
ちなみに「立春朝搾り」たぁ、立春の日の早朝搾り上がったばっかしの新酒を、その日のうちに飲んでもらおうっちゅう企画で、今年で25年目になるがよ。
ほんで今年は、司牡丹も含めて全国35都道府県43ヶ所の日本酒蔵元で実施され、今年も約27万本(720ml)ばあの新酒がたった1日で出荷されるっちゅうがやき、こりゃスゴイことながやき。
10年以上前あたりからマスコミ各社の記事らあにゃあ、「日本酒が世界一売れる日」っちゅうセンセーショナルなキャッチで紹介されたりしゆうがも、決して大袈裟やないがよ。
ところで、そんな全国の「立春朝搾り」を購入(43蔵どれやちOK)していただいた方だっけの特典として、来る2月12日(土)に先着19名様限定にて、下記のとおりワシがオンライン飲み会を開催さいていただきますきに、是非奮ってお申し込みいただきたいがやき。

●「令和4年『立春朝搾り』をオンラインで楽しむ会」
〈開始〉2022年2月12日(土)18:00
〈終了〉2022年2月12日(土)20:30
〈参加人数〉予約先着20名様(竹村含む)
〈参加条件〉全国43蔵元の中から、いずれかの「立春朝搾り」をご用意ください。(詳しゅうはこちら!https://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=2100 )
〈申込先〉オンライン酒場「酔うちゅう部」(https://youtu-bu.jp )
お申し込み方法は、会費らあは無料やき、まずは「酔うちゅう部」(https://youtu-bu.jp )に会員登録していただき、イベントの画像の部分をクリックし、さらに「飲み会に参加する」ボタンを押しゃあ、これにて参加の予約は完了ながよ。
あとはイベント当日の開催時間になりゃあ、「飲み会をはじめる」ボタンが表示されるき、そちらをクリックすりゃあ参加できるがやき。
尚、注意点は、インターネットエクスプローラーは使えんき、パソコンの場合やったらMicrosoft Edgeを最新版にアップデートしてご使用いただき、スマホのiPhonやったらSafariを、AndroidやったらGoogle Chromeをご使用いただきたいがよ。
……さて、立春たぁ二十四節気のひとつで、初めて春の気配が現れてくる日。
前日の節分に豆まきで邪気を祓うて、新たな気持ちで春の到来を悦び幸福を願う日とされちょって、旧来はこの日がお正月、1年の始まりの日ながやき。

そんな立春の早朝に搾り上がったばっかしのケガレのない純米吟醸生の新酒を、各地の神社にて「無病息災」「家運(社運)向上」、そして今年は特別に「コロナ退散」も祈願するがよ。
ほんじゃき、こぢゃんと縁起がえいっちゅうて全国で大人気で、このお酒の一口めを恵方(今年は北北西)を向いて飲みゃあ、願いが叶うっちゅう現象まで起きゆうっちゅうがやき。
また、この「立春朝搾り」は、例年やったら早朝6時ばあから、県内外の酒販店主の方々らあ70人ばあが司牡丹に集まり、瓶詰めされた新酒に肩ラベルらあを貼る作業が行われるがやけんど、昨年に引き続き今年はコロナ禍での開催やき密を避けるため、この集まっての肩ラベル貼り作業は、全国で中止と決定しちゅうがよ。
ほんじゃき、本来は肩ラベルに記載されちょった「立春朝搾り」っちゅう文字は、昨年同様今年も胴ラベルに記載され、肩ラベルは無しとなっちゅうがやき。
つまり、昨年同様今年も、司牡丹の社員だっけで全ての作業を行わにゃあいかんき、なかなか大変ながよ。
まあけんど、毎年かなりの社員の皆さんが前日の夜中から集合して徹夜やっちゅうんは、実は毎年変わらんがやき、結局いっつも大変なこたぁおんなじながやけんど。
さて、ワシゃあ早朝6時半ばあに会社に到着したがやけんど、ほいたら既に取材の新聞社1社とテレビ局2社の方が到着されちょったがやき。
ちなみに、昨年は結構冷え込んで、今年も昨年同様に冷え込み、気温は0℃ばあやったがやき。
まあけんど、佐川町はこの冬、マイナス5℃もあったき、それと比べりゃあマシな方ながよ。
そんな中、取材陣の皆さんは、まずはラベル貼りと箱詰めの作業らあを撮影されたがやき。
瓶詰めされた「立春朝搾り」に、ラベラー機械を使うてラベルを貼っていき、それをラベルが曲がったりしてないか確認しもって、段ボールに詰めていくがよ。


