「自分のなにを誇るか、なには自慢せんか、このことがその人の正直な履歴書ぜよ。」(むのたけじ)
「戦争絶滅」を訴え続けた日本のジャーナリスト、むのたけじ(1915〜2016)さんの言の葉ながやき。
社会人になって何年も経つに、未だに某有名大学首席卒業やとかばっかし誇ったり、以前勤めた会社でトップセールスやったとかの話題ばっかしを、次の会社で何年経ったち話すっちゅうような人は、結局その頃からまったく進歩してないっちゅう、正直な履歴書になるっちゅうことながよ。
また、あの有名人やこの著名人も友達やっちゅうて、自分の交遊関係の自慢ばっかしする人や、あの歴史上の人物はこう言うたとか、この偉人はこんな言葉を語ったとか、借り物の言葉ばっかしで誇る人っちゅうんは、結局自分自身の中身は空っぽやっちゅう、正直な履歴書になるっちゅうことながやき。
さて、ほいたらおまさんは、いったい自分のなにを誇るぜよ?また、なにについちゃあ自慢せんぜよ?
自分の誇るべきこたぁ、過去やのうて今を、他人のことや借り物の言葉やのうて、自分のことを自身の内面からにじみ出る言葉で、語りたいもんじゃのう。
それが、自分自身の正直な履歴書になるがやきに。