「失敗すりゃあ、がっかりするかもしれん。けんど、何ちゃあせんかったら確実に絶望するがやき。」(ビヴァリー・シルズ)
アメリカ合衆国の最も有名なオペラ歌手の一人、ビヴァリー・シルズ(1929〜2007)さんの言の葉ながよ。
このビヴァリー・シルズさんの言の葉は、何かに挑戦しょうとしたとき、失敗することが頭によぎって、一歩を踏み出す勇気が出んときらあに思い出しゃあ、しっかり背中を押してくれるはずながやき。
確かに失敗すりゃあ、がっかりするかもしれんがよ。
けんど、失敗を恐れて何ちゃあせんかったとしたら、そりゃあ確実に絶望することになると、シルズさんは断言するがやき。
「がっかりするかもしれん」がと、「確実に絶望する」がと、おまさんはどっちを取るぜよ?
「がっかり」と「絶望」やったら、前者の「がっかり」の方がマシやろうし、「かも」と「確実に」やったら、前者の「かも」の方がまだ可能性があるっちゅうことになるがよ。
ほいたら、誰がどう考えたち、何ちゃあせんよりか、失敗するかもしれんけんどとにかく一歩を踏み出した方が、間違いのう正解やっちゅうことになるはずながやき。
失敗を恐れゆう場合やのうて、何ちゃあせんことによる絶望をこそ、真剣に恐れにゃあいかんっちゅうことながぜよ。