2021年08月25日

「十刻」で今年初の「メジカの新子」ぜよ!

8月18日(水)は18時半から、「いつものところ 十刻(ととき)」さんにて、某方らあと懇親会やったがやき。
2021.8.25写真1 十刻

この日、高知県はコロナの感染者がいきなり増えて、県の緊急事態となって酒類提供時間に制限がかけられる直前やったき、この日は4名にて充分な距離をとりもって開催さいていただきましたきに、その点はご了承くださいや。


まずは生ビールにて乾杯の練習をし、つきだしをいただきもって、店員さんにお薦めの魚を聞いてみたら、何と!「メジカの新子」が入荷しちゅうっちゅうがよ!


ワシもまだ今年は食べてのうて、初新子になるき、こりゃあ絶対にいただかにゃあっちゅうことで、早速注文さいてもうたがやき。


ちなみに、新子っちゅうたらお江戸じゃあ「コハダ」やろうけんど、土佐の高知で新子っちゅうたら「メジカの新子」で、ソウダガツオの幼魚のこと。
写真2 メジカの新子

毎年8月中旬ばあから9月中旬ばあまで(年によってズレあり)しか食べれん上に、かつては高知県内でも中土佐町久礼や須崎市でしか食べれんかったっちゅう、まさに晩夏の旬の幻の魚やったがよ。


それが近年じゃあ、こうして高知市内でもいただけるお店が増えてきたき、まっこと有り難いことながやき!


ほんで、「メジカの新子」に絶対に欠かせれんがは、この時期旬になる土佐の酢みかん(香酸柑橘類)の一種、「ブシュカン」ながよ。


「メジカの新子」にゃあ、このブシュカンの緑の皮をオロシガネですって振りかけ、さらにいただく際にゃあブシュカンをギュギュッと搾って果汁をたっぷり搾りかけ、それを醤油につけていただく、付け合わせの野菜はリュウキュウ(ハス芋の茎)っちゅうんが定番ながやき。


おおっ!今年初の美しい「メジカの新子」の登場ぜよ!


ここは当然辛口の土佐酒しかないっちゅうことで、「船中八策・零下生酒」(超辛口・純米生酒)をお願いし、まずはこのお酒にてみんなあで正式な乾杯をしたがよ。
写真3 船中生酒と新子

くぅ〜っっ!沁みるばあ旨いっ!


キレッキレの超辛口生酒がツマミを欲しがって、胃の中から手を伸ばしてきそうなばあの美味しさながやき。


さて、いよいよ今年初の「メジカの新子」!


みんなあで取り分け、ブシュカンをたっぷり搾りかけ、ワシゃあ醤油も上からチョコッとかけて、早速パクリ・・・。


やっぱし、うんま〜〜〜いっっっ!!!


モッチモチプルンの柔らかい上に弾ける食感の身からは、鮮度抜群の赤身ならではの旨味があふれ出し、そこにブシュカンの青玉の風味と強い酸味、さらに醤油の辛味が加わりゃあ、そりゃあもう最強ながよ。


この味わいこそ、土佐の晩夏を感じさせる、最強の美味しさながやき!


そこに、「船中八策・零下生酒」をキュッと・・・。


くぅぅわぁ〜〜〜〜っっっ!!!タマランッッッ!!!


口中に残っちょった、新子の旨味、ブシュカンの風味と酸味、醤油の辛味らあを、見事に融合さいて膨らませ、さらにそれをこの酒が出汁のように下から支えて押し上げてくれたかと思うたら、後口は潔いばあスパッと切れるがよ。


あまりのキレの良さに、思わずその味わいを追いかけてしまいそうになるばあながやき。


つまり、また「メジカの新子」に、箸がのびるっちゅうことながよ。


皆さんもワシと同様大感激の美味しさやったようで、すんぐに箸がのびて、おかわりやったがやき。


「メジカの新子」と「船中八策・零下生酒」・・・こりゃあまっこと、交互にやりゃあ、間違いのう止まらんなる、無限ループの最強タッグに認定ながぜよ!


さらに、当然のごとく本鰹も注文さいてもうたき、「初鰹の塩タタキ」とプレミアムバージョンの「船中八策・槽搾り黒」(超辛口・槽搾り純米酒)が、引き続き登場したがよ。
写真4 初鰹の塩タタキ写真5 船中八策・槽搾り黒












この組み合わせについちゃあ、もはや王道中の王道やき、あらためての説明は省かいていただきますけんど、こちらも当然、無限ループの最強タッグなもんやき、皆さんやっぱし箸も杯も止まらんなって、飲んで食べて語り合うて飲んで食べて語り合うて、ガンガンに盛り上がったがやき。


やっぱし、土佐の高知の一番の美味しさ、一番の楽しさは、鮮度抜群の旬の魚と、キレのえい辛口土佐酒の組み合わせの素晴らしさやと、あらためてつくづく実感さいてもうたがよ。


お集まりいただきました皆さん、そして「十刻」の皆さん、まっこと最高のひとときを、ありがとうございましたぜよ!














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司牡丹酒造株式会社

Posted by tsukasabotan at 09:20│Comments(0)