「全国きき酒選手権大会」は、日本酒造組合中央会が毎年東京にて開催しゆう、一般の方々が対象の日本酒の「きき酒」大会で、高知県代表が過去に優勝したこともあるがよ。
その大会が、今回初めてオンラインにて開催されるっちゅうことで、なかなかそのやり方がヤヤコしゅうて、結構いろんなZoom機能らあも使いこなさにゃあいかんらしいき、高知県酒造組合事務局の秋久さんから頼まれ、Zoomを使いまくりゆうワシに来てもらいたいっちゅうことやったがやき。
まあ、高知県酒造組合理事長としても、高知県代表の方々を激励せにゃあいかんし、見届け人も2人必要やろうっちゅうこともあり、うかがわいてもうたがよ。
先日の高知県代表選考きき酒会にて優勝され、高知県代表となった男女お2人は既に来られちょって、もう1人の見届け人の高知県杜氏組合会長として、司牡丹の浅野杜氏も到着したがやき。
さて、11時半からオンライン受付開始で、通信環境確認やら本人の顔確認やら、きき酒セット未開封の確認らあがあり、なかなか大変やったがよ。
何とか無事、全ての確認事項をクリアすることができ、12時からは開会式がスタートしたがやき。
まずは主催者挨拶として、日本酒造組合中央会需要開発委員会の七田委員長さんがご挨拶され、今回初のオンラインでのきき酒選手権大会にゃあ、全国から約100名の方々が参加されちゅうっちゅうがよ。
続いては、日本酒造組合中央会の宇都宮理事さんから、競技委員長として競技ルールらあの説明があったがやき。
お次は12時20分ばあから、日本酒実力テストのオンライン試験が開始されたがよ。
この試験が、ZoomのチャットでURLが表示され、そっからアクセスせにゃあいかんっちゅうことで、ここがうまいこといくかがちくと心配やったがやけんど、何とか大丈夫やったがやき。
ここでワシゃあ、まだ昼を食べてなかったき、昼食を食べに行かいてもうたがよ。
ワシが戻んてきたら、30分間の日本酒実力テストも無事終了し、第1回目のきき酒の準備の最中やったがやき。
まず第1回目用の箱を開け、大文字のA〜Gの7点の日本酒を、所定のセッティングシートに並べたプラカップに注ぐがよ。
この7点の日本酒をきき酒し、好みの順に1〜7の数字を解答メモ用紙に記入していくがやき。
この1回目のきき酒の競技時間は、7分間ながよ。
終了のアナウンスできき酒をやめ、1回目のきき酒セットを片付けるがやき。
続いて第2回目用の箱を開け、小文字のa〜gの7点の日本酒を、所定のセッティングシートに並べたプラカップに注ぐがよ。
この7点の日本酒をきき酒し、好みの順に1〜7の数字を解答メモ用紙に記入していくがやき。
この2回目のきき酒の競技時間も、7分間ながよ。
終了のアナウンスできき酒をやめ、2回目のきき酒セットを片付けるがやき。
ちなみに、1回目の大文字のA〜Gと、2回目の小文字のa〜gの、それぞれの7種類の日本酒は、同じ日本酒ながやけんど、記号が異なっちゅうがよ。
ほんで、1回目の好みの順番と、2回目の好みの順番が一致しちゅうかどうかを競うっちゅう競技で、その差が少ないほど正解率が高いっちゅうことになるがやき。
この後は、制限時間10分以内で、オンラインにて回答するがよ。
Zoomのチャット画面に解答用のURLが送られてきて、そこにアクセスして解答を記入し、終了時間までに解答を送信するがやき。
これにて、きき酒競技は無事終了ながよ。
ちなみに順位づけについちゃあ、まずオンラインきき酒競技の正解率が高い方が上位となり、同率の場合はオンライン日本酒実力テストの正解率が高い方が上位となり、さらに同率の場合は、オンライン日本酒実力テストの回答時間が早い方が上位となるがやき。
ここで、結果発表までの間は、オンラインセミナーで、30分間の日本酒動画が流されたがよ。
その後は14時20分から、日本酒実力テストの正解発表があったがやき。
このテストは、ワシらあプロやち間違うような引っかけ問題も多かったようなけんど、何と満点の方が3名もおったっちゅうがよ。
続いて14時半からは、きき酒競技の正解発表があったがやき。
何と、今回のきき酒競技は、全問正解の満点の方が19名もおったっちゅう発表があったがよ。
上位者10名は、全員全問正解者やっちゅうことで、この時点で残念ながら、高知県代表のお2人の上位入賞はないなったがやき。
引き続きいよいよ上位10名の発表ながよ。
10位から順番に発表され、3位〜1位についちゃあ、インタビューもあったがやき。
2位は静岡の女性の方、1位は東京の男性の方やったがよ。
上位入賞者のインタビューの後は閉会式で、祝辞と主催者挨拶があり、最後に司会の方からアンケートの案内があり、15時過ぎばあにゃあ、お開きとなったがやき。
上位入賞者の皆さん、まっことおめでとうございます！
そして、残念ながら入賞はならざったけんど、高知県代表のお2人のご健闘に、心から感謝申し上げますぜよ。
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司牡丹酒造株式会社
