高知市のバーテンダー塩田さんのアツい想いに共感し、司牡丹酒造じゃあ高知県初のクラフトジン造りに挑戦さいてもうたがやけんど、その「マキノジン」のプレス発表会&無料試飲会が、まずはバー「クラップス」さんにて12月10日(金)16時から開催されたがやき。
ちなみに、このクラフトジン「マキノジン」は、10月16日からクラウドファンディングも実施しちょって、目標金額の200万円を超え、260万5千円を達成しちゅうがよ。
ご支援いただきました皆様、まっことありがとうございますぜよ!
【ポンコツ蒸溜器で高知初のクラフトジンを造り世界一のジンに育てる】
https://readyfor.jp/projects/makinogin
ちなみに経緯をちくとご紹介しちょきますと、高知市のBar「Craps」の塩田貴志さんは、全国バーテンダー技能競技大会優勝など、輝かしい経歴の一流バーテンダーながやけんど、還暦を超えて高知大学「土佐FBC(Food Business Creator)」に入学され、現在も上級コースに在籍されちょって、蒸留やボタニカルを研究中っちゅう方ながやき。
そんな塩田さんの、「高知県初のクラフトジンを造って、世界一のジンに育てたい!」っちゅうアツい想いに共感し、司牡丹じゃあ新たにジンの製造免許を取得したがよ。
けんど、当社の蒸留器は10年以上稼働してないポンコツの旧式蒸留器やったもんやき、実は最初はこんな蒸留器で大丈夫ながやろうかと、心配しちょったがやき。
ほいたら、そんなポンコツ蒸留器を一目見て「自分にぴったりや!」っちゅうて、塩田さんは悦んでくださったがよ。
この蒸留器、パッと見たところ「鉄人28号」みたいにも見えるがやき。
昔のロボット漫画らあでようあるパターン、旧式のポンコツロボットに乗った主人公が、最新型ロボットの敵と闘うっちゅう、そんなイメージが塩田さんの脳裡に浮かんだがやないろかのう?
さて、高知初のクラフトジンの名は、「マキノジン」っちゅうがよ。
佐川町出身の植物学者・牧野富太郎博士が発見し亡き妻の名をつけた「スエコザサ」をメインに、県産柑橘類らあ10種類以上のボタニカル原料を使うっちゅうがやき。
ジンにゃあ必須のジュニパーベリー以外、他のボタニカル原料は、有機グァバや仁淀山椒、土佐の酢みかん(香酸柑橘類)のブシュカン、榧の木らあの、高知県らしいもんを使用し、世界に誇れる土佐らしいクラフトジンになると確信しちゅうっちゅうて、塩田さんは語るがよ。
ちなみにベースとなる酒は、司牡丹の清酒取り焼酎「大土佐」ながやき。
この清酒取り焼酎は、清酒の風味もしっかりあって、ある意味清酒と焼酎の中間みたいなお酒やっちゅうだけでも珍しいがやけんど、何と何と蒸留したがは平成12酒造年度やき、20年モノっちゅうことになる希少品ながよ!
さらに、この蒸留器が据え付けられちゅう場所は、実は偶然にも、元々は牧野富太郎博士の実家の酒蔵(屋号「岸屋」・銘柄「菊の露」)やったっちゅう場所ながやき!
天の牧野博士の導きを感じる偶然の一致・・・今回「マキノジン」を造ることになったがは、もはや宿命やったっちゅうことながよ!
さて、スタッフや製作委員会メンバーらあが、15時半にゃあ「クラップス」に集まり、会場セッティングや打ち合わせをしたがやき。
「マキノジン」の商品サンプルと、そのボタニカル原料12種類がズラリと並べられ、ポスターも貼られ、スタッフの皆さんらあも写真を撮りまくりやったがよ。
ちなみに商品サンプルは、中身は本物やけんど、ラベルについちゃあまだ印刷やのうて、司牡丹の社内プリンターにて簡易的に作製したもんながやき。
16時過ぎばあにゃあ、マスコミや取材の方らあが集まられ、「概要説明」「塩田さん挨拶」「製作委員会メンバー紹介」「質疑応答」らあがあったがよ。
ワシからは、クラウドファンディングにご支援いただいた方々にゃあ令和4年1月末に返礼品をお届けするけんど、「マキノジン」としての正式な商品の出荷開始日は令和4年2月17日やっちゅうことと、価格は700mlで3200円(消費税込)やっちゅう発表をさいてもうたがやき。
ほんで、塩田さんと「マキノジン」と「ボタニカル原料」の撮影会があったがよ。
塩田さんの晴れがましい笑顔が、まっこと輝いちょったがぜよ!
