「幸福は、アテらあがそれを所有しちゅうと意識することのうちに存するがやき。」(ジョルジュ・サンド)
19世紀〜20世紀の文学に影響を与え、かのショパンにもその生涯で最も影響を与えたと言われる、フランスの女流作家、ジョルジュ・サンド(1804〜1876)さんの言の葉ながよ。
自分の人生について、何じゃち他人や環境のせいにして、自らの不幸を嘆いたり、失うたもんの恨み言ばっかし語ったり、グチしか言わんような人は、いま自らが持っちゅうもんについちゃあ、まったく意識すらしてのうて、それを持っちゅうことに感謝するっちゅう発想すらないがやき。
そういう人は、たとえどればあ恵まれた環境に置かれたとしたち、結局おんなじように自らの不幸を嘆いたり、失うたもんの恨み言ばっかし語ったり、グチしか言わんもんながよ。
つまり、そういう人は、どうあがいたち幸福にゃあなれんっちゅうことながやき。
一方、幸福になれる人っちゅうんは、どればあ今置かれちゅう環境が悪かったとしたち、まず自らがいま持っちゅうもんに意識を向けて、それに感謝することからスタートするがよ。
ほいたら、いま現在、すでに幸福を所有しちゅうことに気づくがやき。
それに気づくことができりゃあ、その後は次々に幸福なことが発見されまくりだいて、ますます幸福になっていくがよ。
幸福になる人っちゅうんは、そういうことながぜよ。