今回の「社長のアカデミー賞ノミネート」は12名で、その方々が6名ずつ壇上に上がり、小阪先生から1人ずつ紹介とインタビューがあり、賞が贈られたがよ。

そん中で、ワシの感性にビビッと響いた内容をちくとピックアップして、以下にご紹介さいていただきますぜよ。
まず、マルコ水産有限会社の兼田さんは、定置網漁業をされゆうがやけんど、近年魚が減って、水揚げは3割減やっちゅうがやき。
こりゃあ自然が相手なもんやき、人の力じゃあどうにもならんことで、そこ以外の「人の力でどうにかなること」に徹底的にフォーカスして、自身でコントロールできる領域を増やしていったことで、何とか売上を伸ばすことができたっちゅうがよ。
また、宝木石材有限会社の宝木さんは、一生に一度しか顧客にならんと言われる墓石屋でありながら、そんな業界の常識を破り、顧客リストをつくり、その顧客に対して毎月ニューズレターを出し、絆づくりをしていったっちゅうがやき。

これにより、応援してくれるファンのお客様が生まれ、そんなお客様らあからの紹介が増え、このコロナ禍において、営業せいじゃち前年を大きゅう超える売上を達成したっちゅうがよ。
小阪先生は、「宝木さんは、セールステクニックらあ一切使うてないけんど、誠意あふれる丁寧な仕事っちゅうんが、しっかりお客様に伝わることで、お客様の脳の中で墓石に対しての価値が切り替わった!」っちゅうがやき。
さらに小阪先生は、しっかりと絆づくりをしていきゃあ必ず伝わるき、その部分は効率抜きで与えていくことやっちゅうがよ。
その行為はもはやアートであり、アーティストは効率らあて考えんろうがよっちゅうがやき。
次に、有限会社ティナズダイニングの林さんは、ジビエ料理の飲食店ながやけんど、ただ単にジビエ料理を提供するだけやのうて、お客様がまっとまっと楽しゅうなるような切り口で、それらあを提案し続けることで、どんどんサービスが体験型になり、客単価は5000円台やったがが10000円台になったっちゅうがよ。
お陰で、コロナ禍でソーシャルディスタンスを取って入店者数を減らしたち、売上はアップしたっちゅうがやき。
続いて、バーキースの山本さんは、コロナ禍においちゃあ最も厳しい業界ともいえるバーでありながら、お店を開けれん状態の中でも、大切なお客様に対して絆づくりをし続け、つながり続けたっちゅうがよ。

たとえば、「ウーバーキース」っちゅう企画で、お客様のご自宅に料理らあを届けるっちゅうんは、周りの他のバーから見たら、そんな儲けにもならんことを何のためにしゆうがか、全く意味不明やっちゅうがやき。
小阪先生は、「こりゃあ商い全体の『系』が見えてないと分からん!」っちゅうがよ。
さらに、商売を中長期的に見りゃあ、顧客リストが売上の源泉ながやき、「ウーバーキース」を実行に移すことにより、その時点じゃあ赤字かもしれんけんど、「大好きなバーキースが、ここまでやってくれるがや!」っちゅうインパクトが、コロナ禍が去った後のお客様の来店殺到につながったっちゅうがやき。
こういった「系」が見えちゅうかどうかが分かれ目で、山本さんはハッキリと見えちゅうき、未来のお客様の来店を信じて自信を持って行動に移すことができたっちゅうがよ。
「これをやることで、何が動くか?」っちゅうことが見えてない人にゃあ、全く意味が分からんき、見えてない人にゃあ絶対にできんことやっちゅうがやき。
さて、「社長のアカデミー賞ノミネート」者の紹介とインタビューが終わり、いよいよ「社長のアカデミー賞授賞式」ながよ。
まず、入会1年以内の方しか受賞できん、「ルーキーオブザイヤー」は、有限会社大塚製茶の大塚さん!

ウツでダウンしちょった時期もあるっちゅう大塚さんが、この賞を受賞された意味は、まっこと大きいがやき。
おめでとうございます!
続いての、「動機づけ大賞」は、有限会社ティナズダイニングの林さん!
あらためての小阪先生のインタビューで林さんは、「猟師さんらあのお話を聞いて、かつてやったらスルーしちょったような内容らあについても、今はしっかりと価値を受けとれるようになった!」っちゅうがよ。
さらに、「かつて、猟師さんのお話から価値をキャッチできんかった頃は、お客様を見てなかった!」っちゅうがやき。
ほんで、小阪先生から「お客様を動機づけしゆうっちゅう意識はあるかえ?」っちゅう質問に林さんは、「楽しさを大きゅうしていきゆうっちゅう感覚」やっちゅうがよ。

小阪先生は、原価によらん価値の価格がつけられる理由、客単価5000円台を10000円台にできた秘密は、まさにここにあるっちゅうがやき!
林さん、おめでとうございます!
お次の「絆づくり大賞」は、株式会社マルシンフーズの飯沼さん!

