「多忙っちゅう威厳をまとうた怠惰に、人は何よりかたやすう惹きつけられるがぜよ。」(サミュエル・ジョンソン)
「英語事典」の編集で知られ、18世紀英国において「文壇の大御所」と呼ばれた文学者・詩人・批評家・文献学者、サミュエル・ジョンソン(1709〜1784)さんの言の葉ながやき。
単になまけたり、だらしないっちゅう怠惰は、誰が見たちすぐ分かるき、そんなに恐ろしいもんやないがよ。
一番恐ろしいがは、多忙っちゅう威厳をまとうた怠惰ながやき。
この怠惰が恐ろしいところは、日々の仕事の中において本人やち気づかんうちに、いつの間にか忍び込んでくるっちゅうところながよ。
しかもこの怠惰は、多忙っちゅう威厳をまとうちゅうもんやき、周りの人らあやち誰っちゃあ気づかんがやき。
この怠惰に気づくことができるがは、本人しかおらんがよ。
ほんじゃき、ワシらあは多忙になりゃあ多忙になるばあ、その多忙の中に怠惰がこっそり隠れ潜んじゃあせんかを、自らチェックしよらにゃあいかんがやき。
多忙やに、何でかしらんけんど仕事が進まんなってきたとか、何か空回りしゆうように感じだいたとしたら、そりゃあ要注意やっちゅうことながぜよ。