2021年09月13日

「うらみちお兄さん」のお陰?「可杯」に注文殺到の謎ぜよ!

今回は、今月初旬あたりから突然、司牡丹の「可杯(べくはい)」に注文が殺到するっちゅう、謎の現象が起こっちゅうき、その話題について取り上げさいていただきますぜよ。
写真1 可杯

ちなみに、通常やったら月に平均10箱ばあ売れゆう司牡丹の「可杯」に、何といきなり300箱ばあの注文が全国から殺到し、品切れ寸前になっちゅうがやき。


「可杯」の中身の杯は、小さな陶器会社に作ってもらいゆうもんやき、次の入荷は11月上旬ばあになるき、まっこと申し訳ございませんけんど、間ものう品切れしたら次の入荷はちくと先になるきに、その点は何とぞご了承いただけましたら幸いながよ。


●「司牡丹の可杯」はこちらをクリック!(間もなく品切れ)
https://www.tsukasabotan.co.jp/food_goods/bekuhai.html


●「可杯」の遊び方の動画はこちらをクリック!
https://m.youtube.com/watch?v=1c0_qrmoNSo&feature=youtu.be


突然の注文殺到に、いったい何が起こったがやろうかと思うて、いろいろ調べてみたら、どうやら「うらみちお兄さん」っちゅう漫画の第42話が「俺の地元の遊び」っちゅうタイトルで「可杯」が登場しちゅうき、それが原因やないろうかっちゅう情報が入ってきたがやき。
写真2 うらみちお兄さん

「うらみちお兄さん」は、2017年5月12日から、Pixivコミック内のWEBコミック配信サイト「comic POOL」にて連載を開始した作品らしゅうて、何と2017年8月23日に発表された第3回「次にくるマンガ大賞」の「Webマンガ部門」で第1位を獲得し、2017年度の「WEBマンガ総選挙」の「インディーズ部門」でも第1位を受賞しちゅう、話題作やっちゅうがよ。


ほんで、現在発売中の単行本の第5巻に、この第42話の「俺の地元の遊び」が収録されちょって、そこに「可杯」が登場しちゅうらしいがやき。


けんど、それが何で今になって「可杯」に注文が殺到しゆうがかについちゃあ、謎ながよ。


ちなみに「うらみちお兄さん」は、アニメ第1期が2021年7月から放送がスタートしちゅうらしいがやき。


【放送スケジュール】
●テレビ東京:7月5日(月)から毎週月曜日深夜1時30分〜
●BS11:7月6日(火)から毎週火曜日深夜1時〜
●WOWWOW:7月8日(水)から毎週水曜日深夜0時〜※全話無料放送


ほんでこのアニメの登場人物である猫田又彦が高知県出身っちゅう設定で、その声優を何と我が町佐川町出身のスーパースター、人気声優の小野大輔さんが担当しちゅうっちゅうがよ!


もしかしたら、このアニメで、猫田が「可杯」で遊ぶシーンが小野さんの声で放送されたとしたら・・・!


司牡丹の「可杯」に注文殺到の謎の答えはコレが一番可能性が高そうなけんど、原作漫画の第42話を、果たしてこんなに早うアニメ放送するたぁ思えんがやき。


どなたか、この謎の答えが分かる方、下記のワシ宛てに、是非是非メールでのご一報をお願い申し上げますぜよ!


akihiko@tsukasabotan.co.jp


ちなみに「可杯」について何ちゃあ知らん方のために、ちくと詳しゅう以下に紹介さいていただきます。
写真3 司牡丹・可杯(箱)写真4 司牡丹・可杯(箱と中身)












「可杯」たぁ、土佐のお座敷遊びの座興用の杯のことで、注がれた酒を飲み干さんと置くことができん杯のことながよ。


「可」の字は、漢文じゃあ「可何々(なになにすべし)」っちゅうて書くように、文章の上にしかつかん、下にゃあつけん字やきに、下に置けん杯のことを「可杯」っちゅうがやき。