難しい食品業界でのBtoBで、お父様に大反対されもっても、食品バイヤーの方々に向けたニューズレターを出し続け、彼らの心を掴み、結果として過去最高の収益を上げたっちゅうんは、まっこと凄いことで、BtoBの鏡ながよ!
「小阪先生は、本質を教えてくださる。間違いないと信じて行動できた。」っちゅう飯沼さんのコメントは、まっことジーンと沁みるがやき。
飯沼さん、おめでとうございます!
続いての「実践大賞」は、有限会社たこ梅の岡田さん!

社員全員で一丸となっての取り組みが、評価されての受賞ながよ。
岡田さんは、「学習する組織〜システム思考で未来を創造する〜」(ピーター・M・センゲ 他2名 英治出版)らあも読まれて経営の参考にされちゅうそうで、まっことここまでできる「おでん屋」さんは、他にゃあおらんがやないろかのう!
岡田さん、おめでとうございます!
お次は、「準グランプリ」で、今年の受賞者は2名の方々ながやき。

宝木石材有限会社の宝木さんと、バーキースの山本さん!
宝木さんについちゃあ、小阪先生から、「その誠意あふれる丁寧な仕事は、マーケティングを超えた!」っちゅうて評されたがよ。
宝木さんも、実は最初は、まさか墓石屋で、小阪先生のいう絆づくりが通用するらあて、信じることができんかったっちゅうがやき。
それが今は、絆のできたお客様から、次々と新規客の紹介があり、営業せいじゃち前年の売上を超えることができたもんやき、周りの同業者からは「お客さんに魔法をかけゆうがか?」っちゅうて驚かれゆうっちゅうがよ。
宝木さんの、「変化球やなしに、王道を歩きゆうっちゅう自覚があるき、毎日が楽しい!」っちゅうコメントは、まさに王道のコメントながやき!
宝木さん、まっことおめでとうございます!
またバーキースの山本さんは、同業者の他のバーは、みんなあコロナ禍で思考停止になってしもうちゅうっちゅうがよ。
たとえコロナが直撃の大阪のバーやったち、たとえ繁華街に人がおらんなったとしたち、たとえ店を閉めざるを得んかったとしたち、お客様のためにできること、やれることはあるがやき、経営はやっていけるっちゅうて、山本さんは胸を張るがやき。
山本さん、まっことおめでとうございます!
さて、いよいよ「社長のアカデミー賞2021グランプリ」の発表ながよ!

「社長のアカデミー賞2021グランプリ」は……「京西陣 菓匠 宗禅」の山本宗禅さん!!

宗禅さんの近年の取り組みは、もはや自社だけやのうて、同業他社までも巻き込んでの大きな取り組みで、小阪先生も「実践会の仲間に、一段上の次の世界を見せてくれゆう!」っちゅうて評されたがやき。
さらに、これまでにない特別なアラレ、二粒で10万円!!っちゅう究極のアラレまで発売され、こりゃあまさに菓子やのうてもはやアートやっちゅうて、小阪先生も驚きを隠せんがよ。
宗禅さんは、匠の技をふんだんに盛り込んで、アラレを世界一のお菓子にするっちゅう域に到達したかったっちゅうて語られたがやき。
さらに小阪先生いわく、これまでモノやのうてヒトにフォーカスせえっちゅうて常々語ってきたけんど、いったんヒトにフォーカスし、そっから突き抜けてあらためてモノにフォーカスすることで、全てのモノがアートになる!…宗禅さんの実践を見て、そんな時代が来つつあることを実感したっちゅうて語られたがよ。
ほんで小阪先生は、桑田佳祐さんの「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」にも、「次の世代に何を渡そうか」っちゅう歌詞があるとおり、ワシらあは次の時代に何が渡せるか、後世に何が残せるかじゃっちゅうて、締め括りに語られたがやき。


こうして、「社長のアカデミー賞カーニバル2021」は、大団円のお開きとなったがよ。
山本宗禅さん!まっことおめでとうございます!
そして、受賞者の皆さん、あらためまして、まっことおめでとうございます!
また、小阪先生、青野さん、スタッフ&ゲストの皆さん、まっことありがとうございました!
また明日から、地道な実践活動に携わる元気を、ワシらあみんなあに足るばあいただきましたこと、心から感謝申し上げますぜよ!
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