8月6日(金)は、まずは「ザ クラウンパレス新阪急高知」にて17時半から、「第55回土佐はし拳全日本選手権大会」の運営協議会が開催され、同大会は残念ながら中止と決まったもんやき、協議会も30分かからんうちに終了したがやき。(昨日のblog&Facebook参照。)
ほんで、例年やったら開催しゆう協議会後の懇親会も、コロナ禍で無しやったき、ワシゃあ高知県小売酒販組合の秋月さんと山崎さんと3人で、老舗蕎麦屋の名店「蕎麦と酒 湖月」さんに、ちくと飲みに行ったがよ。
「湖月」さんじゃあ、8月〜9月の2ヶ月間、「司牡丹フェア」が開催されゆうっちゅうことで、うかがわいてもうたがやき。
元々土佐酒の品揃えにゃあ定評がある「湖月」さんやけんど、今回の「司牡丹フェア」じゃあ、期間中は司牡丹の凄い品揃えでズラリ9種類も飲み比べできるっちゅうがよ!
まずは司牡丹人気ナンバーワンの「船中八策」シリーズが、レギュラーの「船中八策」(超辛口・純米酒)、夏期限定の「船中八策・零下生酒」(超辛口・純米生酒)、昔造りの「船中八策・きもと」(超辛口・きもと仕込み純米酒)ちゅう3種類を飲み比べできるっちゅうんは、これだっけやち滅多に体験できるもんやないがやき。
さらに、映画「竜とそばかすの姫」で聖地となった奇跡の清流「仁淀川」を彷彿とさせる「司牡丹・仁淀ブルー」(純米酒)と、司牡丹の浅野杜氏渾身の挑戦といえる「二割の麹が八割の味を決める」(純米酒)っちゅう、司牡丹自慢の純米酒2種類の飲み比べも、ワシゃあかなり面白いと思うちゅうき、お薦めさいていただきたいがよ。
また、司牡丹の純米吟醸酒の王道の定番「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)と、夏期限定の花火ラベル「司牡丹・夏純吟」(純米吟醸酒)も、前者はデリシャスリンゴのような香り(カプロン酸エチル)がメインで、後者はバナナのような香り(酢酸イソアミル)がメインやき、この純米吟醸酒の飲み比べもかなり面白いし、日本酒があんまり得意やない方にもお薦めできる飲み比べながやき。
さらにさらに、今回の「湖月」さんでのフェアでしか飲めん、秘蔵の「隠し酒」も、2種類用意されちゅうがぜよ!
まず1つめは、司牡丹の定番純米大吟醸酒「秀吟司牡丹」を、マイナス5度以下にて3年以上瓶貯蔵し熟成さいたっちゅう、秘蔵の純米大吟醸原酒(平成29BY)が、1升瓶2本分だっけ用意されちゅうがよ。
こちらは、この2本が無いなり次第終了やき、ご希望の方はお早めのご来店をお願い申し上げます!
2つめは、「湖月」さんの店主松木さんが、ご自身で秘蔵しちょったっちゅう、「司牡丹・きもと純米かまわぬ生酒」の、何と4年モノ(平成28BY)やっちゅうがやき!
珍しい「きもと仕込み」の、さらに珍しい「生酒」で、さらにさらに珍しい「4年モノ」らあて、「珍しい」の3乗やっちゅうことで、ワシも飲んだことがないきに、こりゃあ絶対に飲まにゃあいかんと決めちょったがよ。
さて、18時のオープンと同時ばあに入店したら、店主の松木さんから「4年モノの『かまわぬ生酒』、あと1杯だけで終了です!」っちゅうて言われたもんやき、早速そちらを注文さいてもうて、3人で分けていただくことにしたがやき。
「司牡丹・きもと純米かまわぬ生酒・平成28BY」にて、3人で乾杯をしてスタートしたがよ。
生酒の4年モノたぁ思えんばあキレイに熟成しちょって、生ヒネらあ全くのうて、幅のある旨味とコクがありながらも、なめらかな生の風味が同居しちょって、キリッとした辛口の味わいの中に力強い生命力を感じさせる、素晴らしいお酒やったがやき。
ああ、もう一杯、飲みたかったぜよ!
続いては、秘蔵の「秀吟司牡丹・平成29BY」(純米大吟醸原酒3年モノ)と「司牡丹・夏純吟」(純米吟醸酒)と「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)の吟醸3点セットをいただきもって、「フキの佃煮」や「タコの刺身」をいただきゃあ、これまたタマラン!旨いの何の!
特に「秀吟3年モノ」が、華やかな中にも凝縮したような旨味が潜んじょって、タコの旨味と絶妙にマッチして、いきなり杯も箸も止まらんなって、3人で盛り上がったがよ。
お次は、大定番の「船中八策」(超辛口・純米酒)と「船中八策・零下生酒」(超辛口・純米生酒)と「船中八策・きもと」(超辛口・きもと仕込純米酒)の「船中3点セット」を注文。
タレの効いた「焼き鳥」に「船中生酒」の王道のペアリング!
出汁の効いた「玉子焼き」に定番「船中」のホッとするペアリング!
「蕎麦屋の鴨ロース」にいぶし銀のキレ「船中きもと」のゴールデンなペアリング!
飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて、大盛り上がりに盛り上がったがやき。
ワシゃあ〆にゃあ、「司牡丹・仁淀ブルー」(純米酒)と「二割の麹が八割の味を決める」(純米酒)と「船中八策・きもと」(超辛口・きもと仕込純米酒)っちゅう、純米3点セットを注文さいてもうたがよ。
〆の料理は、もちろん蕎麦!
悩みに悩んで、温かい「花巻蕎麦」にしたがやき。
実はワシゃあ「花巻蕎麦」の、温かい蕎麦と温かい出汁とそこに浮かぶ海苔との三重奏が、もうタマランばあ大好物ながよ。
これほど絶妙な味わいを醸し出す組み合わせは他にゃあないき、ワシにとっちゃあ「ミラクルスリー」ながやき。
しかも、これが日本酒のツマミにもバッチリときちゅうきに、そりゃもう堪えられませんながよ!
「仁淀ブルー」の柑橘類を彷彿とさせる爽やかな酸、「二割八割」のバランスのえい膨らみ、「船中きもと」のキリッと収斂する切れ味らあが、海苔と蕎麦と出汁の三重奏を、さらに引き立てて・・・あぁ幸せ!
蕎麦屋で日本酒は日本人にゃあ、やっぱし至高の晩餐ながぜよ!
なお、高知県はコロナ「非常事態」となってしもうたきに、営業日時らあについちゃあ、お店の方にご確認の上での、ご来店をお願い申し上げます。
●「蕎麦と酒 湖月」
〈住所〉高知市追手筋1-8-10湖月ビル2F TEL:088-822-4276
〈営業時間〉18時〜24時(L.O.23時)※売り切れ等の状況により早仕舞いの場合あり。
〈定休日〉日曜・月曜
〈司牡丹フェア〉令和3年8月〜9月末まで(終盤はそれぞれのお酒が無くなり次第フェードアウトにて終了。)
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社