審査員長の高知県農業技術センター二宮作物園芸課長さんを筆頭に、高知県酒造組合理事長のワシと事務局の秋久さん、高知県農業協同組合農畜産部の松岡部長さん、南国営農経済センターの内村部長さん、高知県工業技術センターの上東専門員さん、高知県農業技術センター作物園芸課の坂田チーフさん、高知県農業振興部環境農業推進課の山崎チーフさんらあが出席しての開催やったがよ。
ほんで、まずは高知県酒造組合理事長のワシと審査員長の高知県農業技術センター二宮作物園芸課長さんから、開会のご挨拶をさいてもうて、その後は議事に入り、審査基準や表彰らあについて協議したがやき。
ちなみに第5回の昨年度は、「吟の夢」94点、「フクヒカリ」18点の出展数で、第6回の今年度は、「吟の夢」79点、「フクヒカリ」23点の出展数やったがよ。
コロナ禍の関係もあって、2年連続ちくと出展数が減ってしもうちゅうがは残念やけんど、こればっかしはしょうがないがやき。
審査における評価項目は、�＼蚓浬邸↓▲織鵐僖�質含有率、��整粒割合、�ぅ妊鵐廛鷯嘆柔�(アルカリ崩壊性)、�コ梓冑兵舛�5点で、各評価項目の配点は昨年まではいずれも「20点」やったけんど、今年からは��19点、��22点、��21点、��20点、��18点っちゅう傾斜配分になったがよ。
評価項目� 銑い砲弔い舛磴◆�既に調査が終了しちょって、評価項目�イ癲�農産物検査員OBにより、ランク付けが行われちゅうがやき。
一昨年も昨年も、米が堅うて溶けにくうて苦労したけんど、今年はやっと普通ばあに溶けてくれる米のようながよ。
さて、表彰についちゃあ今回は、「吟の夢」と「フクヒカリ」の2品種について、それぞれ最優秀賞(県知事賞)1点、優秀賞(酒造組合理事長賞・全農県本部長賞)2点、特別賞(県農振部長賞)1点と、奨励賞(土佐酒振興プラットフォーム会長賞)は「吟の夢」7点、「フクヒカリ」はかなり減っちゅうき無しに決まったがやき。
これまで同様、奨励賞だっけは単純に上位から順番やのうて、審査員らあの推挙がありゃあ、上位に入ってのうたち奨励したい方に与えることができることになっちゅうがよ。
早速、出展されちゅう「吟の夢」79点、「フクヒカリ」23点について、全審査員にて再度外観や数値らあを、チェックさいてもうたがやき。
また、一昨年開発された高知県産の酒造好適米「土佐麗(とさうらら)」も、8点の出展があったがよ。
こちらについちゃあ、まだまだ生産者も作付も少ないけんど、今後につなげたいっちゅうことで、昨年同様上位1点の方だっけに、「奨励賞」を授与することに決まったがやき。
また、「吟の夢」も「フクヒカリ」も、それぞれの賞が、順当に正式決定したがよ。
続いては、来年1月26日(火)に開催予定の「令和3年度高知県酒米品評会表彰式」の内容らあについて、検討されたがやき。
表彰式終了後の懇親会についても、コロナ禍次第じゃああるけんど、今んところ開催するっちゅう方向で決まったがよ。
こうして11時過ぎばあにゃあ、「令和3年度(第6回)高知県酒米品評会審査会」は、無事終了したがやき。
審査員の皆さん、まっことお疲れ様でしたぜよ！
その後は、上東さんが酒米の水分とタンパク質を近赤外分析計にて調べるっちゅうことで、ちくとその様子を見せてもうたがよ。
こういう地道な作業の積み重ねが、土佐酒の品質を支えてくれちゅうがやと、あらためて実感さいてもうたがやき。
上東さん、まっことありがとうございます！
さて、その翌日の12月14日(火)は、18時半から「一旬」さんにて、土佐芸妓の団体設立に向けた準備の懇親会〈第5回〉が開催されたがよ。
ちなみに〈第1回〉は料亭「濱長」さんにて5月に、〈第2回〉は料亭「得月楼」さんにて6月に、〈第3回〉は料亭「濱長」さんにて10月に、〈第4回〉は「得月楼」さんの都合がつかんかって「濱長」さんにて11月に開催されちょって、今回が〈第5回〉で、ちくと場所を変えたっちゅう流れながやき。
