「人は誰しも、ひっとりで自分の部屋におるときより、外で他の人間に交じっちゅうときに、寂しさを意識することが多いがやないろうか。」(ソロー)
アメリカ合衆国の作家・思想家・詩人・博物学者、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(1817〜1862)さんの言の葉ながやき。
ワシらあは普段、ひっとりで部屋におるようなときに、寂しいと感じるようなこたぁ意外に少ないもんながよ。
また仮にひっとりでおるときに寂しさを感じたとしたち、それほどツライっちゅうこたぁないもんながやき。
それよりかむしろツライがは、外で他の人間に交じっちゅうようなときに感じる寂しさの方ながよ。
集団でおるに、自分だっけが浮いちゅうように感じるとか、居場所やと思うちょったにそうやなかったがやと気づいたときらあに感じる孤独の寂しさは、そりゃあ途方ものうツライがやき。
そんなツライ集団の中の孤独を、どう克服するかっちゅうたら、そりゃあ孤独を愛するしかないがよ。
ひっとりでも立つことができるっちゅう、そんな孤高の自分を愛することができりゃあ、そこから「人は一人じゃあ生きていけん」っちゅうことにあらためて気づき直すがやき。
ほいたらあらためて、周りの人らあの存在に心から感謝ができるようになるもんながぜよ。