「みずから愉しむことのできん人々は、しばしば他人を恨むがぜよ。」(イソップ)
古代ギリシャ語じゃあアイソーポスやけんど、日本じゃあ英語読みのイソップとして知られちゅう、古代ギリシャの寓話作家、イソップ(紀元前619年〜紀元前564年頃)さんの言の葉ながやき。
この言の葉を知って初めて気づいたがやけんど、確かに恨みがましいことをよう言うたり、他人をよう恨んじゅう人は、みずから愉しむことができんような人ながよ。
他人を恨むっちゅうんは、なかなかこぢゃんとエネルギーが必要やき、恨みの方にエネルギーが取られて、愉しむことに使う分が無いなるっちゅうことながやないろうかのう。
ほいたら逆に、他人を恨むがをちくと忘れて、みずからが本気で「愉しい!」っちゅうて思えることを、いくつも探しだいて、それらあに真剣に没頭してみりゃあ、そっちにエネルギーが取られて、恨む方に使う分が無いなるがやないかともいえるがやき。
つまり、他人を恨むようなヒマやエネルギーがあるがやったら、その分のヒマもエネルギーも、みずから愉しむことに使いなさいやっちゅうことながよ。
そうすりゃあ、愉しいことがドンドン増えていき、いつの間にか他人を恨むようなヒマもエネルギーも、ないなってしまうっちゅうことながぜよ。