さて、今回のメンバーは、「土佐経済同友会」の「人づくり委員会」中田委員長さんと、副委員長であるワシと、「濱長」さんの濱口女将さんと娘の由喜千代さんと、「得月楼」さんの松岡番頭さんっちゅう5人のメンバーやったがやけんど、松岡番頭さんが都合で欠席になったき、4人になったがよ。
「人づくり委員会」じゃあ、中田委員長さんを中心に、全く新しい基本方針を掲げて活動しゆうがやき。
その基本方針は、以下の通りながよ。
「人づくり委員会では、委員会の活性化に繋がるよう『見える化』を図りながら、運営方針にもある『土佐文化の継承人材の育成支援』をテーマとして取り上げる。なかでも高知県ならではのウリになり、かつ今後の継承が危ぶまれている『土佐の伝統文化』について、その種類や歴史等を調査・研究し、現状把握。それぞれの『土佐の伝統文化』が抱えている、『継承人材の育成』についての問題点を炙り出す。その上で、県・市町村にも参画していただき、『土佐の伝統文化』の人づくりを支援する団体の設立を提言できるように努める。このような『土佐の伝統文化』が持続可能となれば、より魅力的な高知県となり、必ずや経済発展にも繋がるものと考える。」
ほんで、これまでの委員会の流れとしちゃあ、以下のとおりながやき。
委員会メンバーの「濱長」女将の濱口さんから、これまで土佐の「おきゃく文化」を支えてきた「土佐芸妓」は、現在「濱長」に1人(女将の娘さん)おるだっけで、いまやその継承は風前の灯火やっちゅうお話があったがよ。
高知県にとっちゃあ、最大のウリの1つやといえるもんは間違いのう、土佐の「おきゃく文化」ながやき、それを支える大きな柱であるはずの「土佐芸妓」に、支援も補助も何ちゃあないっちゅうんは、確かにちくとおかしいがやないかっちゅうて、皆さん感じはじめたがやき。
ほんで、ワシから、近年他県の芸妓組合らあで、消え去りかけちょったもんが復活したっちゅう事例についての資料を皆さんに配らいてもうて、ちくと説明さいてもうたがよ。
どこの事例も、だいたい地元の経済人らあが応援して、減り続けよった地元の芸妓文化を復活さいたっちゅうパターンやったがやき。
ちゅうことで、委員会メンバーみんなあで、全国の事例を調べてこうっちゅうことになって、それらあの報告やまとめらあがあったがよ。
そんな中で、やっぱし「土佐芸妓」の団体を創らにゃあお話にならんっちゅうことで、「得月楼」さんと「濱長」さんに集まってもうて、団体設立に向けた準備の懇親会を、これまでに4回開催したがやき。
これまでの経緯は、だいたいこんな感じながよ。
さてまずは、取りあえずのビールで乾杯し、「前菜」「モツ煮込み」「アジフライ」「燻製枝豆」らあをいただきもって、打ち合わせがスタートしたがやき。
団体の事務局をどうするか、団体名をどうするか、他にも団体の会員になってくれそうな人はおらんか……等々、いろいろ話し合うたがよ。
続いては「鰹のタタキ」と「お造り」が登場したき、こりゃ日本酒やっちゅうことで「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)にて、あらためてみんなあで乾杯したがやき。
このお酒の花のようなフルーティな芳香と、雑味のない綺麗でなめらかな味わいに、女性陣も皆さん、「こりゃあ美味しい！」と大悦びやったがよ。
そっから後は、飲んで食べて飲んで食べて、語り合うたがやき。
「封印酒」をガンガン酌み交わしもって、侃々諤々の議論が交わされ、ワシゃあ中盤ばあから早くも立派な酔っぱらいになっちょったがよ。
普段はあんまり飲まん中田委員長さんも、「鶏皮揚げ」や「トマトサラダ」らあをいただきもって「封印酒」をガンガン飲んで結構な酔っぱらいになっちょって、議論も白熱していったがやき。
21時過ぎばあにゃあお開きとなったようなけんど、ワシゃあちくと記憶がアヤシイがよ。
とにもかくにも、皆さん今回も、まっことありがとうございましたぜよ！
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司牡丹酒造株式会社
