほいたら、そんな人生の本質を知ろうとすりゃあ、人間の体のどこの細胞を取ったち同じDNAが入っちゅうように、人生のどこの一部分を取ったち、その人の人生の本質を知ることができるっちゅうことになるがやき。
長い人生全体をまんべんのう知ろうとすりゃあ、時間がかかり過ぎるし、むしろ人生の本質からは遠ざかってしまうもんながよ。
それよりか、人生の鎖の一部分だっけを取り出して、そこだっけを深うに掘り下げていった方が、実は人生の本質を知ることができるっちゅうことながぜよ。