2021年09月08日

オーストラリアの旅行会社「Japan Holidays」オンライン取材ぜよ!

9月2日(木)は10時から、高知県観光コンベンション協会さんからの依頼で、オーストラリアの旅行会社「Japan Holidays」さんの、オンラインでのインタビュー取材があったがやき。


高知県観光コンベンション協会さんじゃあ、アフターコロナの往来再開後の訪日観光客誘客を見据え、オーストラリアの旅行会社「Japan Holidays」さんの発行するニュースレターに高知県の記事を掲載し、同国の旅行会社や一般消費者に高知の魅力を伝える事業を実施されよって、9月配信のニュースレターに司牡丹のインタビュー記事を掲載したいっちゅうことやったがよ。


「Japan Holidays」さんは、オーストラリアの訪日旅行専門の旅行会社で、高知県の旅行商品も販売実績があり、アフターコロナの往来再開を見据えて、同社顧客に対し、高知県の情報発信を行うて認知度を高めるため、ニュースレターの配信を実施してくださりよって、既にこれまでに「よさこい祭り」の記事らあを配信してくださっちゅうがやき。


さて、10時前ばあに、高知県観光コンベンション協会さんの地場さんと池内さんが司牡丹に来社され、応接室にてオンライン取材の準備をされたがよ。


Zoomを使うてのオンライン取材で、まずはインタビュアーのジュリアン鈴木さんに画面上にてワシからご挨拶さいてもうたら、「Japan Holidays」さんの社長さんも入室されちょって、社長さんからご丁寧なご挨拶をいただき、ちくとビックリやったがやき。
写真1 パソコン準備写真2 ジュリアンさん












さて、まずは社長であるワシへのインタビューで、既にジュリアンさんは司牡丹のホームページらあをしっかりチェックされちょって、最初の質問が「創業から400年以上っちゅうことやけんど、御社の成功の秘訣は?」っちゅうんやって、てっきりまずは「歴史と由来」から入ると思うちょったもんやき、ちくと面食ろうたがよ。


ワシからは、「成功」っちゅうようなもんやないけんど、400年以上の永きに渡って連面と酒蔵として継続されてきちゅう理由についての考えを語らいてもうたがやき。


そりゃあまず、代々続く「進取の気性」ながよ。


ワシの曾祖父・竹村源十郎、父・維早夫(祖父・一郎は早逝)、そしてワシと、伝統を守るっちゅうよりか、むしろ時代に先駆けて新しいことに挑戦し続けてきたっちゅうことながやき。


曾祖父・源十郎は、軟水醸造法を開発した広島杜氏の第一人者をいち早く見出だして杜氏として招聘し、司牡丹の品質の基礎を築き上げたがよ。


父・維早夫は、「日本名門酒会」に参加し、いち早く地酒ブームの牽引車となり、全国の地酒専門店や日本酒ファンに対して、司牡丹を届けるための流通の基礎を築き上げたがやき。


ほんでワシは、今から25年前の平成9年から、いち早う高知県内の農家に農法指導(永田農法)まで実施し、高品質な自県産米(山田錦など)を安定確保し、さらに海外ルートを含む「日本名門酒会」流通を強化し、世界中に司牡丹を届ける基板を築き上げたがよ。


また、戦時中の米不足の時代、「金魚酒」っちゅうて、酒の中で金魚が泳げるばあ薄い粗悪な酒が全国に蔓延する中、曾祖父・源十郎は製造量が10分の1になっても、一切品質を落とさんかったがやき。


この事実により、戦後に米不足が解消してから、「司牡丹はあの戦時中の米不足の時代にも一切品質を落とさんかった!」っちゅうて、取引先からの絶大な信頼を獲得し、全国から注文が殺到するようになったがよ。


ワシらあ司牡丹の社員は、今でも全員がこのことを誇りとして、品質至上の基本に置いちゅうき、そんじょそこらの品質至上たぁわけが違う筋金が入っちゅうきに、たとえコロナ禍で売上が半分になる月があったち、そこは揺らぐこたぁないがやき。


だいたいこんなようなお話をさいてもうたら、ジュリアンさんはこぢゃんと感動してくださっちょったがよ。


続いては、司牡丹の浅野杜氏へのインタビュー取材で、司牡丹の酒造りについての質問があったがやき。
写真3 杜氏インタビュー

どんな日本酒を目指しちゅうかっちゅうかっちゅう質問に対し浅野杜氏は、「富士山のように裾野がなだらかで稜線が美しい酒」やっちゅうて答えたがよ。


そりゃあつまり、司牡丹の酒質としちゃあ、淡麗辛口の土佐らしい食中酒じゃああるけんど、ただ辛いだけとか、ただ甘いだけっちゅうような、ヒョロ高い山やのうて、その他の様々な味わいが溶け込むことによって、それがなだらかで美しい稜線を描くような、そんな酒やっちゅうことながやき。


だいたいこんな感じで、10時50分ばあにゃあ、Zoomでのインタビューは終了し、ジュリアンさんにお別れのご挨拶をさいてもうたがよ。


まっこと、ありがとうございましたぜよ!


その後は、高知県観光コンベンション協会さんの地場さんと池内さんを、取材記事に挿入する画像の撮影にご案内さいてもうたがやき。


この時期は、残念ながらまだ酒造りは行われてないき、まずは玄関の酒林の下でワシと浅野杜氏の写真撮影をして、司牡丹で現存する一番古い蔵、180年ばあ前の江戸時代末期建造の一号蔵にご案内さいてもうたがよ。


貯蔵タンクがズラリと並ぶ一号蔵内を、写真撮影していただいたがやき。
写真4 一号蔵
















ほんで、一号蔵にそびえ立つ、司牡丹の目印ともなっちゅう煙突も、写真撮影していただいたがよ。
2021.9.8写真5 煙突

続いては、「司牡丹・酒ギャラリー ほてい」に向こうて、まずは「ほてい」の外観を撮影していただいたがやき。
2021.9.8写真6 ほてい
















ほんで、「ほてい」の店内を撮影していただき、現在オーストラリアに輸出されゆう「船中八策」(超辛口・純米酒)と「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)を、メインで撮影していただいたがよ。
写真7 船中八策と山柚子搾り

こうして、11時半前ばあにゃあ、全ての取材と撮影は無事終了したがやき。


高知県観光コンベンション協会さん、地場さん、池内さん、まっことお疲れ様でした。ありがとうございましたぜよ!
















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司牡丹酒造株式会社

Posted by tsukasabotan at 11:42│Comments(0)