その後は17時ばあから、無料試飲会のスタートながやき。
同業の「cafebar SHELTER」の堅田さんと「Bar Baffone」の青野さんも、お手伝いに来られて、ビュッフェスタイルにて、カナッペと「マキノジン」を使うた「酢みかん(直七)ジンリッキー」が提供され、無料試飲会は盛り上がったがよ。
ワシも「酢みかん(直七)ジンリッキー」を飲まいてもうたけんど、柑橘の爽やかさとほのかなスパイシー感があり、アジア風のエキゾチックな美味しさやって、大満足ながやき。
こうして、「プレス発表会&無料試飲会」は18時にゃあ終了し、この後は18時半から「土佐料理 司 高知本店」にて、「お披露目宴」ながよ。
会場にゃあ50名ばあのお客様が集まり、塩田さんの息子さんの亮くんの司会にて開会したがやき。
ほんでまずは「マキノジンの軌跡」のビデオ映像が流されたがよ。
様々な関係者が登場し、たくさんの方々の力が結集して「マキノジン」は誕生したんやっちゅうことが、よう分かったがやき。
塩田さんとワシと杜氏の3人で初めて蒸留器を見に行った際の映像らあて、まっこと懐かしいもんながよ。
ラストは、塩田さんが牧野博士の墓参りに行った映像と、蒸留器に注連縄を飾るシーンの映像やったがやき。
上映が終了した瞬間、会場は拍手喝采やったがよ。
続いては、塩田さんからのご挨拶があり、お次はワシからご挨拶さいてもうたがやき。
ほんで、直七を使うた「酢みかんジンリッキー」が配られ、高陵病院の藤戸専務理事さんのご発声にて、みんなあで声高らかに乾杯し、宴がスタートしたがよ。
【先付】文旦と和牛ロースト バジルソースで
この先付が、直七の「酢みかんジンリッキー」と、まっことバッチリやったがやき。
【椀物】絹豆腐のアラレ揚げとツガニ摺り流し仕立て
このお椀のツガニの濃厚な旨味が、まっこと絶品やったがよ。
【造り】キハダ鮪 鯛松皮造り
【強肴】一本釣り鰹たたき
さすがにお造りと鰹のタタキにゃあ、司牡丹の燗酒を合いせていただいたがやき。
ここで、参加者のリュウスケさんが登場し、スチール・パンの演奏を披露されたがよ。
そのあまりに美しい音楽に、感激されちゅう女性の方もおられたばあながやき。
【小鉢】燻製チーズとナッツのポテトサラダ
【焼肴】鰤大根とニンニク葉
この2つの料理にゃあ、柚子を使うた「酢みかんジンリッキー」を合わせるっちゅうことやったがよ。
柚子の高貴な香りとジンの爽やかさが、2つの料理の美味しさを引き立ててくれたがやき。
続いては、司会の塩田亮くんが作ったっちゅう、「マキノジンイメージソング」がイメージ動画と共に発表されたがよ。
こちらの楽曲と歌詞が、親子愛を感じさいて、ちくとジーンときたがやき。
【煮物】鯨おでん
絶品の鯨おでんをいただきよったら、お次は関係者の方々の紹介タイムとなったがよ。
牧野博士のイラストとボタニカルイラストを担当された里見デザイン室の里見さんご夫妻や、トータルアートデレクションを担当された町田さんらあが紹介されたがやき。
【酢肴】文旦とポークの炙り焼き 黄身酢掛け
【食事】焼き鯖寿司
【止椀】滑子茸の赤出汁
お料理のコースも終盤になってきた頃、「マキノジン」の動画を制作した松田さんのご紹介があり、さらに塩田さんの土佐FBCにおける先生、高知大学次世代地域創造センター土佐FBC特認教授の富先生のご紹介があったがよ。
【水菓子】次郎柿のコンポート ヨーグルトソース
ほんで、デザートが出され、これがまた美味しかったがやき。
ここで、ファームベジコの長崎さんをモデルに使うて松田さんが撮影した、「マキノジン」のCMが流されたがよ。
井川遥を超える(?)その色気に、皆さん拍手喝采やったがやき。
こうして21時過ぎにゃあ、大盛り上がりのうちに大団円のお開きとなったがよ。
ご参加いただきました皆様、まっことありがとうございました!
そして、「マキノジン」にご協力いただきました皆様と塩田さん!まっことお疲れ様でした!心から感謝申し上げますぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社