こうして、今年は過去最高9504本の「司牡丹・立春朝搾り」が完成し、段ボールに詰められたがやき。
さて、そんな作業の合間に、マスコミ取材陣の皆さんを集めて、今年の「司牡丹・立春朝搾り」の商品撮影と、ワシの利き酒コメントの撮影ながよ。



封を切って利き猪口に注ぎゃあ、純米吟醸薄にごり生原酒ならではの、春霞のような薄い霞がかかったお酒やっちゅうことが、ハッキリと分かるがやき。
ほんで利き酒やけんど、利き猪口を持ち上げて、まだ鼻から30cmばあ離れちゅうに、しかもこの冷たい気温の中で、既にフルーティな香りが鼻まで届いたもんやき、この時点で今年の「司牡丹・立春朝搾り」は、素晴らしい出来映えやと確信できたがよ。
さらに、口中で膨らむ香り「含み香」が、蕾がほころんで大輪の花が開いていくみたいに、口中いっぱいに膨らんでいくがやき。
ほんで味わいは、とにかくフレッシュぴちぴちで爽やかな旨味と、生命力あふれる搾りたてならではのホロ苦味が見事に融合しもって膨らみ、後口は流れるようにキレていき、しぼりたての新酒たぁ思えんばあ完成度が高い、美味しいお酒に仕上がっちょったがよ。
使用米は麹米が山田錦、掛米が雄町と山田錦、精米歩合は60%で、アルコール度16.4度、日本酒度+3前後、酸度1.3前後、アミノ酸度0.9前後、酵母は協会1801と熊本酵母と高知酵母(AC-95)。
造りの経過としちゃあ、一昨年と昨年は2年連続で米が硬うて溶けにくうて苦労したけんど、今年は久々に硬うのうてキチンと溶けてくれたき、理想的に発酵し、立春の朝搾るがにほぼピッタリとなったがやき。
とにかく、例年以上にフルーティで華やかな、これぞ純米吟醸薄にごり生原酒の代表っちゅうてえいばあ、香味のバランスも見事なお酒に仕上がっちゅうがよ。
これやったら必ず、お客様に春一番の感動を伝えられるはずじゃと確信したがやき!
さて、7時過ぎばあにゃあ神官さんが到着され、祭壇らあがセッティングされたがよ。


元々は参加者全員で、室町時代から続くと言われちゅう金峰(きんぷう)神社に参拝して、完成した「立春朝搾り」のお祓いをしよったがやけんど、昔ながらの石積みの段が心臓破りばあ続く神社にみんなあで向かうがはちくと危険やっちゅうことで、9年前から神官さんに蔵の方までお越しいただくことになっちゅうがやき。
祭壇も準備バッチリで、7時半過ぎばあにゃあ神官さんの祝詞がスタート。
「招福祈願」「無病息災」「家運向上」「社運向上」「恋愛成就」「コロナ退散」らあの、お祓いを受けたがよ。
タマルかまっこと、これっぱあ縁起がえいお酒が、他にあるろうか?!
無事神事を終えた頃、県内外の酒販店主の皆さんらあがぼちぼち到着されだいて、皆さんの車へのお酒の積み込み作業がスタートしたがやき。
しかし毎年のことやけんど、ズラリと蔵の前に車が行列を成して連なっちゅう姿は、まっこと壮観ながよ!
これからそれぞれの酒販店さんが、それぞれのお客様のお手元まで、春一番の悦びとともに、「立春朝搾り」の祈願酒をお届けするがやき。
皆さん、早朝からまっことお疲れ様です。


くれぐれも運転にゃあ気をつけて、各地に幸せをお届けしとうせよ!
「立春朝搾り」を飲まれた皆さんの、今後1年の招福、無病息災、家運向上、社運向上、恋愛成就、そしてコロナ退散を、心からお祈り申し上げますぜよ!
#立春朝搾り
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社