「プラトンはワシの友、アリストテレスはワシの友、けんど最大の友は真理ぜよ。」(アイザック・ニュートン)
イングランドの自然哲学者・数学者・物理学者・天文学者・神学者、アイザック・ニュートン(1642〜1727 ※ユリウス暦)さんの言の葉ながやき。
偉大な先人の方々らあを「友」と呼べるばあ、かのニュートンさんは、幼い頃から書物に親しみ、物事の本質を考え抜く習慣を身につけていったっちゅうことながよ。
さらに、そんな偉大な先人をさしおいて、「最大の友は真理」やっちゅうて断言しちゅうがは、もしかしたら偉大な先人の業績にやち長い年月の間にゃあ間違いが見つかるかもしれんがやき、その場合は迷わんと「真理を取る」っちゅう、そんな覚悟が表れちゅうがやき。
「真理」を友と呼べるばあ、物事の本質を考え抜くっちゅうニュートンさんの習慣が、「微分積分法」「プリズムでの分光」「万有引力の法則」っちゅう、後に「ニュートンの三大業績」と呼ばれる偉大な発見を成し遂げさいたっちゅうことながよ。
ちなみに、ニュートンさんがケンブリッジ大学の学生やった時代、ペストが大流行し、大学が閉鎖されてしもうて、ニュートンさんは長期間故郷に戻ることを余儀なくされたがやき。
通常やったら、こりゃあ最悪の出来事やろうけんど、実はこの最悪の出来事が、ニュートンさんにとっちゃあ逆に、忙しい大学生活の雑事から離れ、じっくりと思索を深める大チャンスとなったがよ。
前述の「微分積分法」も、「プリズムでの分光」も、「万有引力の法則」も、後に「ニュートンの三大業績」と呼ばれる偉大な発見の実は全てが、ペスト禍を逃れて故郷の田舎に戻っちょった、この1年半ばあの間に成し遂げられたもんやっちゅうがやき!
いまコロナ禍で、同じような最悪の出来事を体験しゆう方がおるかもしれんけんど、ニュートンさんほどの大発見はできいじゃち、その「最悪」を「最高」