2021年08月01日

幸せの言の葉〈1503〉

「有望な仕事があるけんど資本がのうて困るっちゅう人がおる。けんど、こりゃあ愚痴でしかないがよ。その仕事が真に有望で、かつその人が真に信用ある人やったら、資本ができんはずがないがぜよ。」(渋沢栄一)


明治維新後に500社を超える企業を立ち上げ、日本の近代産業の基礎を築き、「日本資本主義の父」と呼ばれた、今年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公、渋沢栄一(1840〜1931)さんの言の葉ながやき。


たいていの企業にとっちゃあ、とにかく資本、つまりはお金についてが、最大の悩みやといえるがよ。


けんど、かの渋沢栄一さんは、有望な仕事があるけんど資本がのうて困るっちゅうんは、愚痴でしかないと喝破するがやき。


さらに、その仕事が真に有望で、かつその人が真に信用ある人やったら、資本ができんはずがないっちゅうて断言するがよ。


ほいたら、資本がない、お金が足りんっちゅうんは、突き詰めりゃあ、その仕事が真に有望やないか、その人が真に信用ある人やないかのどちらか、またはその両方やっちゅうことになるがやき。


その仕事が真に有望かどうかっちゅうんは、こぢゃんとシンプルに表現すりゃあ、お客様に「そうそう!こういうんが欲しかった!」っちゅうて、言うてもらえるかどうかやき、そんなモノかサービスを創り出しゃあえいがよ。


一方、その人が真に信用ある人かどうかっちゅうんは、一朝一夕にゃあいかんがやき。


普段から、約束を守る、ホラ話をせん、常に真摯な姿勢で対処する、相手のトラブルや困り事に喜んで手を貸す・・・ちゅう日常を積み重ね積み重ねて、やっと姿を現すがが信用ながよ。


さあ、今日もそんな信用をコツコツと積み重ねていきましょうや!


そんな積み重ねが信用を育み、いつしかきっと資本につながるがぜよ。




Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(2)
この記事へのコメント
EZaCQeqpI
Posted by HJboqvlgXAnkONe at 2021年08月02日 11:34
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Posted by oRngQJVz at 2021年08月02日 11:34