ほんで、司牡丹の「可杯」にゃあ3つの杯があり、まず「天狗」の杯は、一番大きゅうて酒の量も一番多く入り長い鼻があって、酒がこぼれてしまうき、飲み干さにゃあ置くことができんがよ。
写真5 司牡丹の可杯写真6 可杯遊び













次に「ひょっとこ」の杯は、2番目に大きゅうて、口のところに穴があいちょって、指で穴をふさいでから酒を注ぐき、これも飲み干さにゃあ置くことができんがやき。


最後の「おかめ」の杯は、一番小そうて入る酒の量も通常の杯と変わらんし、普通に置くこともできるけんど、女性の顔を下にして置くわけにゃあいかんき、やっぱし飲み干さにゃあ置くことができんがよ。


ほんで、この三面杯の図柄が描かれちゅう特製のコマを回して、止まったときにコマの軸が向いちゅう方向に座っちゅう人が当たりで、出た図柄の杯に日本酒が注がれ、置くこたぁ許されんきに、一気に飲み干さにゃあいかんがやき。


このような「可杯」は、実はかつては全国各地の花街らあで楽しまれてきたがやけんど、各地の花街が消えたり衰退したりしていって、いつしかほとんど見かけられんようになっちょったがよ。


このことを残念に思うた司牡丹の先代社長(ワシの父、竹村維早夫)は、昭和51(1976)年に司牡丹のお酒と「可杯」を詰め合わせた「司牡丹・可杯セット」を発売。


ほいたら、この商品は、高知県内で大好評を博し、瞬く間に「可杯」が県内全域に普及していくことになったがやき。


また、高知市内の料亭らあじゃあ、古うから宴席のお遊びとして歌われよった「ベロベロの神様の歌」と合体し、コマが回りゆう間はこの歌を歌いもって手拍子らあで盛り上げるようになっていったがよ。


「ベロベロの〜神様は 正直の神様よ おささの方へとおもむきゃれ エェ おもむきゃれ」
写真7 ベロベロの神様

「おささ」たぁ「お酒」のことで、つまり「酔っぱらいの神様は正直な神様やき、(このコマは)お酒好きの方へおもむきなさいや」っちゅう意味になるがやき。


ほんで、歌詞の「おささ」の部分を、たとえば「スケベ」らあに次々に変えて歌うたりして、ガンガン盛り上げるがよ。


盛り上がっていくほどに、その場にゃあ「ベロベロの神様」が降臨してきて隠し事はできんっちゅうことになり、「スケベ」で指された人は、ホンマのスケベじゃっちゅうことになるがやき。


「やっぱし、おまさんがスケベじゃ!」っちゅうて、大爆笑の中で、当たった人は杯を飲み干すがよ。


大勢でにぎやかに飲むがが大好きな土佐人に、このお遊びは大歓迎され、いつしか「可杯」は「箸拳(はしけん)」と並び称される、土佐を代表する宴席のお遊び、土佐の酒文化となったがやき。


ほんで、いまや高知駅前にゃあ、高知県出身のフィギュアイラストレーター・デハラユキノリさん作の「ベロベロの神様」の像が鎮座しちょって、春の一大イベント「土佐のおきゃく」の守り神となっちゅうがよ。


さて、そんな土佐の高知の「可杯」を、是非欲しいっちゅう方はお早めに下記にご注文いただき(品切れしたら申し訳ございません)、「可杯」遊びのシーンを動画で是非見てみたいっちゅう方は、下記をクリックしてみてくださいや!


●「司牡丹の可杯」はこちらをクリック!(間もなく品切れ)
https://www.tsukasabotan.co.jp/food_goods/bekuhai.html

●「可杯」の遊び方の動画はこちらをクリック!
https://m.youtube.com/watch?v=1c0_qrmoNSo&feature=youtu.be



















土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社

Posted by tsukasabotan at 11:33│Comments(2)
この記事へのコメント
NrnHAIhsp
Posted by aclEAzbBp at 2021年09月13日 19:50
lkgWEaNfXe
Posted by QTsCupHKoJWmzIy at 2021年09月13日 19:50