「世の中に新しい創造らあてない。あるがはただ発見ながぜよ。」(アントニ・ガウディ)
いまだに完成せんと建設中の、バルセロナのサグラダ・ファミリアらあの作品で世界的に有名なスペインの建築家、アントニ・ガウディ(1852〜1926)さんの言の葉ながやき。
この言の葉は、人間が創り出したもんで、まったくの無から創り出したもんらあて、この世にゃあ一切ないっちゅうことながよ。
まったくの無から何かを創り出すことらあて、神様しかできんことで、人間にゃあそりゃあ不可能やっちゅうことながやき。
けんど人間は、「発見」することができるがよ。
つまり、自然の中にあるもんや、自身の経験らあから得たもんを使うて、何かと何かを組み合わせたり掛け合わせたりすることで、もっと役に立つもんや、もっと楽しいもんができるっちゅうことを、人間は「発見」することができるっちゅうことながやき。
「何か新しいもんを創造せにゃあいかん!」らあて考えること自体が、あまりにおこがましいがよ。
そんなに力み過ぎんと、肩の力を抜いてリラックスして、鼻歌でも歌いもって、何かと何かを組み合わせたり掛け合わせたりしたらもっと役に立つとか、もっと面白いとか、そんな感じでえいがやき。
そういうことの積み重ねで、世の中は進歩してきたがじゃっちゅうことながぜよ。