「誰かが作った世界に、おまさんが入らにゃあならんっちゅうこたぁないぜよ。」(松井秀喜)
1990年代から2000年代の球界を代表する打者で、日本じゃあ読売ジャイアンツ、米国メジャーリーグじゃあニューヨーク・ヤンキースらあで活躍し、現役引退後はニューヨーク・ヤンキースGM特別アドバイザーを務め、2013年にゃあ国民栄誉賞を受賞したプロ野球選手、松井秀喜(1974〜)さんの言の葉ながやき。
何かの団体に初めて加わって、そん中で話をしたとき、何とのう違和感を感じたこたぁないかよ?
そりゃあ、その団体が作り上げた世界の中に初めて入ったき、ほんで感じた違和感ながよ。
人が集やぁ、何らかの世界が構築されるもんながやき。
そこにおまさんが加わるっちゅうことは、その世界の中に入って、そっからチビチビ自分らしさを出して、その世界に影響を与えていくしかないがよ。
もしくは、団体にゃあ加わるけんど、世界の中にゃあ入らんまんま、その団体の中にもうひとつ自分の世界を構築するかっちゅうことながやき。
おんなじ集団の中におりながら、その世界にゃあ加わらんっちゅうんは、なかなか難しいことながやけんど、松井さんの言の葉のとおり、誰かが作った世界に絶対におまさんが入らにゃあいかんっちゅうこたぁないがぜよ。